正直すぎる募集が浸透しつつありますYGG。
一次募集の会員先行期間が本日までとなっていますが、人気が予想されている数頭にボーンシストの所見が出ていることがカタログにて公表されて会員をざわつかせましたね。
ボーンシストとは何か。
試しにAI先生に聞いてみました。
ボーンシストの発生原因
発育性整形外科疾患(DOD)の一つ。
栄養摂取や成長速度のアンバランスなどが素因となり、関節内の骨の一部に過度の物理的ストレスが加わることで発生すると考えられています。
遺伝的要因も関連するとされています。
外傷によって起こるという説もあります。
好発部位
走行時に大きな力がかかる関節面の骨に多く見られます。
前肢
球節(きゅうせつ)、繋の指骨間関節、肩関節
後肢
膝関節(特に大腿骨の内側顆)
症状
跛行(はこう)
軽度から中程度の跛行を示すことが多いです。
特に調教を開始すると跛行を示す例が多く、休養により一度良くなっても、運動再開により再び跛行を示すような回帰性の症状が見られます。
関節液の増加(腫れ)
関節の腫れが見られることもあります。
無症状
臨床症状を示さず、レポジトリー検査(購入前のX線検査など)により偶発的に発見されるケースも少なくありません。
診断
主にレントゲン検査により診断されます。
特に尾頭側像や屈曲外内側像でシストが描出されやすいです。
臨床症状を示していない若齢馬のボーンシストでは、時間の経過とともにシストが消失する場合もあれば、拡大して跛行を示すようになる場合もあるため、定期的なレントゲン検査による追跡が重要です。
大腿骨ボーンシストのグレード分類(Santschiらの報告に基づく)
グレード1 (G1)
極わずかな軟骨下骨の窪み
グレード2 (G2)
ドーム状の軟骨下骨の窪み
グレード3 (G3)
ドーム状のX線透過部位を有する嚢胞
グレード4 (G4)
円形・釣鐘状のX線透過部位を有する嚢胞
これらのグレードはあくまでレントゲン画像上の所見に基づくものであり、必ずしも臨床症状(跛行の程度など)と完全に一致するわけではありません。
しかし、大型で明確なボーンシストであるほど跛行を示す可能性が高く、また競走成績に影響を与える可能性も指摘されています。
治療法
ボーンシストの治療法には、以下の種類があります。
内科的保存療法
休養
軽度なものであれば、運動や放牧を中止し、数ヶ月から半年程度の長期休養で改善することが期待できます。
栄養管理
過剰なエネルギー摂取を避け、適切なミネラルバランスの給与を行うことで、早い回復が期待できると言われています。
ステロイド局所注入
シスト内に直接コルチコステロイド製剤を注入する方法です。エコーやX線画像、または関節鏡下で正確な位置に注入します。
外科的治療法
関節鏡手術による掻爬(そうは)術
関節鏡を用いて病変部位の掻爬を行います。
病巣へのスクリュー挿入
シストを固定する方法です。
骨移植
重度な場合や保存療法で改善しない場合に行われることがあります。
予後
予後は、シストの大きさや関節面の損傷の程度によって大きく異なります。
軽度で無症状の場合や、適切な治療によりシストが消失・縮小した場合は、競走馬として活躍できる可能性が高いです。
大腿骨内側顆のボーンシストにおける手術後の復帰率は56~77%とされています。
特に、関節表面の損傷が小さい(15mm以下)場合は術後の出走率が高い(70%)のに対し、損傷が大きい(15mm以上)場合は出走率が低い(30%)という報告もあります。
ボーンシストは若齢馬の競走能力に影響を与える可能性のある疾患であり、早期発見と適切な治療が重要となります。
調べてみた感想
手術までいってしまった場合の復帰率が56~77%とのこと。
試しに浅屈腱炎で調べてみたところ約50~75%と出ました。
勿論単純に数字を比べるものでは無いでしょうけど、あの悪名高き屈腱炎と同じような数字が出ていると思うと怖さが増しますね。
ただ手術までいかないで済めばそれほど休養期間も長くは無さそう。
まぁそれはどんな怪我や病気にも言えることかもしれませんが。
そもそも何も発症しない可能性だってあるわけで、運もありますよねー。
出資に際してはグレードや医師の所見を参考にしつつ、どこまでOKでどこからNGとするか、よく言う表現ですが結局は自己責任で…ということですかね。
募集ラインナップに入れているからにはクラブ的にはリスクよりも活躍への期待の方が現時点では高い、というご判断なんでしょう。
YGGファンとしましては、出資するしないに関わらずクラブのこうしたご判断が良い方にいってくれることを願うばかりです。
YGG民の皆さん申し込み馬は決めましたか?
それとも様子見しつつ二次募集に期待するスタイルですか?
会員先行募集は本日30日23:59まで。
お互い悔いなき選択ができますように!