シルクのこの世代唯一の出資馬オリエンタルダンス20ことカンフーダンス、1勝クラスにあがってから苦戦が続き、前走後には蹄にトラブルが発生。療養期間に入り、本日復帰戦でしたが…
早速確認してみましょう。
カンフーダンス
4歳 牝馬 中央1勝
シャンハイボビー×オリエンタルダンス
(オリエンタルダンスの2020)
白老ファーム産
関西)平田修厩舎
この世代の私のシルク抽優馬!
レジェンド武豊騎手が乗ってくださった初の出資馬!
2024.10.31 更新情報
在厩場所
栗東トレセン
平田修調教師コメント
「30日に坂路コースで追い切りを行い、全体が53.4秒でラスト1ハロン12.3秒のタイムをマークしています。
先週はCWコースで長めから時計を出しましたが、そのひと追いでグッと調子が上向いてきましたし、今週の追い切りでは終い2ハロン12.3-12.3と、良いラップでまとめてくれました。
これまでは一本調子なところが目立っていましたが、行きたがるなかでも最後まで気持ちが切れずに走っているので、これがレースで良い方に向いてくれるといいですね。
久々の競馬ですが重苦しくなく、心身ともにフレッシュな状態で復帰させることができるので、古川奈穂騎手には4kg減の斤量を活かして積極的な競馬を心掛けてもらいたいと思っています」
2024.11.02 レース結果
11月2日(土) 福島4R 3歳以上1勝クラス (牝) ダート1150m 古川奈穂(52.0kg) 除外
平田修調教師コメント
「福島競馬場に着いてからも落ち着いており、パドックでも大人しく周回することが出来ていました。
最近のレースでは返し馬を行えていましたから、今日の雰囲気なら問題ないかと思って送り出し、馬場入り直後から走り出しに掛けても落ち着いているように見えたものの、そこから馬が止まらなくなってしまいました。
古川奈穂騎手とも話をしましたが、
『気持ちが昂ってガーッと走ってしまうと言うよりは、普通に走り出してそこから止められなくなってしまう感じでした。
調教にも乗せていただき、止め際が止まりにくいことは感じていたのですが、レースに向けて状態が上がっていただけに、その時よりも気持ちが入って止まらなくなってしまったのかもしれません。
今日は本当に申し訳ありませんでした』
とのことでした。
あのようになってしまっては、もう馬の制御が利きませんし、ジョッキーには本当に申し訳ないことをしたなと思います。
しかし、難しい状況の中でも放馬せず、大きな事故を起こさずに戻ってきてくれたのは本当に良かったです。
まずは戻ってきた馬の状態をよく確認させていただきます」
クロキリの一言
2022年9月25日にデビューし、ダート1200mを3走逃げて4着、2着、2着。
ダート1000mに距離短縮して2走目、通算5走目となった2月18日のレースで今村騎手とのコンビで見事待望の初勝利を挙げたカンフーダンスでしたが、初めて芝に挑戦してみることが発表されていた通算6走目目前に左前に張りが出て、球節部に炎症があるとの診断で療養期間に入りました。
2023年9月2日に迎えた復帰戦で改めて芝のレースに挑戦しましたがタイムオーバーの完敗。
その後ダートに戻して3走するも、3走連続9着以下と苦戦が続いています。
スタートは良くて、自分の形に持ち込めれば…という感じではあるのですが、そう簡単にはいきませんね。
あまり良い状況ではないなか、今度は2月18日のレース後に右前の蹄にトラブルが発生。
幸い重度の骨折等引退がちらつくような重大な問題では無かったものの、複数回の治療後約1ヵ月経ってようやく放牧へ出ることができました。
乗り運動を再開しましたという更新がようやく7月中旬で、そこから約2ヵ月かけて立て直し、9月22日に本州入り。
翌23日、約半年ぶりに しがらきに帰ってきて11月2日、復帰戦に挑みましたが…
仕事だったので映像をみることは出来ていませんが、馬場入り後から制御不能になってしまい、残念ながらレースを走ること無く除外となってしまったようです…
調教では平田先生から手応え良さそうなコメントが出ていましたし、8ヶ月半ぶりのレース。
楽しみにしていたんですけどねー。
こういう出走前にひと悶着あった馬が何とかゲートに収まったらばっちり好走してしまう、なんてケースも結構見るので走れた場合の結果を見たかった気もしてしまいますが、今回はそういうレベルでは無かったようで、残念でした。
馬体に問題なければ続戦ありますかね?
福島遠征でしたし、心身のリフレッシュをはかるために短期放牧でしょうか?
今度こそ復帰戦が見られるよう願いつつ、次回更新を楽しみに待ちたいと思います!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。