一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

豪共有馬サザンクレセント、通算4走目のレースを終える(2025/03/07)

team Jの一員としてセリでの落札から関わらせていただいたオーストラリア共有馬パーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント、通算4走目となるレースを終え最新のレポートが届いています。

早速確認してみましょう。

SOUTHERN CRESCENT(サザンクレセント)

サザンクレセント。2024年9月、ライジングサン・シンジケート様より提供。許可をいただき掲載しております。
サザンクレセント。2025年1月、ライジングサンシンジケート様より提供。許可をいただき掲載しております。


3歳 牝馬 1勝(1-0-0-1-0-2)
Alabama Express x Perfect Diamond
(パーフェクトダイアモンドの21)
アーロン・パーセル厩舎

初めてセリでの馬選びから関わらせていただいた1頭!
3度リーディングサイアーになった名種牡馬リダウツチョイスの後継候補・好調アラバマエクスプレスの初年度産駒!

測尺

23年3月15日(落札直後) 体高158cm、胸囲179cm、管囲20.5cm、馬体重444kg

4月22日 馬体重474kg

10月3日 馬体重520kg

24年4月5日 馬体重546㎏

25/3/7 レース前レポート

第6レース 1400m -Hygain Winners Choice BM64 Handicap,Ballarat
騎手 :L.Meech(リンダ・ミーチ)
発走時刻 16:30(日本時間14:30) 2025/3/7
斤量 56kg
枠番 10
馬場状態 Good4(良~稍重)

サザンクレセント共有馬主様各位

お世話になっております。

本馬は本日バララット競馬場で行われる、第6レース古馬混合BM64 1400m戦へ出走いたします。

取り消しはなく、10頭立ての10枠、斤量は56kgとなっております。
鞍上はデビュー戦で本馬に騎乗し勝利したリンダ・ミーチ騎手が騎乗します。

馬場状態はGood4(良)です。

レースは内枠の2頭、1番Dillinger、3番Maximum Powerが先行争いをし、その後ろに10番Villefranche
7番Star Croupierあたりが付けると想定しています。

本来大外枠は、コーナーまであまり距離がないコース形態を考えると良い枠とは言えませんが、ゲートに問題がある本馬にとって駐立する時間が短いこの枠は本馬にプラスに働く可能性があります。

また外から被されることもないため、現段階の本馬にとっては、折り合いを教えるためにも10枠というのは悪くないことであると思います。

人気は2走前に同クラスで6馬身差で圧勝している1番Dillingerが一番人気、7番Star Croupier、2番Powerbound
4番Salchowと続いていますが人気は拮抗しており入れ替わる可能性は十分にあります。

本馬は単勝8倍前後の同率3番人気に推されており、5頭が一桁のオッズで人気を分け合っています。

休み明け2戦はゲートの出遅れから勝ち負けになっていませんが、前走は後方からでもしっかりと脚を使ってくれたことは評価できます。

依然ゲート出の問題が解消されたとは言えませんが、デビュー戦で騎乗したリンダ騎手が騎乗しますしカントリーの中では大きいコーナーのあるバララットですので、出たなりに良いポジションをキープして長い直線で差し切ってくれることを期待しています。

25/3/7 レース後レポート

サザンクレセント共有馬主様各位

本馬は本日バララット開催の第6レースに出走し、4着となりました。

前走ほどは悪くありませんでしたが、少しスタートで出遅れて後方からの競馬になりました。
ペースが遅かったので馬の後ろにつけながら後方2番手の位置から競馬を進めました。

今日は折り合いを欠く事もなくスムーズに追走できているように見えました。

ペースが遅く前の馬が勝負所で下がってきたので、早めに外に持ち出し直線入り口では大外に持ち出しました。

大外から良い差し脚を見せてくれましたが、直線半ばで少しふわふわして伸びきれない様子もありましたが残り100m再度盛り返して、頭の上げ下げで4着に敗れています。

外枠の競馬でペースの遅いレースで外外を回されて無駄に脚を使ってしまい、終いが甘くなった印象です。
直線でも手前を変えずに、同じ手前でずっと走っており未だに幼い面を見せてました。

今回も僅差で勝てずに残念な結果とはなりましたが、折り合い面は改善されてたのは今後距離を伸ばしていく上では収穫です。
展開が味方しませんでしたが、もう少しペースが流れていれば勝てたレースかも知れません。

前回のレース後のレポートでも報告しましたが、能力は高いですが未だに精神的に幼い部分もありますので、今後競馬を使っていく毎に成長してくれると思っております。

騎手からは馬場はもう少し柔らかい方が良いという話もありましたし、馬がまだまだ精神的に幼い部分が多いので、一度短期放牧に出して5月以降の層が薄く馬場が柔らかいレースを目指すという選択肢もあります。

まずは上がり数日の様子を見てから、今後の予定を決めていきます。

レース後の本馬の様子と騎手、調教師のコメントを添付いたしましたので、ご覧ください。

レースのリプレイは下記リンクからご覧ください。(視聴にはRACING.COM - YOUR RACING CONNECTION要登録)
www.racing.com


上記のリンクから見れない方はログイン後、Racing.comのホームからVideoを選択。
そこからLatest VideoのRece Replay を選択してBallarat race6を選択

レースの結果は下記のリンクをご覧ください。
www.racing.com


今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate

クロキリ感想

2022年12月にサララボ代表のジェイさんからお声かけいただいてチームに参加、3月のアデレードセールでの1頭落札を目標に馬選びの段階から関わらせていただいたなかで、無事ご縁があり落札となりましたパーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント。

セリ後はまず疲れをとるためにリフレッシュ放牧でゆっくり過ごし、23年4月下旬から育成牧場に移動して初期馴致開始。

6月中旬にそのメニューを一通り終えてリフレッシュ放牧を挟み、10月3日、ブラッド・ピアーソン厩舎に入厩して育成再開し馬名も決まり、その後のパーセル厩舎でのメニューも順調にこなしていました。

しかし11月下旬、このままジャンプアウトに向かうか一旦放牧を挟もうかというところで右前の膝に骨棘が発見され放牧へ。

約2ヶ月の療養期間を経て2024年2月に今度こそジャンプアウトを目指そうという方針でパーセル厩舎へ戻ってきましたが、3月に入ると咳をするようになり咽頭炎との診断を受け、4月にはゲート練習中に脚を負傷してしまい、共に重度のものでは無かったようですが一旦仕切り直しということで再度放牧。

帰厩してからは負傷したゲートがトラウマのようになってしまったようで、ゲート練習は別のところで行うことになる等ちょっとアクシデントが続いた感がありましたが、8月を迎えて3歳になった直後、ついにジャンプアウトを走ることができました。

滞りなく初のジャンプアウトを終えると、天候の関係もあり殆ど間を空けず2度目のジャンプアウトへ。

2回のジャンプアウトの状態を見て合わせ技でゲート試験も合格という日本ではありえないであろう申し立てが見事通り、8月26日に3度目のジャンプアウトを挟んで2024年9月16日、待望のデビュー戦を迎え、鞍上リンダ・ミーチ騎手の内を突く素晴らしい騎乗もあり見事にデビュー勝ちを決めています。

長い在厩期間になっていたこともありレース後は放牧へ。
オーストラリアの放牧は日本の外厩放牧と違って本当にゆっくりと休ませるので、12月にアーロン・パーセル厩舎に帰厩してから一か月ちょっとかけて少しずつ立て直しの期間をすごし1月20日、帰厩後初のジャンプアウトへ。

前走から約4ヵ月、久しぶりのレース形式とあってか走ったあと少し息があがってしまったようですが、スタート直後から先頭に立つとそのまま楽な手応えで直線を迎え、先頭のままゴール。
模擬レースではありますが良い走りを見せてくれました。

しかしそこからは実戦を2走していますが、スタートで出遅れて道中もあまりスムーズな展開にはならず、最後良い脚を見せるも…というレースが続いており、結果も8着、7着と苦戦中。

中盤以降の走りに関しては少しずつ良くなっていっている感もあるんですけどね。
内枠からの先行が有利なオーストラリア競馬ということもあり、出遅れが大きな課題になっています。

在厩での3戦目となった今回は通常ならスクラッチ(出走取消)してしまうことも多い外枠を引きましたが、後入れになりゲート内での待ち時間が短くなる点や、変に内で出遅れて包まれてしまうリスクが無いという点が今のサザンクレセントにはむしろ良いだろうというご判断で出走することに。

個人的にもどうせ出遅れるなら内枠に拘る必要ないよなぁと前走くらいから思っていましたので、出走に踏み切ってくれて良かったですね。

結果としても出走して良かったなぁというものになりました。

スタートはしっかり出遅れて最後方からになりましたが、折り合いに関しては早めに前進を開始したこともあってかここ2走より更に良い感じ。

外を回りながらポジションをあげつつ直線に入り、最後は首の上げ下げで2着争いに敗れ4着。

いやー本当に2着とったと思いましたねー!
勢い的には上回っていたと思うのですが、ゴール写真を見るとゼッケンの後ろのラインが3頭分繋がって1本の線に見えるほどの大接戦のなか、明らかにサザンクレセントだけ頭があがっておりました(^^;

2着と4着では賞金が3倍以上違うのでそっちの意味でも勿論相当悔しいですが、しかし近2走と比べるとかなり勝ちを意識できるような、次に向けて期待が高まる結果。

リンダ・ミーチ騎手との相性も良いんですかね?

このあとは少し間を空けるプランもあるようです。
良さげな番組があるなら続戦でも上積みは見せてくれるのでは?と思いますが、サザンクレセントにとってより良いと思われるプランをアーロン・パーセル調教師やRising Sun Syndicateの皆さんが考えてくださると思いますので今後の方針に関しては現場のプロの皆様を信頼してお任せですね。

5月以降というと二ヶ月も先なので、寂しいと言えば寂しいですが…

とりあえずお疲れ様サザンクレセント!ナイスレースでした!
次回のレポートも楽しみに待ちたいと思います!

関連リンク

Rising Sun Syndicate代表川上さんとアーロン・パーセル調教師による本馬の解説動画
youtu.be


血統・配合的な詳しい話はこちら!
sarala6.com

Rising Sun Syndicateさんによるデビュー戦振り返り動画
youtu.be


Rising Sun Syndicate代表 川上さんの著書はこちら!
オーストラリア競馬のことがよくわかる素晴らしい教科書です!

※画像・動画・コメントはRising Sun Syndicate(https://www.risingsunsyndicate.com/)さん、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。