私のワラウカド(フクキタル)での2021年産世代唯一の出資馬であるザフィーナの21ことサクソフィーナ、一勝クラスでは初となる芝でのレースを終えて次走へ向かっていましたが、最新の近況が更新されています。
確認してみましょう。

サクソフィーナ

4歳 牝馬 中央1勝
Saxon Warrior×ザフィーナ
(ザフィーナの2021)
美浦)田中博康厩舎
Paca Paca Farm Overseas生産(マル外)
出資馬初のサクソンウォリアー産駒!
測尺
2022/09/21 募集時
体高157㎝ 管囲20.0㎝ 体重490㎏
2023/01/27
体重512㎏
2023/07/07(本州移動前)
体重518㎏
2023/08/19(デビュー時)
体重480㎏
2025.04.09 今後について
次走について検討したところ、昨年・一昨年の投票実績からは、新潟ではレース間隔が足りないことから、次走にチャレンジできるレースの見通しが立て辛い状況です。
これまでの調教過程とレースでのパフォーマンスを改めて分析した報告を伺いましたが、調教で感じる手応えとレースでのパフォーマンスにかなり乖離があり、その差はデビュー時からあまり変わっていないことが厩舎としても大きな懸念となっているということでした。
また、レース内容からも右回りは左回りよりもかなりパフォーマンスが落ちること、ダート条件への適応ができなかったことなどを加味すると、このクラスでのこれ以上のパフォーマンスを期待することができないというのが、調教師の最終判断とのことでした。
距離面の検討や条件面での検討は、厩舎と育成場を通じてできることは全て試した上での評価とも伺っております。
話し合いの中でサクソフィーナの今後について様々な可能性の検討もさせていただきましたが、昨年度JRA最高勝率調教師・優秀技術調教師・優秀厩舎賞関東1位に選出された田中博康調教師と厩舎の手腕からの真摯かつ率直な提言であり、時間をかけて育成を進めてもこのクラスを勝ち上がる可能性がかなり低いとの結論に至りました。
レースを継続することは可能ではあるものの、外国産馬ということもあり出走可能条件がより厳しく、大きく間隔を空けざるをえないこと、これからの成長の可能性が厳しいことを考慮すると、費用が収入を大きく上回ることになるため、残念ながらこのタイミングで登録抹消の上競走馬ファンドを解散する判断に至りました。
馬齢も若く早い時期ではあり判断に至るまでにはかなり議論を重ねましたが、時間をかけて継続することで皆様の負担が大きくなる可能性がかなり高いと判断しました。
引退後は繁殖牝馬を目指すこととなります。
田中博康調教師コメント
最初に入厩してから大きく成長を見せてくれて、調教でもかなり動けていましたので、すぐに勝ち上がれると思っておりましたが、力が足りず時間が掛かってしまいました。
優勝できたことは大きな喜びでしたが、同時に調教を通して我々の期待していたパフォーマンスよりも力を出しきれていないとも感じておりました。
この結論に至るには自分も相当悩みましたが、厩舎で試せることは全て行った結果であり、私の力では彼女をこれ以上引き上げることが叶わないと判断させて頂きました。
もっと高いところで輝かせたかったのですが、馬格に恵まれた素晴らしい馬ですし、母馬として活躍することを大いに期待しております。
クラブコメント
募集時からデビューにかけて大きな変身を遂げたサクソフィーナは、デビュー戦では惜しい3着と、すぐにでも勝ち上がりが期待される走りでした。
ただその後は、勝つために条件や調教アプローチを変えてレースに挑みますが、惜しいレースと厳しいレースを繰り返すこととなりました。
準備期間を大きく取り満を持して臨んだ函館で期待を大きく外す結果になったのですが、そこからの調教師の判断は素早く的確でした。
師が決戦の地として選んだ新潟での競馬に向け、途中フレグモーネでコンディション作りに苦しみましたが、厩舎の皆様が精一杯努力してギリギリで仕上げて臨んだレースで、喜びを爆発させる瞬間を迎えることができました。
本馬がどんな時も諦めずに走り続けたことが報われた、本当に素晴らしい瞬間だったと思います。
今後レースで本馬の姿を見ることができなくなるのは大変残念であり、さらなる活躍をお見せできないことが心苦しいのですが、叶わなかった大きな夢と血統を繋ぐ大役が本馬にはありますので、将来に期待したいと思います。
ここまで温かい声援を頂き、誠にありがとうございました。
クロキリの一言
7月頭に外厩を挟まず北海道から直接美浦の田中先生のところへ入厩すると、一度ゲート試験に落ちてしまいましたが19日に再チャレンジして無事合格。
2023年8月19日の新潟の芝でデビュー戦を迎え、しぶとい走りを見せて勝ち馬レディーエンジェルから0.4秒差の3着という結果を残しましたが、そこからはなかなか勝ち上がりまでは至らず距離延長してみたり小倉遠征を試みたりと試行錯誤。
そして迎えた2024年8月25日、未勝利戦のタイムリミットを翌週に控え、ラストチャンスと思われた1戦で積極的な展開から見事勝ち上がりを決めてくれました。
大きな大きな1勝を挙げたあとは番組の都合もあり2走ダートで走りましたが、ダートが合わないのかクラスの壁か、ともかく残念な結果が続き、前走は1勝クラスに上がってから初となる芝のレースを走ったものの、ここも厳しい結果に終わっていました。
とは言えまだ4歳で通算レース数も10走。
牧場系クラブの馬で中央1勝を挙げてくれた牝馬ですから早めの繁殖入りは充分あり得るなとは思っていましたが、それにしても早い決断でしたね。
あと1年くらいは競馬場でのチャレンジを続けてくれるんじゃないかなと思っていたので、突然の発表驚きました。
ワラウカドは現状SNSなんかでも目立つようなクラブでは無いですが、この辺の引退時期や地方挑戦の判断は早い部類のクラブだと思います。
同じく1勝クラスだった出資馬ポーレットも4歳夏に引退でしたし、ナンナの地方挑戦の時は「3-5戦以内に3着以内に入るような結果が出ない場合は適性が無いと判断して引退させます」と移籍前にアナウンスがありました。
外国人オーナーということも関係あるんですかね?
海外の馬って結構早めに繁殖入りして次世代へ繋ぐ仕事に入る印象がありますが、どうなんでしょう。
なんにせよまずは種付けシーズンまでゆっくり休んでほしいですね。
今年からいきなりなんでしょうか?
大きなアクシデント無く元気にすごしてほしいですね。
とりあえずお疲れ様サクソフィーナ!
ありがとうございました!
第二の馬生が順調なものになりますように。
ワタクシゴトですが(このブログの内容大体全部そうかもしれませんが)、ここ数世代ワラウカドでは出資をしていなかったのでこれで現役出資馬がいなくなってしまいました。
迷いどころですが即退会はせず、とりあえず今年の一次募集を待ってみようかなと考えています。
成績は確かにノーザン系クラブや私のメインクラブYGGと比べると控えめですが、退会を即決するほどこのクラブに不満とかは無いですしね。
興味をひかれる背中が柔らかくてスムーズな歩様の馬がいることを願って、一次募集を楽しみに待ちたいと思います。
※画像はクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。