2歳で早々に勝ち上がり、年末の大舞台ホープフルSへの出走も果たしましたがその後1勝クラスの壁との戦いが続いていますYGG出資馬ホルトバージ。通算14走目、1勝クラスに来てから12走目のレースを終えて最新の近況が更新されました。
早速確認してみましょう。
ホルトバージ
3歳 牡馬 中央1勝
キンシャサノキセキ×プレインズウーマン
(プレインズウーマンの2021)
栗東)寺島良厩舎
谷川牧場生産
谷川牧場さん生産馬への出資は初!
寺島厩舎預託馬への出資は最多の3頭目!
この世代の中央出資馬デビュー1号!
2歳7月の勝ち上がりはこれまでの中央出資馬最速!
測尺
2022年10月17日募集時
体高157.0cm 管囲19.5cm 胸囲168.0cm 馬体重414kg
2023年01月21日
体高160.0cm 管囲20.2cm 胸囲179.0cm 馬体重447kg
2023年04月20日(北海道育成最終)
体高162.0cm 管囲20.2cm 胸囲180.0cm 馬体重459kg
2023年07月16日(新馬戦)
馬体重470kg
2024年07月13日
馬体重:460キロ
2024/7/27 レース結果
7月27日(土)新潟8R 3歳以上1勝クラスに出走し2着でした。
寺島調教師コメント
「良い競馬をしてくれたと思います。
ヒヤシンスステークスの時のメンバーを考えればそれなりにやれるだろうとは思っていましたが良く頑張ってくれたと思います。
スタート後は思ったよりポジションが下がってしまったのであれ?と思ったんですけど、向こう正面で良い所につけて3、4コーナーはスッと上がって来れたので、新潟でなかなかこういう競馬で上位に来れないので内容のある良い競馬だったと思います。
芝でもダートでも勝ちきるまでが中々難しいんですけど、今日の芝の時計は速かったのでダートを使って良かったと思います。
芝の時計勝負になると厳しい所はあるので、その辺は引き続き二刀流の形で良いかなと思います。
ジョッキーは返し馬で少し硬さがあるかなと話していたようですが、芝とダートの感触の違いもありますので戻ってきてからの状態を見て次走はどうするか決めたいと思います」
西塚騎手コメント
「道中は落ち着いていた分、終いに脚を使ってくれましたし、競馬自体は凄く良かったと思います。
ダートもこなせてしまうので、芝とダートどちらが良いかは言い難いですね。
芝なら開催後半の荒れている馬場の方が良いと思いますし、ダートなら今日くらいの乾きめの馬場が良いと思います。
このクラスならどちらでも対応してくれますし、馬自身相手なりに走っているところがあると思うので、このクラスで勝って上のクラスになった時も、同じような競馬になるのかなと思います。
今日は最後まで脚を使えていましたし、唯一後方からの競馬で差して来ていたので、素質の高さや能力の高さは感じます。
申し訳ないです」
クロキリの一言
2歳の2月半ばからハロン15ペースでの調教をこなし、4月末に本州入りし宇治田原優駿ステーブルへ。
6月末にトレセン入りを果たし、入厩3日でゲート試験を受けて無事合格。
その後も順調に進められ7月16日、私のこの世代の中央出資馬第1号としてデビューして7着になり、そこから中1週の7月30日、200m距離延長して挑んだ芝1800で見事勝ち上がりを決めてくれましたホルトバージ。
2歳シーズンは放牧も挟みつつ2歳重賞・新潟2歳ステークス、1勝クラスの紫菊賞、2歳オープンの萩ステークス、G1ホープフルステークスと様々な舞台で芝のレースを走り、年が明けて3歳になると開幕週から早速始動。
京都1800で初ダートにチャレンジして勝ち馬ノットイナフから0.2秒差の2着。ダートでもやれるぞという走りを見せてくれました。
そこからは数戦ダートを走り、途中で芝に戻したりと条件を変えたりもしながらも、全く通用していないというほどでは無いものの勝ち切るほどの決め手も無いという印象のレースが5レース、約半年続く苦戦の時期に。
1勝クラスの壁はこんなに高いのか…と思い始めていましたが、7月13日の前走は3年目西塚騎手とのコンビで小倉の芝2000を走り、中団から馬群のなかを力強く前進する競馬を見せて上述した初ダートの時以来約半年ぶりの馬券圏内である2着という結果を残しています。
レース後は中京開催を目指すと言うことで放牧に出されたようなんですが、そこで状態が悪くないことが確認されたようで方針を一転。中京よりも2週早く始まる新潟開催でもう1走する予定に変更され、とんぼ返りでトレセンへ。
新潟に移動し、3月2日の阪神以来約4ヶ月半ぶりのダートを走りました。
前走連対していましたが、ダートが久しぶりだったこともあってか15頭立ての10番人気。
流石に美味しすぎだろと思っていましたが、その通りしっかり結果で応えてくれましたね。
スタートを切ると、内枠組の中では明らかに1頭だけ行き脚がつかずに置いて行かれるような形に。
一瞬大丈夫かと心配になりましたが、ずるずる下がっていくことは無く先行集団の後ろ付近で落ちついてポジションをキープ。
最終コーナーは外を回って加速していき、直線に入ると最後までしっかり脚を伸ばして2着争いを制しました。
逃げた勝ち馬ダノンピレネーが上りも最速という凄い走りを見せたのでそこには1秒差をつけられましたが、ホルトバージの上りもダノンピレネーに続き2番目。
上り37秒台はこの2頭のみでしたから、ホルトバージもダートに適応し強い競馬をみせてくれましたよね。
西塚騎手のエスコートも前走に続き見事でした。
相性が良いんでしょうか?
次走以降もこのコンビで見たくなるようなレースだったと思います。
少なくともこのクラスでは芝でもダートでもある程度安定して勝負になりそうということで、選択肢を広く考えられるのは良いことですよね。
上に上がったらどうなるかという懸念はあるかもしれませんが、そこが未知数になるのはよほど抜けて強い馬でもない限り皆同じ。
上がってからのことは上がれてから考えれば良いでしょうから、今はこの安定感を素直に喜びたいと思います。
実際短期間のうちに連続2着ということで配当的にも小さくない嬉しい結果。
色々なレースを沢山走ってくれているので忘れそうになりますがまだ3歳ですしね。
ホルトバージの健康とますますの成長に期待して、次走以降も楽しみに全力応援していきたいと思います。
とりあえずお疲れ様ホルトバージ!
ナイスレースでした!
※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。