team Jの一員としてセリでの落札から関わらせていただいたオーストラリア共有馬パーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント、最新のレポートが届いています。
早速確認してみましょう。
SOUTHERN CRESCENT(サザンクレセント)
2歳 牝馬 デビュー前
Alabama Express x Perfect Diamond
(パーフェクトダイアモンドの21)
アーロン・パーセル厩舎
初めてセリでの馬選びから関わらせていただいた1頭!
3度リーディングサイアーになった名種牡馬リダウツチョイスの後継候補・好調アラバマエクスプレスの初年度産駒!
測尺
23年3月15日(落札直後) 体高158cm、胸囲179cm、管囲20.5cm、馬体重444kg
4月22日 馬体重474kg
6月21日 馬体重477Kg
10月3日 馬体重520kg
24年2月2日 馬体重550kg
24年4月5日 馬体重546㎏
近況レポート 24/3/26
サザンクレセント共有馬主様各位
いつもお世話になっております。
治療の経過に関する報告が遅れて大変申し訳ございません。
前回の報告でもお伝えしましたが、咽頭炎に対しては薬の投与を行なっておりました。
ここまでは薬の効果は十分に得られた、との事で引き続きジャンプアウトに向けて調教を進めておりました。
ところが、今朝ゲート練習を行った際、ゲートでの駐立中に暴れた際に自らの脚で別の脚を蹴って怪我を負ってしまいました。
今後大きな問題になるような怪我ではないため、現在はバンテージを巻いて対処しており獣医に確認も行います。
咽頭炎の事もありましたので、今後は脚元の問題がない事を確認した後で、ジャンプアウトへまでは向かわずに仕切り直すために一旦休養へ出します。
ゲート内での極度に敏感になる性格のため、次回入厩する前にはゲートの再調教をしてから帰厩させる事も検討しております。
近況レポート 24/4/4
いつもお世話になっております。
本馬は先週ゲート練習を行った際に、自らの脚で別の脚を蹴って怪我を負っておりましたが、現在は腫れも引いて特に問題ありません。
引き続き調教を積みながらゲート練習を行いジャンプアウトまで進めることも可能でしたが、咽頭炎やゲートで暴れたことなど心身共にストレスも溜まってきています。
ここで無理をさせて進めるよりも今後の事も考え、ここで一旦仕切り直しを図るため休養へ出すこととなりました。
今後は6週間放牧を行なった後に、ゲートの再調教を行なってから帰厩させる予定で、次回にジャンプアウトからのデビューを目指す予定です。
調教師は本馬の事を高く評価しており、ここで無理やり進めても本馬にとっては良い方向には進まないとの事で休養となっております。
近況レポート 24/4/5
いつもお世話になっております。
本馬は本日パーセル厩舎からベラリンパークへ移動しております。
到着時の馬体重は546kgとなっております。
時間を掛けて成長を待った甲斐もあり、馬体の状態は良く、脂肪が筋肉に変わってとても良い馬体になっております。今後6週間程度放牧を行い、その後ゲートの再調教へ出す予定です。
到着時の動画を添付しましたので、ご覧ください。
今回の入厩ではジャンプアウトまで行けなかったのは残念ではありますが、調教では前向きで良い動きを見せているとの報告です。調教師も大きな期待を掛ける一頭ですので、デビューが今から楽しみです。
https://cdn.prism.horse/media/a59f8b9ba69b4742b492a92d47d0ed81.mp4
近況レポート 24/4/25
いつもお世話になっております。
本馬はベラリンパークで放牧を始めてから約3週間が経っております。
ゲートで暴れて怪我をした箇所も問題なく治癒しております。
良い休養が取れましたので、パーセル調教師とも相談して数週間内に調教を再開する予定です。
調教開始と共にゲートの再調教も行った後に帰厩させる予定です。
本馬の様子を添付しましたので、ご覧ください。
https://cdn.prism.horse/media/23936a70dd5e4459923897d1d1e4501c.mp4
近況レポート 24/5/11
いつもお世話になっております。
本馬はベラリンパークで引き続き放牧を行っております。
ゲートで暴れて怪我をした箇所も問題なく治癒しております。
本日弊社スタッフが本馬の状態確認を行い、状態は良さそうです。
今後は来週ストーウェルで育成施設を持つアンドリュー・ボビン調教師の元へ移動し、そちらで育成を開始すると共に、ゲートの再調教も行う予定になっております。
こちらで数週間乗り込みゲートの再調教が済みましたら、パーセル厩舎へ入厩する事になっております。
本馬の様子を添付しましたので、ご覧ください。
https://cdn.prism.horse/media/554666d992264e98b9813e53f57770dc.mp4
近況レポート 24/5/16
サザンクレセント共有馬主様各位
いつもお世話になっております。
本馬はベラリンパークで引き続き放牧を行っております。
今週中にストーウェルで育成施設を持つアンドリュー・ボビン調教師の元へ移動し、そちらで育成、ゲートの再調教も行う予定になっておりましたが、輸送会社の関係で来週月曜日の移動に変更になりました。
今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。
引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate
クロキリ感想
2022年12月にサララボ代表のジェイさんからお声かけいただいてチームに参加、3月のアデレードセールでの1頭落札を目標に馬選びの段階から関わらせていただいたなかで、無事ご縁があり落札となりましたパーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント。
セリ後はまず疲れをとるためにリフレッシュ放牧でゆっくり過ごし、4月下旬から育成牧場に移動して初期馴致開始。
6月中旬にそのメニューを一通り終えてリフレッシュ放牧を挟み、10月3日、ブラッド・ピアーソン厩舎に入厩して育成再開し馬名も決まり、その後のパーセル厩舎でのメニューも順調にこなしていました。
しかし11月下旬、このままジャンプアウトに向かうか一旦放牧を挟もうかというところで右前の膝に骨棘が発見され放牧へ。
約2ヶ月の療養期間を経て2024年2月に今度こそジャンプアウトを目指そうという方針でパーセル厩舎へ戻ってきましたが、3月に入ると咳をするようになり咽頭炎との診断を受け、4月にはゲート練習中に脚を負傷してしまい、共に重度のものでは無かったようですが一旦仕切り直しということで再度放牧に出ています。
大きな頓挫こそ無いのですが、なかなかスムーズに進んでいきませんね(^^;)
とは言えオーストラリア共有馬に関しては2頭目の共有馬だったホーリーシール20がデビュー前に放牧先で事故のため亡くなってしまうという悲しすぎる出来事があったので、それに比べたらこのくらいのことは頓挫にも入らないくらいの話だよなと感じています。
命があって、何かの後遺症を抱えることもなく成長してきてくれているので万々歳ですよね。
8月で3歳になりますので日本所属だったら少し焦りも出てきてしまう時期かもしれませんが、オーストラリア競馬には未勝利戦のタイムリミットというものがありませんので、そういう心配も無く長い目で見守ることができます。
勿論維持費は普通にかかりますし、単純に早く競馬場で走る姿が見たいなぁという気持ちは当然あります。
昨年9月を最後に共有馬の出走が無い状態が続いていますしね(^^;
ここからは是非何事も無くスムーズに進んでいってくれればと思いますが、しかしとにかく無理しすぎることなく着実に行ってほしいです。
引き続き順調な回復と成長を願いつつ、次回レポートも楽しみに待ちたいと思います!
関連リンク
Rising Sun Syndicate代表川上さんとアーロン・パーセル調教師による本馬の解説動画
youtu.be
血統・配合的な詳しい話はこちら!
sarala6.com
Rising Sun Syndicateさん公開のジェイさんインタビュー動画
youtu.be
Rising Sun Syndicate代表 川上さんの著書はこちら!
オーストラリア競馬のことがよくわかる素晴らしい教科書です!
※画像・動画・コメントはRising Sun Syndicate(https://www.risingsunsyndicate.com/)さん、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。