2021年8月よりサラブレッド生産頭数世界2位*1の競馬大国、オーストラリアにて共有馬主として馬を持つことになりました!
今回は私がオーストラリア共有馬主を始めたきっかけと、これから興味あるなという方へ私が実際に経験した始め方を書いてみたいと思います。
オーストラリアに興味を持ったきっかけ
なぜオーストラリアなのか。
実は私、高校の修学旅行がオーストラリアだったのです。
海外旅行といえばこの時のオーストラリアと中継地だった韓国しか行ったことがなく、元々親近感といいますか、少なくとも悪くはないイメージがあったというのが1つ下地としてあります。
そのなかで1-2年ほど前でしょうか、競馬関連本を拝読させていただきTwitter上で時々挨拶程度ですがやりとりもあったメシ馬さんや治郎丸さんがオーストラリアで馬主を始めたんです。
そういう選択肢もあるんだなと私も興味を持つようになりました。
一口馬主をやっていて本当の馬主さんとの違いというのはよく感じていましたし、馬主という存在にいつかは…という憧れはありましたからね。
そうすると不思議なもので、FacebookやTwitterの方でオーストラリアでの共有馬主に興味を持っていると呟く方が増えてきます。
興味を持つと今までスルーしてたものに気付くようになると言いますからそういうことかもしれませんし、リスグラシューらの活躍で実際に増えていたのかもしれません。
とにかく断片的にですがオーストラリアでの共有についての情報が入ってくるようになりました。
オーストラリアは馬主になるのが日本より気軽!
面白そうだなと興味を持ち始めるとやってみたくなる私。
早速共有について自分でも調べ始めます。
まずオーストラリアでは調教師の先生が自ら馬を買いに行き、自分で買ってきた馬の共有を募集するなんてスタイルが珍しくないことを知ります。
日本人の調教師さんも複数人見えるそうで、日本からこの共有に参加することも勿論可能。
軽く検索するだけでも3件ほど日本人向けにオーストラリアでの共有馬主を募集されているところが引っかかりました。
馬主になるのに日本のような厳しい所得要件をクリアする必要も無く、厳密には日本のような馬主資格という形もなく、馬を買えたらその所有者=馬主、という感覚らしいです。
一応購入者としての登録審査はあるようですが、犯罪歴でもなければ落ちる事はないとのこと。
オーストラリアではなんと250人に1人が馬主なんだそうです!
アメリカでも9500人に1人。
Google先生を駆使して日本版を調べてみますと人口約1.2憶人に対して中央馬主さんは2360人(2016年調べ)なので約5万人に1人、地方馬主さんでも6287人(ちょっと古いですが2006年調べ)なので約1万9千人に1人。
馬主という存在が日本と比べてかなり一般的だということがわかりますね!
………計算、合ってますよね?(^^;
今回はRising Sun Syndicateさんにお世話になることに
敷居が高くないと知るとますます興味が湧いてきます。
じゃあ共有を前向きに検討してみるとして、決めねばならないのはどこで馬を買うか。
前述した日本人向けにオーストラリアの共有を募っていることがわかった3件。
2件は調教師さんが直接募集しているところ。
そしてもう1件が今回お世話になっているRising Sun Syndicateさんでした。
Rising Sun Syndicateとは
Rising Sun(ライジングサン)さんは調教師の先生が直接共有馬を募集している形ではなく、現地調教師の方との間に入って仲介してくださる競走馬シンジケート。
日本で言うオーナーズクラブですね。
現地で騎手、アシスタントトレーナー、レーシングマネージャーとして活躍されてきた日本人3名で設立されたシンジケートで、日本人が運営しているところは現状オーストラリア唯一なんだそうです。
シンジケートというと日本では種牡馬シンジケートをよく聞きますね(ウイポとかでもありますよね)
複数人で種牡馬を所有し持ち株に応じた種付け権を持つ制度(組織?)ですが、オーストラリアでは競走馬の方でもこのシンジケートという呼び名を使う様子。
日本でも言うんですかね?
オーナーズという呼び名しか聞かない気がしますが、一口馬主クラブがやっているものをよく聞くからかもしれません。
実はオーストラリアでの共有に興味を持った当初はより馬主っぽい調教師の先生と直接やりとりするタイプの方に惹かれていたのですが、Twitterで直接やりとりさせていただき色々教えていただいたり、先にオーストラリア共有を始めていた方々に様子を聞かせていただいたり、勿論自分でも色々調べてみて、まずは最初ということで仲介をしてくださる窓口があるシンジケート経由での共有を選びました。
DMでのやりとり中心だったのですが、特に最初の2-3日は本当に1日中くらいの勢いでやりとりさせていただきましたがどの質問にも迅速に、丁寧に、わかりやすく回答してくださり本当に有難かったですね。
この方々がやっているところなら信頼できるなと思える対応でした。
本当にありがとうございます!
そんな神対応のTwitter公式アカウントはこちら
Rising Sun Syndicate🇯🇵 (@RisingSunSynd) / Twitter
記念すべき初共有馬はこちら!
先にSyndicateさんを決めた形になりましたが、オーストラリアですぐに共有できる馬たちを見比べて個人的に一番気に入った仔というのもRising Sun Syndicateさんの仔でした!
嘘じゃありませんよ?笑
その記念すべき私の初共有馬はこの仔です!
www.g1-kurokiri.com
イケメンですよねー。
早期デビューが狙えそうというのも素晴らしいです。
無事共有馬が決まりオーストラリアでの馬主デビューが決まったところで今回はここまでとさせていただき、次回実際の手続きの流れを書いていこうと思います!
2021/09 続編記事更新!
よろしければ見てやってください。
www.g1-kurokiri.com
*1:JRAホームページより。2017年情報。1位アメリカ