一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

豪共有馬サザンクレセント、通算5戦目のレースを終え放牧へ(2025/03/28)

team Jの一員としてセリでの落札から関わらせていただいたオーストラリア共有馬パーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント、通算5走目となるレースを終えて最新のレポートが届いています。

早速確認してみましょう。

SOUTHERN CRESCENT(サザンクレセント)

サザンクレセント。2024年9月、ライジングサン・シンジケート様より提供。許可をいただき掲載しております。
サザンクレセント。2025年1月、ライジングサンシンジケート様より提供。許可をいただき掲載しております。


3歳 牝馬 1勝(1-0-0-1-0-3)
Alabama Express x Perfect Diamond
(パーフェクトダイアモンドの21)
アーロン・パーセル厩舎

初めてセリでの馬選びから関わらせていただいた1頭!
3度リーディングサイアーになった名種牡馬リダウツチョイスの後継候補・好調アラバマエクスプレスの初年度産駒!

測尺

23年3月15日(落札直後) 体高158cm、胸囲179cm、管囲20.5cm、馬体重444kg

4月22日 馬体重474kg

10月3日 馬体重520kg

24年4月5日 馬体重546㎏

サザンクレセント レース後レポート 25/3/26

サザンクレセント共有馬主様各位

本馬は本日サンダウン開催の第7レースに出走し、11着となりました。

ゲート出は今までのレースの中では一番スムーズで、鞍上は内を見ながら他馬の後ろに付けようと試みましたが、
残念ながら前に馬を置くことができませんでした。

馬の後ろに付けることができず、折り合いもイマイチで常に少しハミを噛んでいる状態でコーナーを向かえました。

3コーナーから4コーナーにかけて常に外を回される形となり、直線では一瞬反応を見せましたが、伸びることはできず、勝ち馬から大きく離された11着でゴールしています。

今回はスタートはとても良かったですが、やや外目の枠を引いていた中でスタートが良かった今日は仇になり厳しい競馬となってしまいました。
またサンダウン競馬場はコーナーが大きく外外を回されると距離を大きくロスするため、今日は難しい展開になり外を回された事も大きく敗戦の要因だと考えています。

交通渋滞にも巻き込まれ、到着予定時刻より1時間近く遅い到着となり、予定よりも長い輸送ともなってしまい、競馬前に馬に十分な時間が与えられず余計な負担がかかる結果となってしまいました。

1600mは初距離であったこと、競馬前、競馬中と全てがチグハグな形となってしまい、どこに敗因を求めるかは難しい結果となってしまいました。

レース前にもお伝えしましたが、前走の走りからもBM64では問題なく通用する能力の本馬ですし、今日のレースで本馬が全ての能力を発揮したとは考えにくいので次走での巻き返しを期待します。

厳しい結果ではありましたが、スタートの向上と、前に馬がいなくても折り合いがそこまで悪くなかったことなど、収穫もありました。

騎手は馬場が硬かった事も敗因にあげており、4月から少しずつ馬場が柔らかくなれば良い走りが出来るだろうとのことです。
騎手もこの馬の能力は評価しておりますし、間違いなく能力がある馬だという評価は変わりません。

まずはレース後の本馬の様子を確認してから次走については調教師と協議いたします。

レース後の本馬の様子と騎手のコメントを添付いたしましたので、ご覧ください。

調教師からのコメントは明日サイドお送りいたします。

レースのリプレイは下記リンクからご覧ください。(視聴にはRACING.COM - YOUR RACING CONNECTION要登録)
www.racing.com


上記のリンクから見れない方はログイン後、Racing.comのホームからVideoを選択。
そこからLatest VideoのRece Replay を選択してSandown race7を選択

レースの結果は下記のリンクをご覧ください。
https://www.racing.com/form/2025-03-26/sportsbet-sandown-hillside/race/7

今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate

近況レポート 25/3/28

サザンクレセント共有馬主様各位

お世話になっております。

調教師からのコメントは以下の通りです

本馬は前走後に少し疲れが見えた事と、この先数週間に最適な番組がないので、2週間ほど短期放牧を行います。

今回は非常に残念な結果になってしまいましたが、持てる能力は間違いなく高い馬だという評価は変わりません。
まだまだ満足のいくレベルではないものの、レース経験を積んだことで休み明け1、2戦目から比べるとスタートや折り合いに少しずつ改善が見られるのは事実ですので、立て直して上を目指していきます。

馬がまだ完成していないのは間違いなく、心身共にまだまだ成長の余地を大きく残しています。
ここで短期放牧を挟み、まだ3歳であり馬場も柔らかくなる6月から7月のVobis対象レースを目標に再調整していきます。

今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。
引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate

アーロン・パーセル調教師コメント

「非常に残念な結果でした。
スタートが上手く切れたことは収穫ですが、ポジションが取れず内の馬から上手く押し出されて厳しい競馬を強いられました。

本来ならここでは十分勝負になる馬なので、こんなところで終わる馬ではないと思っています。
馬場もやはりもう少し柔らかい方が良さそうですし、レース後は少し疲れが見れたので一息入れて冬の3歳末のレース狙いに切り替えたいと思います。」

クロキリ感想

2022年12月にサララボ代表のジェイさんからお声かけいただいてチームに参加、3月のアデレードセールでの1頭落札を目標に馬選びの段階から関わらせていただいたなかで、無事ご縁があり落札となりましたパーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント。

セリ後はまず疲れをとるためにリフレッシュ放牧でゆっくり過ごし、23年4月下旬から育成牧場に移動して初期馴致開始。

6月中旬にそのメニューを一通り終えてリフレッシュ放牧を挟み、10月3日、ブラッド・ピアーソン厩舎に入厩して育成再開し馬名も決まり、その後のパーセル厩舎でのメニューも順調にこなしていましたが11月下旬、このままジャンプアウトに向かうか一旦放牧を挟もうかというところで右前の膝に骨棘が発見され放牧へ。

約2ヶ月の療養期間を経て2024年2月に今度こそジャンプアウトを目指そうという方針でパーセル厩舎へ戻ってきましたが、3月に入ると咳をするようになり咽頭炎との診断を受け、4月にはゲート練習中に脚を負傷してしまい、共に重度のものでは無かったようですが一旦仕切り直しということで再度放牧。

2歳シーズンは少しトラブルの多い1年となってしまいました。

それでも8月を迎えて3歳になると殆ど間をあけず2回のジャンプアウトを経験。

その2回の合わせ技でゲート試験も合格という日本ではありえないであろう申し立てが見事通り、8月26日に3度目のジャンプアウトを挟んで2024年9月16日、待望のデビュー戦を迎え、鞍上リンダ・ミーチ騎手の内を突く素晴らしい騎乗もあり見事にデビュー勝ちを決めています。

レース後は放牧へ出され、ジャンプアウトでこれもまた素晴らしい走りを見せてくれて前走から約4ヵ月、久しぶりの実戦に向かいました。

が…。
スタートで出遅れて道中もあまりスムーズな展開にはならず、最後良い脚を見せるも…というレースが2戦続き、結果も8着、7着と厳しいものに。

中盤以降の走りに関しては少しずつ良くなっていっている感もあるんですけどね。
内枠からの先行が有利なオーストラリア競馬ということもあり、出遅れが大きな課題になっています。


在厩での3戦目となった前走は通常ならスクラッチ(出走取消)してしまうことも多い外枠を引きましたが、後入れになりゲート内での待ち時間が短くなる点や、変に内で出遅れて包まれてしまうリスクが無いという点が今のサザンクレセントにはむしろ良いだろうというご判断で出走することに。

これが読み通りの良い方向に出て、スタートはしっかり出遅れて最後方からになりましたが、折り合いに関しては早めに前進を開始したこともあってかここ2走より更に良い感じ。

外を回りながらポジションをあげつつ直線に入り、最後は2着もあるかという大接戦でしたが首の上げ下げで4着。
写真見ましたが、2着争いの3頭は本当に際どいタイミングで、いやー惜しかったです。

そのレースが在厩3戦目だったこともありレース直後は放牧も示唆されていましたが、サザンクレセント自身の状態が良かったようで在厩4戦目に向かう形に方針転換。

リンダ・ミーチ騎手の継続騎乗で上積みに期待された一戦でしたが…
スタートが決まったという意味では確かに上積みアリと言える内容でしたが、外めの枠であったことが今回はスタートが良かった分マイナスに働いてしまい、展開も味方せずそのまま下位に沈む結果となってしまいました。

まぁ今回は仕方ないですね。
敗因がひとつに絞れないほど色々あったレースということになりましたが、逆に全部リセットして立て直すのに良いタイミングになったという考え方もあるかもしれません。

スタートが向上したというのはかなりポジティブなことですし、オーストラリアはこれから馬場が柔らかくなっていく時期になるそうで(冬に向かって行くと考えるとなんだか逆に硬くなりそうなイメージが個人的にはありますが)、サザンクレセントにとってはそれがポジティブな要素になるだろうとのことですから、放牧あけをまた楽しみに待ちたいと思います。

とりあえずお疲れ様サザンクレセント!!

関連リンク

Rising Sun Syndicate代表川上さんとアーロン・パーセル調教師による本馬の解説動画
youtu.be


血統・配合的な詳しい話はこちら!
sarala6.com

Rising Sun Syndicateさんによるデビュー戦振り返り動画
youtu.be


Rising Sun Syndicate代表 川上さんの著書はこちら!
オーストラリア競馬のことがよくわかる素晴らしい教科書です!

※画像・動画・コメントはRising Sun Syndicate(https://www.risingsunsyndicate.com/)さん、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。