YGG出資5歳馬でザファクター産駒、バアゼルザウバーの2019ことディオアステリア、2勝クラス昇級から4走目、小倉での1戦に挑みました。
早速結果を確認してみましょう。
ディオアステリア
5歳 牝馬 中央2勝
ザファクター×バアゼルザウバー
(バアゼルザウバーの2019)
美浦)小野次郎厩舎
市川牧場生産
1年だけ日本で併用されたザファクター産駒!
この世代の出資馬本州入り第1号!&中央デビュー第1号!
出資馬初の芝コースでの勝ち馬!
2024/6/27 更新情報
美浦トレセン近郊の広瀬ステーブルにて放牧中です。
牧場担当者さんコメント
「現在はキャンター3000m程のメニューで調整しています。
右半身に多少の疲れはありますがいつもと同じ所で、すぐに治療が必要という感じではないので、進めて行く中で必要であればショックウェーブを行おうと思っています。
競馬については小野調教師から指示があると思うので、目標が決まればそこに向けて進めて行きます」
2024/7/4 更新情報
4日に美浦・小野厩舎に帰厩しました。
牧場担当者さんコメント
「今日トレセンに帰厩しました。
状態面は問題ないのでどんどん進めて行ってもらえると思います」
2024/7/10 更新情報
美浦・小野厩舎にて調整中です。
この中間は10日にウッドチップコースにて併せ馬で追い切られました。
北内調教助手コメント
「先週の日曜日にウッドチップで半マイル15-15を行っていますが、こちらに戻ってきてから今日が初めての追い切りです。
ウッドチップで、時計は65.9-12.2でした。
競馬の予定が近い2歳馬と併せましたので、向こうに付いて行くだけという形でしたが、手応え的には全然楽でした。
ただ、コーナーは右手前で走って直線に向いて左手前に替えたんですけど、その後にまた右手前に替えたんですよね。
状態が良い時は、直線に向いて手前を替えると、そのまま伸びるような馬なので、まだ腰がパンとしていないのかなと思います。
前走後は左の球節が少しモヤモヤしていたんですが、今の方が状態は良いです」
2024/7/14 更新情報
美浦・小野厩舎にて調整中です。
7月21日(日)小倉10R 九州スポーツ杯 芝1200m戦に特別登録しました。
小野調教師コメント
「戻ってからの状態も良いですし、追い切りの動きも良かったので来週の小倉の特別戦に登録しました。
ジョッキーは(田口)貫太が乗れないそうなので佐々木を予定しています」
2024/7/17 更新情報
美浦・小野厩舎にて調整中です。
この中間は17日にウッドチップコースにて追い切られました。
小野調教師コメント
「ウッドチップで単走で追い切りました。
時計は68.9-53.8-38.5-11.2です。
輸送もあるので単走にしましたが、動きは良かったです。
こちらへ帰ってきてからも凄く順調に来ていますので、得意の小倉に向かいたいと思います。
田口君に乗る馬がいたので、騎手は小沢騎手の予定です。
輸送は今は冷房とか付いているので、向こうで何日か置くよりギリギリの方が良いかなと思いますので、金曜日に出発して土曜日着の予定です」
2024/7/21 レース結果
7月21日(日)小倉10R 九州スポーツ杯 3歳以上2勝クラスに出走し7着でした。
小野調教師コメント
「直前輸送という事もあって重めに作ったんですけど、輸送で減らなかったですね。
走りを見ると体が太かった思います。
申し訳ありません。
内の馬場の悪い所を通った割には最後まで頑張ってくれたんですけど、今日は太め残りが敗因だと思います。
戻ってからの状態を確認して、あとは登録頭数を見ながら番組を検討したいと思います」
小沢騎手コメント
「すみませんでした。
小倉で勝った時がある程度前目に付けて押し切る形の競馬で先行力もありますし、最近は後ろからの競馬で最後までしっかり脚を使えていたので、ある程度どういう競馬でも出来ると思っていましたが、今回は先生と「ある程度前目に付けたいね」と話していたので今日はポジションを取りに行きました。
最後はその分苦しくなってしまったかなと思います。
あとは頭を上げて止めようとする所があったので、もう少し集中力を欠かさずに走れたら、もっと良いところがあるかなと思います。
特に癖もなくゲートもスムーズに行ってくれたので乗りにくいとかは全然なかったです」
2024/7/23 更新情報
7月21日(日)小倉10Rに出走し7着でした。
小野調教師コメント
「今日小倉を出発して、明日美浦に戻る予定です。
到着後の状態を確認してまた報告させて頂きます」
2024/7/24 更新情報
美浦・小野厩舎にて調整中です。
小野調教助手コメント
「今朝4時くらいにこちらに到着しました。
馬体、脚元も特に問題は無さそうです。
1週間くらい厩舎で様子を見て、続けて使うか一度放牧に出すか決める感じになると思います」
クロキリの一言
1勝クラスに上がってからの6走中3走で2着と活躍を見せていたものの、2023年2月25日に挑んだ小倉芝1200で13着と大敗。
レース後の検査で右前橈骨遠位端の骨折が判明し3月に入ってから手術。6ヵ月の見舞金をいただいて療養期間に入りましたディオアステリア。
復帰後は2024年1月13日から3月3日まで小倉1200を4連戦し3着、2着、2着、1着。
療養期間を挟んで7走連続となった1勝クラスの小倉芝1200mで、見事通算2勝目を挙げてくれました。
その後は中山、新潟、函館で1戦ずつ。
中山のレースは8着でしたが5月18日、21歳の若手ジョッキー小林勝太騎手と共に挑んだ新潟での大日岳特別では勝ち馬サトノグレイトから0.3秒差の3着。
しかし良い流れには乗れず6月8日の函館での1戦はスタートや直線でスムーズにいかない場面があり、レース後に骨折が見つかってしまった23年2月以来の二桁着順となっています。
レース後は放牧に出され、当初は新潟を目指すという方針が示されていましたが調子が早めに上向いてきたようで少し予定を早めて小倉へ。
輸送を考慮してやや余裕をもった仕上げにしていたようですが、今回は結果的にこれが裏目に出ることになってしまいました。
7/21出走時の馬体重は490㎏。
6/8だった前走函館でのレース時は478㎏。
ディオアステリアが小倉で通算2勝目を挙げた時の馬体重は492㎏でしたから490という数字自体は重すぎるということはなかったと思いますが、数字に表れない部分での違いなのか、脂肪多めの490㎏と筋肉多めの490㎏という違いがあったのか、それとも前走から短期間で重くなってしまったのが良くなかったのか。
ともかくスタートをポンと出たあとは馬群のなかで少しポジションを下げ、直線に入ったところで一瞬伸びていきそうな気配を見せましたが際立った脚を見せることはできず。
下がりもせず上がってもいかない脚色のまま勝ち馬ミルテンベルクから0.8秒差の7着でゴールとなりました。
まぁとは言え上位3頭くらいまでは勢いも良かったですし今回はやられたなという感じでしたが、5着から8着まではタイム差も無しだったようですし、着順と着差から受ける印象よりは悪くないレースだったんじゃないかなと思います。
キャリア24戦のうち8戦を小倉1200で走っているディオアステリア。
優勝1回・2着4回・3着1回の舞台、相性なのか慣れなのか、流石大崩れしませんね。頼もしい。
残念ながら小倉はこの週が開催最終週でしたので滞在は無く美浦への帰路についたようですが、このまま続戦もあるでしょうか。
今回中京開催が8月10日から9月末までと長いですし愛知県民としてはこっちに来てくれたら嬉しいですが、流石に新潟ですかね?
美浦トレセンからの距離・所要時間は新潟も中京もそこまで変わらない(少し新潟が近い)と聞いたことがありますし、3歳時には実際中京でも1回走っていて全く有り得ないわけではないでしょうから、もし中京なら現地応援も前向きに検討したいですね。
引き続きディオアステリアの健康と健闘を願いつつ、次走以降も全力応援したいと思います。
とりあえずお疲れ様ディオアステリア!
※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。