シルク出資2歳馬でドゥラメンテのラストクロップ世代産駒エノラの22ことエネルジコ、6月に入り本州入りを果たしゲート試験を合格していますが、最新の近況が更新されました。
早速確認してみましょう。
エネルジコ
2歳牡馬 新馬
ドゥラメンテ×エノラ
(エノラの2022)
ノーザンファーム生産
関東)高柳瑞樹厩舎
2023年リーディングサイヤー・ドゥラメンテの最終世代産駒!
高柳瑞樹厩舎預託馬への出資は、2016年産世代のシルク初出資馬フライトストリーム以来2頭目!
この世代唯一の中央出資馬!
測尺
2023.07.18
馬体重376kg 体高150.0cm 胸囲162.5cm 管囲19.5cm
2023.09.01
馬体重418kg
2023.11.01(空港移動時)
馬体重415kg
2023.12.01
馬体重432kg
2024.05.01
馬体重451kg
2024.06.15(本州移動直前)
馬体重458kg
2024.09.26 更新情報
在厩場所
美浦トレセン
高柳瑞樹調教師コメント
「26日にWコースで併せて追い切りを行いました。
道中はエネルジコが追走する形で進め、直線では内に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。
トモの力が付き切っていないため、普段の仕草から前にモタれて頼りない感じがありますので、追い切りを消化してクタクタすると思っていましたが、気持ちを入れつつ促してスピードに乗せればスーッと加速することが出来ていましたし、最後も余裕を持ってゴールしていますから、良い動きだったと思います。
上がりの息の入りも良かったですし、ゲート試験でこちらに入厩した時よりも体はしっかりしている印象です。
先週末に坂路で時計を出した際も、ハミにモタれるところを見せながらもしっかり加速できていたので、トモの成長という面ではまだ2歳なのでこれからの部分が大きいですし、今のところ順調に調整できています。
どちらかと言うと頭を低くして走るタイプなので、余計にハミにモタれる面が目立ってしまうところはありますが、第4回東京開催でのデビューに向けて、良いバランスで走ることを意識しながら取り組んでいきたいと思います」
2024.10.03 更新情報
在厩場所
美浦トレセン
高柳瑞樹調教師コメント
「3日にWコースで併せて追い切りを行いました。
道中は3頭隊列の2番手から進め、直線では真ん中に進路を取って脚を伸ばすと、先頭を走っていた馬には同入、最後方を走っていた馬には先着する形でゴールしています。
道中は前進気勢に欠けるところがあったので促しながらの追走となったものの、直線ではハミを取って走れていましたし、終いは少し仕掛ける形で乗り手が合図を出すと反応できていましたから、悪くない動きだったのではないかと思います。
ハミに頼りながら走る面は相変わらずですが、6ハロンから84.1秒のラスト1ハロンは11.5秒と先週より時計を詰めることが出来ていますし、追い切り後にクタクタと疲れた様子も見せず、上がりの息遣いも良かったです。
バランス面の改善は必要なものの、現状でもまずまず動けていますから、体の成長に合わせて教えていきたいと思います。
デビュー戦に関しては、第4回東京開催3週目に芝1,800m戦と芝2,000m戦が組まれていますから、それらを目標に調整していく方針です。
ここまで順調に調整することが出来ていますから、この後もトラブルが無いように進めていきたいと思います」
クロキリの感想
この世代のシルク一次募集で1頭入魂の申し込みを行い、無事出資できることになりましたエノラ22改めエネルジコ。
Yearlingでじっくり育成されていましたが1歳10月上旬にノーザンファーム空港へ移動。
馬体重・馬体面の方でグッと成長する時期を待ちながらじっくり育成期間をすごし、6月中旬についに本州入り。
高柳先生からは時間をかけていきそうなコメントが出ていましたが、6月27日にいつのまにかゲート試験を受けていて、無事1発合格を果たしています。
余裕の合格というわけでは無かったようでしたし身体も小さかったので、成長を促しつつじっくり外厩で調整される感じかなと予想していましたがまさにその通りで、夏の間天栄でじっくり育成され、9月19日、いよいよトレセンに帰ってきてデビューに向けて進められています。
許可をいただきここで転載させていただいた部分には記載がありませんが、3日の日に併せて同入だった相手は馬なりながらオープン馬だったようですし、結果がそこと同入だったから凄いというわけでは勿論ありませんが、そのクラスの馬の練習相手をさせてもらえるというだけでも素晴らしいことで、きっと良い経験になっていますよね。
待望のデビュー戦は第4回東京開催3週目を目指すとのこと。
10月19日か20日ということですね。
芝中距離でのデビューというのは少し意外でした。ダートかなと思っていたので。
最初にとりあえず芝を試してみて、その様子次第で検討していこうと言うことでしょうか。
馬体重がそれほど増えてきていないので、ダートではまだパワー不足という判断になった可能性もあるかもしれませんね。
様々な条件で活躍馬を輩出しているドゥラメンテのラストクロップ世代。
色々試しながら合う条件を見つけていただければと思います。
それにしてももう少し遅めのデビューになる可能性も覚悟していたのですが、2歳の秋という良い時期にデビューを迎えられそうで嬉しいですね。
色々なものが噛み合って芝の中距離で早めに勝ち上がるなんてことが起きたら、その後に向けても期待が高まってしまいます。
そこまでは高望みかもしれませんが、私のこの世代唯一の中央出資馬ですから、長く元気に中央で活躍してほしいです。
鞍上は誰になるでしょうか。
菊花賞週になるのでリーディング上位ジョッキーの確保は難しいかもしれませんが、エネルジコに合ったジョッキーと出会えると良いですね。
菊花賞週は妹の結婚式があるので現地観戦は難しいですが、エネルジコの無事と健闘を祈りつつ、デビュー戦を楽しみに待ちたいと思います!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。