一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

【中央競馬】シルク出資馬エネルジコに悲報…残念ながら屈腱炎で療養へ…

菊花賞を制しクラシックホースとなりましたシルク出資馬エネルジコ、残念な情報が発表となりました…

確認してみましょう。

エネルジコ

エネルジコ。2025年10月、クラブ公式ホームページより。許可をいただき掲載しております。

3歳牡馬 中央4勝
ドゥラメンテ×エノラ
(エノラの2022)
ノーザンファーム生産
関東)高柳瑞樹厩舎

2023年リーディングサイヤー・ドゥラメンテの最終世代産駒!
高柳瑞樹厩舎預託馬への出資は、2016年産世代のシルク初出資馬フライトストリーム以来2頭目!
この世代唯一の中央出資馬!
シルク出資7世代目にして初の新馬勝ち!
出資馬初のクラシック制覇!(2025年 菊花賞)

測尺

2023.07.18
馬体重376kg 体高150.0cm 胸囲162.5cm 管囲19.5cm

2024.06.15(本州移動直前)
馬体重458kg

2024.10.20(新馬戦)
馬体重440kg

2025.02.02(セントポーリア賞)
馬体重454㎏

2025.04.26(青葉賞)
馬体重456㎏

2025.07.11
馬体重478kg

2025.10.30 更新情報

在厩場所
美浦トレセン

高柳瑞樹調教師コメント
「先週は改めておめでとうございました。
京都競馬場に到着後の様子は落ち着いていましたが、厩舎装鞍を行った後は、段々と馬に気持ちが乗ってきている様子でした。

体重は12kg減っていて、ジョッキーは追い切りでの感触からその点は特に心配していなかったと話していましたが、まだ肉付きに甘い部分がありますし、理想を言えば一桁台での減少に止めたかった部分はあります。

また、ゲートについてはかなり中で煩くて、レース全体を通して最も課題を残す形となってしまいました。

トレセンで練習はしているのですが、競馬となるとまた雰囲気が異なることもあり危なかったものの、そこはC.ルメール騎手が上手く対応してくれたお陰で、少し出負けをするくらいで済んだのは良かったです。

レース前半は少し掛かっているようにも見える場面があったものの、道中の折り合い自体はしっかりと付いていましたし、良いリズムで走ることが出来ていたと思います。

向正面で外から徐々にポジションを押し上げて行ったのはさすがルメール騎手だなと思いましたし、最後は持ち味のスタミナも活かしてよく勝ち切ってくれました。

ゲートを含めてまだ課題はあるので、厩舎としては今後も取り組んでいかないといけませんが、まずはこうしてGⅠのタイトルを獲ることが出来てホッとしています。

火曜日に美浦トレセンへ戻ってきており、よく状態を確認しましたが、最初は歩様がクタクタしていて全体的に疲れがあるなと言ったくらいでした。

ただ、時間の経過と共に段々と左前裏の張りが強くなり出したことから、獣医師にエコー検査を行ってもらった結果、浅屈腱炎が判明し、全治9ヶ月以上の見舞金の診断が下りました。

念の為に撮った右前脚にはトラブルは見られなかったものの、脚元には難しさがある馬ですし、3,000mを走ったことによるダメージがこうした形で出て来てしまいました。

申し訳ございません。

この後は一旦牧場にお戻しして、しっかりと脚元の療養に努めてもらいたいと思

クロキリの感想

この世代のシルク一次募集で1頭入魂の申し込みを行い、無事出資できることになりましたエノラ22改めエネルジコ。

Yearlingでじっくり育成されていましたが1歳10月上旬にノーザンファーム空港へ移動して、馬体重・馬体面の方でグッと成長する時期を待ちながらじっくり育成期間をすごし、2024年6月中旬に本州入り。
6月27日にゲート試験を1発合格すると夏の間は天栄でじっくり育成され、10月20日の東京芝1800mでデビュー戦を迎えて後方からの差し切りで見事新馬勝ち。

私のシルク出資馬として初めての新馬戦勝ち馬となると、その後もセントポーリア賞、青葉賞を強烈な末脚を武器に連勝。
左前の違和感でダービーは回避することになってしまったものの、復帰戦となった新潟記念では初の古馬相手、初の遠征、約4ヵ月ぶりの実戦という条件ながら勝ち馬シランケドから0.1秒差の2着と大健闘を見せてくれました。

そして満を持して臨んだ菊花賞。
早めから栗東滞在して慎重に調整され、初の右回りに降ったりやんだりの雨のなか、ルメール騎手とともに1番人気で迎えた大舞台。

エネルジコにしてはかなり良いスタートをきると馬群後ろ寄りで折り合い、3コーナー辺りで進出を開始。
いくらルメール騎手のご判断とはいえちょっと早くないだろうかと心配しつつ見ていましたがそのままスムーズに上がっていき、3-4番手で勢いよく直線へ。

そのままグッと加速して先頭に立つと、2着エリキングに0.3秒差をつけて先頭でゴール!

一口9年目にして出資馬のG1初優勝(ドライスタウトでJpn1は優勝経験あり)を果たしてくれました。

現地に見に行ったレースで出資馬が勝ったのも初で、まさに感無量といった心境だったんですが…レース後の更新は残念なものになってしまいました…

屈腱炎ですか…
最近の出資馬でいうとドライスタウトがこれで療養し、復帰直前に再発してそのままファンド解散という残念な結果になってしまった憎き疾患。

高い能力の裏返しとも言いますが、できれば二度と見たくなかった三文字を再び、しかもこんなに早く見ることになってしまいましたね…

しかし誰が悪いというものでは無いので、どうしようも無く気持ちは沈みますが、なってしまったものは仕方ありません。

有馬記念や天皇賞春、海外遠征と夢が膨らんでいたなかでこのようなことになってしまい本当に本当に残念ですが、幸いなのはまだ3歳の秋という点。

完治と立て直しに仮に1年かけたとしてもまだ5歳の早い時期。
復活に期待できる猶予は充分にあるはずです。

厄介なことに再発率の高いものですから期待通りにいかない可能性もまた低くは無いんでしょうけど、もしそうなってしまった場合はクラシックを勝つという実績をしっかりと残してくれたことが意味を持ってくるのではないでしょうか。

ドゥラメンテ産駒は数は少ないとはいえ活躍馬が多いので、種牡馬というのはどうかわかりませんが(もちろんそうなってくれたら嬉しいですが)、何かしらの居場所は用意してもらえるはず。

それは有難いことですよね。
なので菊花賞にチャレンジして勝ち切らせてくれた高柳先生はじめ厩舎関係者の方々、ルメール騎手、クラブに否定的な感情は全くなく、むしろ大感謝しております。

医療技術も進歩しているでしょうし、ここは天下の社台グループを信じるのみ。
復活を信じて、進捗を見守っていきたいと思います。

早くよくなりますように…


※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。