team Jの一員としてセリでの落札から関わらせていただいたオーストラリア共有馬パーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント、最新のレポートが届いています。
早速確認してみましょう。
SOUTHERN CRESCENT(サザンクレセント)
3歳 牝馬 デビュー前
Alabama Express x Perfect Diamond
(パーフェクトダイアモンドの21)
アーロン・パーセル厩舎
初めてセリでの馬選びから関わらせていただいた1頭!
3度リーディングサイアーになった名種牡馬リダウツチョイスの後継候補・好調アラバマエクスプレスの初年度産駒!
測尺
23年3月15日(落札直後) 体高158cm、胸囲179cm、管囲20.5cm、馬体重444kg
4月22日 馬体重474kg
6月21日 馬体重477Kg
10月3日 馬体重520kg
24年2月2日 馬体重550kg
24年4月5日 馬体重546㎏
近況レポート 24/7/19
サザンクレセント共有馬主様各位
いつもお世話になっております。
本馬はパーセル厩舎での調教は問題なく消化しており、仕上がり状態としては1ヶ月以内にジャンプアウトへの出走が可能な状態です。
しかしながら、ゲート難に関しては改善されつつあるものの、まだまだ克服とまでは至っていないようです。
特に過去に怪我をしたワーナンブール競馬場の練習用ゲートに近付くと過去の経験を思い出すのか、緊張してまた暴れてしまうようです。
競走馬が過去のトラウマから特定の場所やシチュエーションを嫌うことはよくあることです。
これ以上同じ環境で無理して進めていくと、またしても怪我をしてしまうリスクがありますので、ゲート試験に合格するまでは別の環境で調教を進めていきたいと思います。
今後は一度パーセル厩舎から前回同様にボビン厩舎の牧場へ移動させます。
ボビン厩舎でゲートの再教育を行い、そのままジャンプアウトへ出走させてゲート試験合格を目指していきます。
調教そのものは順調に消化しており、身体も絞れて来ております。
調教の動きも良く、乗り手からの評価も高い本馬ですので、ゲート難の克服に向けて慎重に進めていきます。
今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。
引き続きよろしくお願いいたします。
近況レポート 24/7/30
サザンクレセント共有馬主様各位
いつもお世話になっております。
本馬はボビン厩舎のプレイベート調教施設に移動してからも順調に調教を消化しております。
ゲート難についても、やはり以前怪我した際の経験がトラウマとなっていたことが原因のようです。
別のゲート施設での練習では問題なく、ゲート入りと発馬が出来ているようです。
このまま問題がなければ、8月5日にセントアーノー(St Arnaud)競馬場で行われるジャンプアウトに出走し、ゲート試験の合格を目指します。
ジャンプアウトはあくまで軽めの内容で行い、無事に合格した場合はワーナンブールのパーセル厩舎へ戻す予定です。
近況レポート 24/8/2
いつもお世話になっております。
本馬はボビン厩舎のプレイベート調教施設に移動してからも順調に調教を消化しております。
予定通り8月5日にセントアーノー(St Arnaud)競馬場で行われるジャンプアウトに出走し、ゲート試験の合格を目指します。
本馬の様子と報告動画を添付しましたので、ご覧ください。
https://cdn.prism.horse/media/9482435979b144b587594c2dce24fe40.mp4
近況レポート 24/8/4
サザンクレセント共有馬主様各位
いつもお世話になっております。
本馬は予定通り、明日セントアーノー(St Arnaud)競馬場で行われるジャンプアウトのHeat2へ出走いたします。
ジャンプアウト後の報告が届き次第、また詳しく報告いたします。
今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。
引き続きよろしくお願いいたします。
近況レポート 24/8/5
本馬は本日セントアーノー(St Arnaud)競馬場でジャンプアウトを行いました。
Will Gordon騎手を鞍上に迎え、900mのHeat2へ出走し、5頭立ての4番手でジャンプアウトを終えています。
スタートはまずまずで、逃げ馬の後ろに付けました。
少し道中行きたがっているようにも見えましたが、前向きも十分で道中の手応えも良さそうでした。
4コーナーでも手応え十分で、直線に入って馬なりのまま少しずつ加速出来ていました。
直線に入ってギアが入るまでは少しフラフラしている一面もありましたが、終いは騎手が抑えたまま馬なりで流して4番手でジャンプアウトを終えました。
1回目のジャンプアウトでしたが、日々のゲート練習のおかげでゲート内でも大人しく、今回使ったことで引き続き良化できそうです。
上がりが問題なければ今後の数日の様子を見てから2回目のジャンプアウトをパーセル厩舎に移動後に行う事になるかと思います。
ジャンプアウト後の騎手からのコメントを添付しましたので、ご覧ください。
下記のリンクよりリプレイをご覧ください(Racing.com要登録)勝負服(水色の勝負服)
www.racing.com
上記のリンクから視聴できない場合は以下の方法をお試しください。
Racing.comのウェブサイトhttps://www.racing.com/から、Videoの欄をクリックして頂き、Latest Videosを選択、画面中央の項目からJump Outsを選択、St Arnaud Jump Out2を選択。
上記の方法でもご視聴いただけない場合は、どうぞお気軽にお問合せください。
今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。
引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate
https://cdn.prism.horse/media/f2b42b773d4446d2a6bb7f2673438d43.mp4
クロキリ感想
2022年12月にサララボ代表のジェイさんからお声かけいただいてチームに参加、3月のアデレードセールでの1頭落札を目標に馬選びの段階から関わらせていただいたなかで、無事ご縁があり落札となりましたパーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント。
セリ後はまず疲れをとるためにリフレッシュ放牧でゆっくり過ごし、4月下旬から育成牧場に移動して初期馴致開始。
6月中旬にそのメニューを一通り終えてリフレッシュ放牧を挟み、10月3日、ブラッド・ピアーソン厩舎に入厩して育成再開し馬名も決まり、その後のパーセル厩舎でのメニューも順調にこなしていました。
しかし11月下旬、このままジャンプアウトに向かうか一旦放牧を挟もうかというところで右前の膝に骨棘が発見され放牧へ。
約2ヶ月の療養期間を経て2024年2月に今度こそジャンプアウトを目指そうという方針でパーセル厩舎へ戻ってきましたが、3月に入ると咳をするようになり咽頭炎との診断を受け、4月にはゲート練習中に脚を負傷してしまい、共に重度のものでは無かったようですが一旦仕切り直しということで再度放牧。
帰厩してからは負傷したゲートがトラウマのようになってしまったようで、ゲート練習は別のところで行うことになる等ちょっとアクシデントが続いた感がありましたが、8月を迎えて3歳になったばかりのこの時期に、ついにジャンプアウトを走ることができました。
心配されたゲートは前情報を知らなければ注目もしなかっただろうと言うくらいのスムーズな発進。
初のジャンプアウトということでまずは他の馬と一緒に回って帰ってくることを重視した感じで着順は下位でしたが、結果で賞金が出るわけでもありませんし、今回はちゃんとゲートを出てスムーズに回って来れたことがなによりの収穫ですよね。
問題無く完走できて本当に良かったです。
これまでの私の共有馬は初のジャンプアウトのあとは放牧を挟み、その後もう1-2回ジャンプアウトを挟んでデビューしようかという流れでしたが、サザンクレセントは状態が良さそうならこのままもう1回ジャンプアウトを走らせてみようかと検討されています。
次はもう少し強度を上げた走りをさせてみる感じですかね?
その後は一旦放牧でリフレッシュを挟む形かな?
2023年9月以降オーストラリア共有馬のレース出走が無くちょっと寂しい時期が続いていますので、このまま大きなアクシデント無くスムーズに進んでいってくれるよう願っております!
とりあえずお疲れ様サザンクレセント!
関連リンク
Rising Sun Syndicate代表川上さんとアーロン・パーセル調教師による本馬の解説動画
youtu.be
血統・配合的な詳しい話はこちら!
sarala6.com
Rising Sun Syndicateさん公開のジェイさんインタビュー動画
youtu.be
Rising Sun Syndicate代表 川上さんの著書はこちら!
オーストラリア競馬のことがよくわかる素晴らしい教科書です!
※画像・動画・コメントはRising Sun Syndicate(https://www.risingsunsyndicate.com/)さん、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。