一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

屈腱炎再発で引退…種牡馬として第二の馬生へ。YGG出資馬ドライスタウト最新情報(2024/12/23)

YGG出資馬で私の中央初勝利馬ドライスタウト、2024年1月に屈腱炎の診断を受けてから療養期間に入っていますが、最新の近況が更新されました。

確認してみましょう。

ドライスタウト

ドライスタウト。2023年5月。see_taka_racingさんより提供。許可をいただき掲載しております。シータカさんありがとうございます!!
ドライスタウト。2023年11月YGG公式ホームページより。許可をいただき掲載しております。

5歳 牡馬 6勝
シニスターミニスター×マストバイアイテム
(マストバイアイテムの2019)
関西)牧浦玄徳厩舎
下河辺牧場生産

出資馬初の下河辺牧場さん生産馬!
出資馬初の中央勝利&オープン入り!
初のJpn1制覇&G1出走馬!
出資馬初の中央重賞勝利!

2024/12/23 更新情報

18日の追い切り後に歩様が乱れたため検査を行った所、前回発症時と同じ左前繋部の屈腱炎と診断されました。

レースに向けてペースを上げている段階で再発した事を考えると、改めて休養を行い復帰を目指したとしても再発する可能性は高いと言わざるを得ません。

何とか復活させて、強いドライスタウトの姿をもう一度出資者の皆様にお見せしたいと思い、牧浦厩舎をはじめ関係者一丸となって進めて参りましたので、このような形となってしまい非常に残念ですが、競走成績や年齢を踏まえて次のステップを考えた時に、オファーがあるこのタイミングで無事に引退する事が最善であると判断し、ここで現役続行を断念し競走馬登録を抹消することとなりました。

なお、今後はブリーダーズスタリオンステーションでのスタッドインを予定しております。

自身を超えるような産駒を輩出し、種牡馬として活躍する事を願っています。

このたびの現役引退につきまして、会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。

本馬に出資されている会員の方へは、後日、詳細を記載した引退報をクラブからのメッセージにてご案内いたします。

牧浦調教師コメント

「復帰戦に向けて早めに帰厩させて頂いて、慎重に立ち上げてきましたが、先週水曜日の追い切り後に歩様が悪くなり、翌日に行ったエコー検査で前回と同じ箇所の損傷が確認されました。

無理使いをしていない馬で体はフレッシュなので、脚元さえ問題なければまだまだ活躍が期待出来ると思っていたので、再発してしまい非常に残念です。

せっかくお時間を頂いたのにこのような形になり申し訳ございません。

かなりのポテンシャルを持っている馬だと思いますので今後は種牡馬として良い産駒を出してくれる事に期待したいと思います」

クロキリの一言

2歳時にJpn1全日本2歳優駿を制すなど3勝、3歳シーズンは2戦に終わるもオープン競走で1勝。
4歳になってからはG1 フェブラリーステークスに出走を果たして4着となるなど、故障があったり賞金を積み上げていく過程で勝ち切れなかったりもするなかで10走し、GⅢ武蔵野Sを含む6勝、2着2回、掲示板率100%という成績を残しましたドライスタウト。

2024年1月18日に屈腱炎という診断をうけ、なんとか復活をということで治療・療養期間に入り、今月頭に久しぶりにトレセンへ帰ってきたところだったんですが…残念ながらペースを上げていく過程で屈腱炎を再発。
現役引退ということになりました。

屈腱炎は再発率が高いということで、最初に屈腱炎と診断された時からこういうこともある程度は覚悟していたつもりだったんですが、もう少しでまた競馬場を走る姿が見られるかなと思っていた矢先のタイミング…残念です。


私は2017年に競馬デビュー。
同年に発足したDMMバヌーシーで一口馬主を始め、翌年にはシルクとワラウカド、更にその翌年にはG1とYGGにも入り年間4-6頭ほどの出資を続けていましたが、中央での勝ち星が遠く。

気付けば2021年を迎えていて一口馬主歴4年、90戦を経験して中央での勝ち星無しというなかなか珍しい戦績の持ち主となってしまいました。

連敗数が90に達し、もしかして100に届いてしまうのだろうかと思っていた時に新馬戦を迎えたのがドライスタウトです。

現在もそうですが土日も普通に仕事だったりすることもあり競馬をリアルタイムではあまり観ないので、この時も遅れて動画を再生。
熱発でデビュー戦が一度白紙になっていた経緯もありまた3年以上一口をやっていて中央で勝ったことが無かったのでこの時も期待値は決して高くなく、スマホのボリュームもゼロにしたままの視聴でした。

が、最後の直線で一気にボリュームはマックスに。ちょっと姿勢も正しましたね。

先頭でゴールを駆け抜けた姿を見たあとは本当に手が震えて、Twitter等での有難い祝福のコメントへの返信入力に苦労したのを今でも覚えています。

9月下旬のデビューでしたがドライスタウトは11月のオキザリス賞を挟んで12月のJpn1全日本2歳優駿まで僅か2ヵ月ちょっとの間に3戦し3連勝。
それまで中央未勝利、地方でも1勝がやっとだった私にとっては現実味が無いほどの活躍ぶりで、本当に凄かったですね。

その後もドライスタウトはフェブラリーステークス出走を果たし掲示板に載ったり、武蔵野Sを勝利するなど見事な成績を残してくれましたが、2歳時の物凄い活躍からすると怪我や収得賞金の関係に悩まされ思うように走れなかった印象の方が個人的には強いです。

実際3歳時は2戦、4歳時も5戦しか走れていなくて、5歳時こそ…!と思っていたところでの屈腱炎…本当に本当に残念でした。


今後はブリーダーズスタリオンステーションさんでスタッドイン、種牡馬になれる予定とのこと。

初勝利馬が初種牡馬に。
こんなことなかなか無いですよね。

ブリーダーズスタリオンステーションさんの種牡馬の顔ぶれをみると、リアルスティールやキセキ、サトノダイヤモンド、アルアインなど挙げきれないほどの錚々たる顔ぶれ。ダートだとコパノリッキーの名前が目立ちますね。

このなかに仲間入りできるとは…本当に私の出資馬なのかと疑いたくなるほどの名馬です。
有難いですね。
感謝です。引退は寂しいですが、今これを書いていてもう何に感謝しているのかわからなくなるほど感謝だなぁという気持ちが溢れてきています。


YGGのことですから、クラブゆかりの繁殖のお相手として前向きに検討してくださったり、セリで産駒を積極的に狙ってくれたりするでしょう。
実力を完全には発揮できないまま引退してしまった感のあるドライスタウト、その産駒から父を超える活躍馬が出てくれたら嬉しいですし、もしもその仔に出資できたらもう最高ですよね。

そんな素晴らしい日が来ることを楽しみにしつつ、今後もドライスタウトの健康を願って第二の馬生を見守っていきたいと思います。

とりあえずお疲れ様ドライスタウト!
ありがとうドライスタウト!!

2021年12月、YGG公式ホームページより。許可をいただき掲載しております。
2023年2月、YGG公式ホームページより。許可をいただき掲載しております。
2023年10月、クラブ公式ホームページより。許可をいただき掲載しております。


※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。