シルク出資6歳馬でキタサンブラックの初年度産駒インディゴブラック、障害転向後7戦目のレースを終えて最新の近況が公開されました。
早速確認してみましょう。
インディゴブラック

6歳セン馬 中央5勝(平地3勝+障害2勝)
キタサンブラック×カーニバルダクス
(カーニバルダクスの19)
ノーザンファーム産
関西)奥村豊厩舎
キタサンブラック初年度産駒!
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出資馬初の障害競走出走&勝利馬!
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2025.04.23 更新情報
在厩場所
栗東トレセン
奥村豊調教師コメント
「先週末はCWコースで15-15を少し切るくらいのところを行いました。
雰囲気は悪くなかったですし、息遣いなども良好でした。
最終追い切りは23日にCWコースで行い、単走で5ハロン70秒くらいのタイムを出しています。
前走からそれほど間隔が空いている訳では無いですし、精神的に煮詰め過ぎるのも良くないですから、これくらいの時計で十分でしょう。
動きの方も週毎に上向いてきている印象なので、良い仕上がりでレースへ臨めそうですよ。
また、前走は右手前の飛越は安定していたのですが、左手前での飛越は上手く出来なかったため、この中間は左手前での障害練習を入念に行いました。
小坂騎手によると
『かなり窮屈そうに飛んでいた』
との事ですが、課題を1つ1つ潰していくことでミスを減らしていけますし、この練習は必ず実戦で活きてきますからね。
あとはここまで逃げ一辺倒の競馬をしてきたものの、先日の中山グランドジャンプを見ても逃げて勝つことは先々に繋がらないため、今回は無理にでも2,3番手でレースを進めてもらおうと考えています」
2025.04.26 レース結果
4月26日(土) 京都4R 障害オープン (混) ダート3170m 小坂 忠士(61.0kg) 3着 2人気
小坂忠士騎手コメント
「今回は先々のためにも番手に控える競馬をしたいと考えていましたが、ペースが極端に遅くなったところでハナに立つ形となってしまいました。
それでも飛越は前走よりも安定していましたし、前に馬を見ながら進めていた序盤の方が雰囲気は良かったと思えるほどに馬は成長してくれています。
これから先の事を考えても今日のように前に馬を置いて競馬ができた方が望ましいですし、実際に1~2着馬は器用さがあって好位から抜け出すという理想的な競馬でしたからね。
この馬のポテンシャルは非常に高いので、今後もその力を最大限に引き出していきつつ安定感も求めて騎乗していきたいと思います」
クロキリの一言
4歳春までにダートの1900‐2400mで平地3勝を挙げましたがその後伸び悩み、2023年年末にはこの状況を打開すべく去勢手術をうけ、更に6月には障害転向となりましたインディゴブラック。
平地でのスピードと勝負根性を武器に2戦目で勝ち星を挙げると、障害転向後4戦目となった前走12月14日にはオープン競走を初勝利。
平地との通算5勝目となり、私のシルク出資馬最多勝記録を更新し続けてくれています。
前走3月22日のペガサスジャンプSはレース間隔が空いていたことが原因と考えられる不安定さを見せてしまい、障害転向後初の二桁着順を経験。
短期放牧を挟んでリフレッシュし、勝ち星を挙げている京都の3,170で巻き返しを狙いました。
逃げて結果を残しているインディゴブラックですが、先々を考えて今回は「無理にでも2,3番手でレースを進めてもらおうと考えています」とのことでしたが…
相変わらず微妙なスタートを切ると障害を跳ぶごとに少しずつポジションを挙げて3番手へ。
その辺りまでは狙い通りの展開でしたが、ペースが遅かったようでだいぶ序盤のうちに先頭に立ってしまいました。
意図した展開にはなりませんでしたが、飛越は前走と比べるとかなり安心して見ていられるものでしたし、成長を感じられる走りを見せてくれましたね。
3頭の勝負という形で直線に入り3着だったのは少し残念でしたが、8歳の先輩2頭の経験に敗れたといった形だったでしょうか。
こちらももう6歳なんですが、障害馬としてはまだまだ成長途中という印象ですよね。
そんななかでも、平地ではかなり浮き沈みの激しい結果をのこしていたインディゴブラックが障害では7走して優勝2回、3着2回ですから、小坂騎手の「ポテンシャルは非常に高い」というお言葉もリップサービス100%というわけでは無いのでしょう。
この調子で大きなアクシデント無く、順調に経験を積んで成長していってほしいですね。
次走以降も無事と健闘を祈りつつ、全力応援していきたいと思います。
とりあえずお疲れ様インディゴブラック!
ナイスレースでした!!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。