今週のお題というものを見つけました。「好きなパン」
パンと言えば、私の母は自宅でパンを焼くタイプの母です。
開始三行、もうお題の答えは見えましたね。
そうですね、母が焼いてくれる焼きたてのパンに敵うものなど世の中にあるはずがありません。
母は祖母の影響で始めたそうで、本人曰く実際のところそこまでパンを焼いたり料理をすること自体が大好きというわけではないそうですが、田舎付き合いのなかで物々交換に使ったり、あまりアクティブな方ではないので自宅で黙々と打ち込めるものとして適した趣味で、いつのまにか続いているというようなことを言っておりました。
誕生日に焼いてくれた自家製コーヒークリーム入りのロールケーキやバターロール、朝食の定番メニューの1つだったピザトースト…
あぁ、懐かしいですね。
私は中学卒業と共に実家を出ているので一緒に住まなくなってもう20年以上になりますが、炬燵付きの食卓で両親や妹たちと食べたあの味、雰囲気がはっきりと思い出されます。
甘めに作って、コーヒーと一緒に楽しむのが好きでしたね。
私のコーヒー好きは完全に母譲りです。
ブラックから甘いものまで、コーヒーであればある程度なんでもOKの緩くテキトーな感じも同じです。
パン懐かしいよね、焼きたてはやはり最高だよねなんて話すと、「ホームベーカリー買いなよ、ラクだよ」と返してくる母。
簡単に言ってくれます。
私も多少は料理をする習慣があるものの、なんとなくパン作りってハードル高い印象ありますよね。
奥が深く、ハマれば面白いものなんだろうなとは思います。
いつか物書きの合間にパンを焼いて、それをコーヒーと共に楽しみながら競馬中継を見る、そんな爺さんになる日が来るかもしれません。