青葉賞を勝ちダービー出走権を得ましたが、残念ながらコンディションが整わず回避となりましたシルク出資3歳馬エネルジコ。
菊花賞を終えて最新のコメント更新がありました。
早速確認してみましょう!
エネルジコ

3歳牡馬 中央4勝
ドゥラメンテ×エノラ
(エノラの2022)
ノーザンファーム生産
関東)高柳瑞樹厩舎
2023年リーディングサイヤー・ドゥラメンテの最終世代産駒!
高柳瑞樹厩舎預託馬への出資は、2016年産世代のシルク初出資馬フライトストリーム以来2頭目!
この世代唯一の中央出資馬!
シルク出資7世代目にして初の新馬勝ち!
出資馬初のクラシック制覇!(2025年 菊花賞)
測尺
2023.07.18
馬体重376kg 体高150.0cm 胸囲162.5cm 管囲19.5cm
2024.06.15(本州移動直前)
馬体重458kg
2024.10.20(新馬戦)
馬体重440kg
2025.02.02(セントポーリア賞)
馬体重454㎏
2025.04.26(青葉賞)
馬体重456㎏
2025.07.11
馬体重478kg
2025.10.26 レース結果
10月26日(日) 京都11R 菊花賞G1 芝3000m C.ルメール(57.0kg) 1着 1人気
C.ルメール騎手コメント
「おめでとうございます。
体重は減っていましたが、追い切りに乗って状態の良さは感じていましたし、特に心配はしていませんでした。
ゲートの中ではかなりエキサイトしていて大変でしたが、スタートはそこまで悪くなかったです。
二の脚はあまり速くなかったものの、3,000mと長丁場で馬にプレッシャーを掛けたくなかったので、じっくりと進めました。
馬はリラックスして走れていたものの、最初のスタンド前を通過する際のポジションはあまり良くなかったですね。
それでも、向正面に入ったところで外への進路が開いたため、そちらに切り替えて徐々に位置を上げていきました。
その後も折り合いに問題は無く、息は入っていましたし、勝負どころでの手応えも良かったです。
直線に向いてからはいつも通り加速してくれましたし、スタミナがある馬なので、先頭に立ってからもこのまま押し切れると思っていました。
湿った馬場も問題なくこなしてくれましたし、長い距離も合っていますね」
クロキリの感想
この世代のシルク一次募集で1頭入魂の申し込みを行い、無事出資できることになりましたエノラ22改めエネルジコ。
Yearlingでじっくり育成されていましたが1歳10月上旬にノーザンファーム空港へ移動して、馬体重・馬体面の方でグッと成長する時期を待ちながらじっくり育成期間をすごし、2024年6月中旬に本州入り。
6月27日にはゲート試験を1発合格しました。
それから夏の間は天栄でじっくり育成され、10月20日の東京芝1800mでデビュー戦を迎えると後方からの差し切りで見事デビュー勝ち。
私のシルク出資馬として初めての新馬戦勝ち馬となると、その後もセントポーリア賞、青葉賞を強烈な末脚を武器に連勝。
派手なレースぶりで非常に注目度の高い1頭になっています。
が、
快勝の反動は少し大きかったようで、青葉賞直後に左前に違和感が出たあとは右前にも硬さが。
共に検査でハッキリとしたトラブルは見つからなかったとのことですが、ダービー出走は残念ながら見送ることになってしまいました。
その後は放牧期間を挟み初の古馬相手、初の遠征、約4ヵ月ぶりの実戦という条件で新潟記念を走って勝ち馬シランケドから0.1秒差の2着。
そこまでの3戦のような派手なレースは見られませんでしたがよく頑張ってくれて、レース後菊花賞に向かうことが発表されました。
レース前にはまだまだ成長途中であることをうかがわせるコメントも多く出ていましたが、エネルジコと高柳先生のコンビはこれまでも「順風満帆!」みたいなコメントは殆ど出ていなかったのでそれが通常運行。
むしろこの中間はこれまでで1番順調に進められている感じすらありましたね。
そんななか迎えた菊花賞当日。
マイナス12kgの馬体重が発表されると若干会場がザワついた感じがありましたが、青葉賞から新潟記念の間にプラス12kgになってきましたので、元に戻った形。
とはいえ初の右回りに降ったりやんだりの雨、パドックでは下に何か落ちているのか長いこと下を向いて歩いていて、1番人気に推していただけていたものの不安もいっぱいのなかスタートしたレースでしたが…いやーやってくれましたね!
エネルジコにしてはかなり良いスタートをきると馬群後ろ寄りで折り合い、3コーナー辺りで進出を開始。
いくらルメール騎手のご判断とはいえちょっと早くないだろうかと心配しつつ見ていましたがそのままスムーズに上がっていき、3-4番手で勢いよく直線へ。
そのままグッと加速して先頭に立ったところ、興奮しましたねー。
レースを観ていた場所が直線の始まり付近だったため、そこからの角度だと直線半ばではエリキングらにかなり迫られているように見えたんですが、あとでJRA-VANで確認したところ現地で観ていた感覚よりもしっかりリードを確保していましたね。
一口9年目にして出資馬のG1初優勝(ドライスタウトでJpn1は優勝経験あり)、現地に見に行ったレースで出資馬が勝ったのも初。それも私の競馬デビューの地である京都競馬場で…。
中央初優勝までに4年間かけて90連敗していて、私のことを「連敗の人」として認知していただいている方もおられると思いますが、そこからドライスタウトと出会い、ホルトバージ、インディゴブラック、スウィープフィートと重賞にチャレンジしたり勝ってくれる出資馬が増えてきて、ついにG1…しかもクラシック…
まさに感無量の一戦でした。
レース直後はテンションが上がっていたものの、その後はふわふわとした放心状態で、ゼッケン撮影会なんてものがあることは忘れていましたし、反対方向の電車に乗ってしまって30分くらい気付かないというアクシデントもありましたが、あんなに清々しい気持ちで競馬場から帰ったのは初めて(笑)
大混雑も逆に心地良いくらいでしたね。
ルメール騎手、高柳先生はじめ関係者の皆様ありがとうございました!
お疲れ様&ありがとうエネルジコ!!
そして出資仲間、シルク仲間の皆さんお互いにおめでとうございます!!
また少し間隔をあけるでしょうから、次走は年末の大舞台か、年明け以降でしょうか?
私はチャンスがあるなら賛成派なんですが海外挑戦の可能性も無くはないですよね。
春には初めて見たG1で思い入れがある天皇賞への挑戦もあるかもしれませんし、夢が広がります。
とはいえまずはレース後のダメージが少しでも小さく済んでいますように。
エネルジコの無事を願いつつ、次回更新も楽しみに待ちたいと思います!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。