一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

【海外競馬】オーストラリア共有馬モアナ、デビュー戦を終える(2025/10/25)

JJ Racingにてセリでの馬選びから落札に関わらせていただいたオーストラリア共有馬ガリヴァントの22ことモアナ(愛称)、デビュー戦を無事終えました。

レース映像の転載等はできないのですが、簡単に振り返っておこうと思います。

Motion A Nation(モアナ)

イラストはエムイシさん!ありがとうございます!!

3歳 牝馬 未勝利(0-0-1-0-0-0)
TAGALOA x GALIVANT
(ガリヴァントの2022)
2022年9月30日生まれ
ジャパノズ厩舎 中條大輝調教師
→Stephen Lee調教師

1200mの2歳G1ブルーダイヤモンドS勝ち馬である父タガロアは、ロードカナロアとキャロット所属のハーツクライ産駒ヴァシリーサの仔という日本人にも馴染み深い血統!
母の父は超有名種牡馬ガリレオ!
母の半兄ジ・オファー(本馬の叔父)は3200mのG1シドニーカップ勝ち馬!

測尺

2024年1月頃(落札直後) 
体高約160cm、胸囲188cm、管囲20.5cm

2024年5月
馬体重454㎏

遺伝子検査結果(日本語訳)

遺伝子テスト:
1.スピード遺伝子テスト (C:T 中距離):
 •モアナは中距離レースに最適であることを示しています。
 •最適なレース距離は1200m(6f)から2200m(11f)の間です。

2.距離プラステスト (C:T 長距離):
 •モアナは特に1400m(7f)から2200m(11f)の中長距離レースで最適なパフォーマンスを発揮することが示唆されています。
 •成長するにつれて、1800mから2200mのレースを目指すことが推奨されます。

3.ダート vs ターフテスト (ターフプロ):
 •モアナは芝のレースに強い好みを持っています。
 •ダートよりも芝で勝つ確率が3倍高いです。

トレーニングのための洞察:
 •早期キャリア: 2歳馬には1400mのレースを目指すことを推奨します。
 •後期キャリア: 成長後は1800mから2200mのレースを目指すことを推奨します。
 •身体的特性: 同年齢の他の遺伝子タイプの馬と比較して、C:T馬は筋肉量が2%多く、速筋繊維が4.8%多いです。

パフォーマンス統計:
 •C:T馬の69%: 最適なレース距離は1200mから2200mです。
 •C:T長距離馬の74%: 最適なレース距離は1400m以上です。

結論:
モアナの遺伝的構成は、芝の中距離レースで多才かつ強力なパフォーマーになることを示唆しています。

トレーニングはこれらの距離に焦点を当てて彼女の潜在能力を最大限に引き出すべきです。

中條先生見解

私の見解ですが、スタミナ豊富の母系にスピードがある父系が上手く混ざってくれたのではと思います。
想像通り2歳短距離戦はパスして良さそうです。

ゆっくりと育てあげて2歳後半、または明け3歳戦の1400m前後辺りからのデビューがイメージ出来ました。

しかしあくまでも傾向性の検査結果ですので、情報を参考としながらこれからのモアナの成長と気性面、脚元の丈夫さなど様々な要素をしっかりと見ながら育てて行きたいと思います。

馬名決定!

候補の募集、投票を経て申請されていた馬名がついに決定!
Motion A Nation(モーションアネーション)
となりました。

それぞれの頭を読むとMo A Naで愛称のモアナになるという素晴らしい発想。
これは凄いですよねー。
響きも牝馬っぽくて、早速気に入っております。

カタカナにすると11文字になりますが、日本の9文字以内というのは海外で「アルファベットで18文字以内」と決まっているのをカタカナに落とし込んだ形だとどこかで読んだ記憶があります。

スペース含めて15文字、完璧ですね。
考えた人ホント凄い。

「国を動かすような」活躍に期待したいと思います!

デビュー戦を終えてクロキリの一言

JJ Racingの一員として馬選びに関わらせていただき、代表のジェイさんと中條先生が1月のマジックミリオンズセールに参加されて見事35000豪ドルで落札となりました私のオーストラリアでの4頭目の共有馬となります牝馬ガリヴァントの22ことモアナ。

2歳シーズンは馬名が決まったあとゲート練習など調教を進められたり、成長を促したり疲れをとるために放牧に出されたりしながらすごし、8月を迎え3歳に。

紆余曲折ありながらも10月になってついにデビュー戦を走ることになりました。

上述した遺伝子検査の結果でも現場の判断でも少し短いだろうと予想された1000mでのデビュー。
頭数的には6頭と少なめになりましたがモアナ以外は既走馬ばかり(オーストラリア競馬には日本のような新馬ばかりを集めたレースは無い)で、ここでいきなり勝ち負けというのは難しいであろうという見立てのなか出走しましたが…結果的には今後に向けて期待が高まるものになりましたね。

スタートは早くは無く馬群後方から。
大きく離されることはなく追走していきましたが、短距離と言うこともあり他の馬達もスピードに乗って道中進んでいて、特別ポジションをあげていくということもできないまま直線へ。しかしここからが良かったです。

直線に入ってしばらくは前の馬と進路が被っている感じでしたが、進路を確保すると全体がラストスパートをかけていくなかでも目立つほどの末脚を披露。
1つ2つと着順をあげていき、最後は綺麗に抜け出し最後は流し気味だった勝ち馬にこそ1馬身半ほど離されましたが、2着馬とは僅差で3番手でゴールしました。

先行馬が基本有利のオーストラリア競馬で、ベストな距離はもう少し長いであろうと言われているなかでのこの走り。
いやー良かったですね!

初勝利も遠くないのではと思える走りでした。
馬体に問題が無ければこのまま続戦でもう1ついく予定とのこと。

勝利に向けて、次走もまた全力応援していきたいと思います。

とりあえずお疲れ様モアナ!
ナイスレースでした!!

関連記事・動画リンク

モアナ関連の他サイトさん記事をご紹介します。
私の記事よりずっと詳しいしわかりやすいので是非どうぞ(^^)

①モアナ落札までの流れや落札後の心境等をまとめたサララボ記事はこちら↓
sarala6.com

②共有仲間エムイシさんによる血統分析記事。当ブログで使用しているイラストを作成してくださったのもこの方。多才…!
sarala6.com

③落札後に更新された代表ジェイさんの動画はこちら↓
youtu.be

④サララボさんによるデビュー戦の振り返り記事はこちら↓
sarala6.com


※画像・動画・コメントは、JAPANOZ(ジャパノズ 乗馬・競馬厩舎)中條大輝調教師やStephen Lee調教師のレポート、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。