JJ Racingにてセリでの馬選びから落札に関わらせていただいたオーストラリア共有馬ガリヴァントの22ことモアナ(愛称)、最新のレポートが届いています。
早速確認してみましょう。
ガリヴァントの2022(モアナ)
2歳 牝馬 デビュー前
TAGALOA x GALIVANT
(ガリヴァントの2022)
2022年9月30日生まれ
ジャパノズ厩舎 中條大輝調教師
1200mの2歳G1ブルーダイヤモンドS勝ち馬である父タガロアは、ロードカナロアとキャロット所属のハーツクライ産駒ヴァシリーサの仔という日本人にも馴染み深い血統!
母の父は超有名種牡馬ガリレオ!
母の半兄ジ・オファー(本馬の叔父)は3200mのG1シドニーカップ勝ち馬!
測尺
2024年1月頃(落札直後)
体高約160cm、胸囲188cm、管囲20.5cm
2024年5月
馬体重454㎏
遺伝子検査結果(日本語訳)
遺伝子テスト:
1.スピード遺伝子テスト (C:T 中距離):
•モアナは中距離レースに最適であることを示しています。
•最適なレース距離は1200m(6f)から2200m(11f)の間です。
2.距離プラステスト (C:T 長距離):
•モアナは特に1400m(7f)から2200m(11f)の中長距離レースで最適なパフォーマンスを発揮することが示唆されています。
•成長するにつれて、1800mから2200mのレースを目指すことが推奨されます。
3.ダート vs ターフテスト (ターフプロ):
•モアナは芝のレースに強い好みを持っています。
•ダートよりも芝で勝つ確率が3倍高いです。
トレーニングのための洞察:
•早期キャリア: 2歳馬には1400mのレースを目指すことを推奨します。
•後期キャリア: 成長後は1800mから2200mのレースを目指すことを推奨します。
•身体的特性: 同年齢の他の遺伝子タイプの馬と比較して、C:T馬は筋肉量が2%多く、速筋繊維が4.8%多いです。
パフォーマンス統計:
•C:T馬の69%: 最適なレース距離は1200mから2200mです。
•C:T長距離馬の74%: 最適なレース距離は1400m以上です。
結論:
モアナの遺伝的構成は、芝の中距離レースで多才かつ強力なパフォーマーになることを示唆しています。
トレーニングはこれらの距離に焦点を当てて彼女の潜在能力を最大限に引き出すべきです。
中條先生見解
私の見解ですが、スタミナ豊富の母系にスピードがある父系が上手く混ざってくれたのではと思います。
想像通り2歳短距離戦はパスして良さそうです。
ゆっくりと育てあげて2歳後半、または明け3歳戦の1400m前後辺りからのデビューがイメージ出来ました。
しかしあくまでも傾向性の検査結果ですので、情報を参考としながらこれからのモアナの成長と気性面、脚元の丈夫さなど様々な要素をしっかりと見ながら育てて行きたいと思います。
馬名決定!
候補の募集、投票を経て申請されていた馬名がついに決定!
Motion A Nation(モーションアネーション)
となりました。
それぞれの頭を読むとMo A Naで愛称のモアナになるという素晴らしい発想。
これは凄いですよねー。
響きも牝馬っぽくて、早速気に入っております。
カタカナにすると11文字になりますが、日本の9文字以内というのは海外で「アルファベットで18文字以内」と決まっているのをカタカナに落とし込んだ形だとどこかで読んだ記憶があります。
スペース含めて15文字、完璧ですね。
考えた人ホント凄い。
「国を動かすような」活躍に期待したいと思います!
2024/12/18 近況レポート
モアナは本芝コースでスクリーン調教を行い、ハロン18秒程度で走りました。
物見も少なく、難なくこなしてくれました。
ゲート練習も開始しています。
このまま順調に進められるよう、気をつけていきたいと思います。
外側の馬です。
https://cdn.prism.horse/media/19afb9853f9c44e482b105110b18e52d.mp4
2024/12/24 近況レポート
モアナはゲート練習を行いました。
まだ未熟ですが、お利口にこなしてくれました。
動画は最内の馬です。
最近、調教の強度が増して疲れ気味になり、体に限界が近づいていると感じたため、ここで今回のプレパレーションを終了し、成長放牧に出しました。
元々予定していた調教進度よりもかなり早く進んでいましたので、しっかりと疲れを取った後、次回の入厩時にはトライアルやデビューまでいける可能性もありますが、モアナを優先して進めたいと思います。
https://cdn.prism.horse/media/6de4a5fc13d44bfda5d0d5a6b512638c.mp4
クロキリの一言
JJ Racingの一員として馬選びに関わらせていただき、代表のジェイさんと中條先生が1月のマジックミリオンズセールに参加されて見事35000豪ドルで落札となりました私のオーストラリアでの4頭目の共有馬となります牝馬ガリヴァントの22ことモアナ。
8月をすぎて2歳になり、馬名も決まり、順調に調教も進められていますね。
最新のレポートではゲート練習をこなし、ある程度メニューを消化したので一旦リフレッシュ放牧に出されることが発表されました。
あわよくば最初のトライアルまで行かないかななんて思っていましたが、疲れ気味になってきているとのことでしたので仕方ないですね。
オーストラリアはJRAのような未勝利戦のタイムリミットはありませんから、待ち遠しい気持ちも勿論ありますが急ぐことはありません。
無理に進めてしまって怪我したり、調教が嫌になってしまったらそれこそレースに大きな影響が出てしまいますからね。
しっかりリフレッシュしてもらいたいです。
オーストラリアは放牧となればある程度期間をとってしっかり休ませるので、3か月前後くらいは覚悟でしょうか。
戻ってきてからまた状態をあげていく過程もありますから、トライアルにいけたとしてゴールデンウイーク前後くらい?
そこをすぎると寒くなってくるでしょうし、もちろんモアナの仕上がり次第でしょうけどもう少し早めに進めていく可能性もありますかね。
どちらにしてもこのまま大きなアクシデント無く、早くなくてもスムーズにデビューに向かって進んでいってほしいです。
モアナの順調な成長と健康を願いつつ、次回のレポートも楽しみに待ちたいと思います!
関連記事・動画リンク
モアナ関連の他サイトさん記事を3つご紹介します。
私の記事よりずっと詳しいしわかりやすいので是非どうぞ(^^)
①モアナ落札までの流れや落札後の心境等をまとめたサララボ記事はこちら↓
sarala6.com
②共有仲間エムイシさんによる血統分析記事。当ブログで使用しているイラストを作成してくださったのもこの方。多才…!
sarala6.com
③落札後に更新された代表ジェイさんの動画はこちら↓
youtu.be
※画像・動画・コメントは、JAPANOZ(ジャパノズ 乗馬・競馬厩舎)中條大輝調教師のレポート、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。