一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

10日間で6回更新!YGG出資2歳馬トレブランシュ近況(2022/10/15)

YGG中央出資2歳馬トレサンセールの2020ことトレブランシュ、2走目へ向けて最新の近況が更新されていました。
ちょっとアクシデントあったようなんですが、更新が凄いです。

早速近況を確認してみましょう。




トレブランシュ

トレブランシュ。2022年7月。クラブ公式ホームページより。許可をいただき掲載しております。

2歳 牝馬
オルフェーヴル×トレサンセール
(トレサンセールの2020)
美浦)稲垣幸雄厩舎
門別山際牧場生産

出資馬2頭目となるオルフェーヴル産駒!
この世代の中央出資馬本州入り第1号!

2022/10/05 更新情報

美浦・稲垣厩舎にて調整中です。

この中間は5日にウッドチップにて追い切られました。

稲垣調教師コメント

「今日は単走で追い切りました。

半マイル57秒くらいで時計的にはそんなに出していないんですが、気持ちの面をあまり刺激したくないという意図で、半マイル過ぎからペースを上げて行くような形の追い切りにしました。

ペースが上がって行く中で折り合いも徐々について、左右のバランスも問題なく競馬で見せたような左にモタれる面もなかったので、追い切り自体はスムーズにこなせたかなと思います。

体重は昨日時点で競馬の時と同じくらいの429キロで、一度使った事による競馬当日のテンションというのは正直心配ではあるんですが、その辺は今後の状態を見ながら上手くケアして対応して行きたいと思います。

予定通り今週投票させて頂きます」

クラブコメント

10月8日(土)東京3R 2歳未勝利 芝1400m戦に津村明秀騎手騎乗で出走を予定しています。

2022/10/08 臨時更新

午後にトレブランシュの状態に変化があり稲垣調教師より連絡があったため追記となります。

稲垣調教師コメント

「午後からちょっと前脚が、左も右もという感じなんですが、歩様がぎこちないんですね。

獣医に診てもらった所、筋肉の張りが強くて、特に右前の首から肩にかけてと、左の方も首の張りがある感じで、土曜日の競馬が使えるような消炎剤は飲ませたんですが、明日も様子を見て歩様がどう変化をするかを見ないと何とも言えない所です。

跨っての状態も見てみないと分かりませんが今の歩様を見ると競馬は使わない方が良いかなという感じがします。

また明日の状態を見てご連絡致します」

2022/10/06 稲垣調教師コメント

「治療した効果もあってか触診では昨日よりも筋肉痛は和らいでる感じなんですが、歩様検査をしてみると右前が明らかに跛行しているんですね。

それで1時間くらい馬を動かしてみたんですが、動かすと解れてくるのか朝一番に見た時よりも歩様は良くなっているのですが、やっぱり右前に残っているんですね。

そういう状態なので、せっかく権利を取ってここまで待たせて頂いたんですが、万全じゃないという事で回避させて頂きます
申し訳ございません。

この後の状態を見てになりますがこの後も1400は組まれていますし、節的にも恐らく使えると思いますので来週以降で仕切り直したいと思います」

2022/10/06 クラブコメント

今週の出走を予定していましたが、回避することとなりました。

2022/10/09 稲垣調教師コメント

「歩様自体は、動かす前の朝の段階で確認すると速歩だけなんですが、やっぱりまだ右前が明らかに気にしている素振りを見せるんですよね。

昨日今日と人が跨った状態でトータル30分くらい動かしたんですが、10分20分すると気にならなくなるんですよね。

追い切りの後の筋肉の張り自体は治療の効果もあって、ほぼほぼ筋肉痛は取れたんですが、歩様だけが残っている状況なんですね。

獣医にも相談したんですが、もしかすると右の腕節、前膝あたりのシンカンか中筋を痛めている可能性があるんじゃないかという事で、稀に触診やレントゲンで異常が見られなくても歩様に見せる事もあるそうなので、今後は右前膝に絞って治療を行っていこうと思います。

歩様が動かしていると良くなるのに次の日の朝になるとまた悪くなるという所が腑に落ちないんですが、恐らく筋肉系ではない気がしているのでまた原因を探ってみます」

2022/10/10 稲垣調教師コメント

「今日もやはり朝になると歩様が良くないんですが、動かして良化するまでの時間は短縮して良くなってきてはいます。

念のため右前の上の方から下の球節部までレントゲンを撮影しましたが、やはり骨に異常は見られませんでした。

獣医の診断では右前外側の深管に何らかの炎症が起きているんじゃないかという事で痛めている箇所はだいたい特定されてきたので、今日深管も含めて右前全体にショックウェーブを行いました。

状態については良化傾向にはありますが、競馬に向けてのスケジュールについてはこの後の状態を見て判断したいと思います。」

2022/10/12 稲垣調教師コメント

「先日ショックウェーブ治療を行いまして、今日の朝の時点ではまだ少し気にしている感じの歩様でした。

今日は角馬場のメニューで速歩を長めに踏んで、その時点で違和感がほぼ取れたので、角馬場の中で駈歩を3周ほど行いましたが、先週と比較しても一回動いてしまえば気にならなくなっていて、午後も歩様が悪くなる事はなくだいぶスムーズな動きで痛がる様子もありませんでした。

明日も同じようなメニューになると思いますが引き続き乗ってみて、今週末土曜日くらいに追い切りが出来ると良いなとは思っています。

今日の時点ではまだ大丈夫と言い切れる程ではありませんが、良い方向には進んでいますので、あと2日くらい様子を見させて頂ければと思います。

良化はしていますが、今後調教負荷を強めていってどうなるか油断は出来ないかなという所ですね。

1400芝と考えると来週しかありませんので、間に合えばとは思いますが追い切ってみないと何とも言えない所ですね。

乗って歩様が気になるようだと競馬までは難しいかなと思うんですが、今日の時点でだいぶ良化してきてはいるので、あとは週末の追い切りが一つの山になるかと思いますし、競馬に使うとなれば来週もそれなりに追い切りをしないといけないので、一つ一つクリアして行きながらになると思います。

脚の事もあるのでこれまではウッドチップも混ぜていましたが、今後の追い切りは坂路に限定してやって行こうと思います。

テンションについては横ばいですね。

気が抜けてる訳でもないですし、かと言って凄いムキになったりイライラしている訳でもなく平行線ですね。

欲を言えばもう少しリラックスして欲しい所ではあるんですが、まだ緊張が取れないというか、調教になると力が入るような所がありますね。

まずは週末に追い切りがやれるかどうかの見極めになるので、一日一日の判断になると思いますが宜しくお願い致します」

2022/10/15 稲垣調教師コメント

「今日は追い切りが出来そうな状態だったので坂路で追い切り、52.8-38.1-24.6-12.4という時計でした。

ある程度の時計を出してその後の状態がどうなるかという所で、今日は普通の追い切りをやってみたんですが、午後の歩様は、競馬に来ていて直接は見ていませんが送ってもらった動画の歩様を見る限りは先週のようなハコウはなく、良い形で午後も過ごせています。

とりあえず来週の競馬に向けては一つ段階をクリア出来たと思います。

競馬で左に逃げて行くような所を見せましたが、恐らく左トモの弱さから右の口が強くなり対角の右前に負担が出て先週はバランスが崩れて症状が出てしまったんじゃないかと思いますが、今日の追い切りは若干その名残かスタートして2ハロンくらいは右に強めに口を取るような所を見せていましたが、終いの2ハロンくらいはそこが緩和されたというか、修正しながら走り抜く事が出来ていましたし、競馬で見せていた左にササル面は追い切りの中では感じる事なく真っ直ぐしっかり走れていました。

追い切り直後の歩様も乱れる事なく、午後の状態も含めて今日は順調にクリア出来たかなと思います。

この感じであれば来週の競馬を考えられると思います

来週また1本追い切りはやりますが、今日の時計ほどは出さずに動きの確認という形で、右前についてもケアをしながら進めて行きます。

今日の追い切りは自分が跨ったんですが、スタートしてから乗っている感覚的に少し遅く感じたので、3ハロン過ぎくらいからちょっとペースを上げて行って、終いは仕掛けてしっかり伸ばしたんですが、結果的に全体の時計が少し速くなったものの決して無理をした訳ではなく、最後までしっかりハミを取って走り抜けていました。

これくらいの時計で走って歩様が乱れなかったのは良かったです。

来週は終い重点に足並みを揃える程度にする予定です。

最終追いを坂路にするかウッドチップにするかはまた週明けの馬の状態を見て考えて行きます。

来週の東京1400芝に向かう場合は引き続き津村を抑えています。」

クロキリの一言

9月11日にデビューしまして、好走をみせるも惜しい2着。

その後馬房の都合で19日に放牧に出ましたが、短期になりますと言う稲垣先生のお言葉通り22日にはトレセンに帰厩して調整されていましたトレブランシュ。

10月5日に歩様に乱れが出てしまったんですが、そこからの近況更新が上記の通り凄かったですね。

この10日間でこれだけしっかりしたコメントを6回更新。

頓挫があったとなるとやはり不安になりますが、これだけの頻度で状況を報告してくださると、勿論私たちには何もできないわけですが、不安な気持ちがだいぶ和らぎます。

クラブスタッフの方は勿論、対応してくださる厩舎スタッフの方や稲垣先生に感謝ですね。


トレブランシュは今回の件でレースを1回見送った形にはなりましたが、幸い今のところ重症ではないようで、来週にはレースで走ることが出来るだろうという見立てになっているようです。

何かあればこれだけしっかりした対応をしてくださるということが今回で改めてわかりましたから、これからも関係者の皆様を信じて、トレブランシュを全力応援していきたいと思います!

※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。