YGG出資4歳馬でリアルスティールの初年度産駒、シンラバンショウの20ことオールスティール、中間手根骨に剥離骨折が見つかり手術して中央登録抹消後、笠松で見事2連勝し中央再登録。再登録後5走目のレースを終えて最新の近況が更新されました。
早速確認してみましょう。
オールスティール
4歳 牡馬 地方2勝
リアルスティール×シンラバンショウ
(シンラバンショウの20)
栗東)高橋康之厩舎
→笠松)笹野博司厩舎
→栗東)高橋康之厩舎
川上牧場生産
リアルスティール初年度産駒!
2024/5/19 レース結果
5月19日(日)京都12R 4歳以上1勝クラスに出走し12着でした。
高橋調教師コメント
「キックバックは以前ほど嫌がる感じはなく大丈夫だったんですけど、幾らか他馬を気にするような感じの走りはしていました。
こういう形の競馬で最後もう一伸びとなるとちょっと厳しかったですね。
ジョッキーは
『ゲートで飛び上がるようなスタートだった分出負けして、スピードに乗せて行きましたが、内から5、6頭外の位置になってしまうので一旦引いて、コースロスがないように回ってきました。
スタートはまともに出れば、スピードはあると思うので、1200mで良いのかなと思います』
と話していました。
この後については、背腰があまり強い馬ではないので、続けて使うのはどうかなという所もあるのでレース後の上がりを見て決めたいと思います」
松若騎手コメント
「ゲートは焦ってしまうタイプと言うか、そういう所がでてタイミングが合わなくて、上に飛び上がるような感じで出てしまいました。
それでもそこからスピードに乗って行けましたし、直線に向くまでは、砂を被りながらも前進気勢を保ちながら行けたんですけど、4コーナーで内の馬のプレッシャーや圧で怯んでしまって、そこからはハミを取らなくなってしまいました。
スタートを決めて逃げるか2番手、3番手くらいで砂を被らないところで競馬をしたかったんですけど、スタートが上手く決まらなかった感じです。
スタートが決まればまた違うと思うんですけどね。すみませんでした」
2024/5/21 更新情報
栗東・高橋康之厩舎にて調整中です。
5月19日(日)京都12Rに出走し12着でした。
高橋調教師コメント
「先週はすみませんでした。
やっぱりしっかり走り切ってない感じがありますね。
馬体の痛みもなく、脚元もすっきりしていて飼い葉食いも問題ありません。
ただ、だいぶピリピリしていて今までよりもカーッとなって変に暴れたりしているので、精神的にリフレッシュが必要かなと思います。
肉体的には問題ないですが、担当者も精神面だけ気になると話していたので少し間隔を空けたいと思います。
スピードがあるので1000mもこなせると思いますので、小倉の1週目の1000ダートを目標にリフレッシュさせたいと思います」
2024/5/22 更新情報
栗東・高橋康之厩舎にて調整中です。
高橋調教師コメント
「明日ドラゴンファームへ放牧させて頂きます。
小倉開催の初日ダート1000mを目標に進めて行きます」
クロキリの一言
2022年8月31日のゲート試験合格直後に残念ながら左前の橈骨遠位端の骨折が発見され、9月15日クリーニングも兼ねて手術。
その後中央デビューして2走しましたがふるわず、2023年5月に中間手根骨に剥離骨折が見つかり再び手術。
残念ながら復帰には時間がかかるだろうということで中央登録を抹消されましたが、笠松・笹野厩舎へ入厩すると11月7日、11月23日と2走して見事2連勝。
中央再登録を決めましたオールスティール。
再登録後2走はスタートは悪くないものの気性面の難しさを見せたりして14着、10着という結果でしたが、再登録後3走目となった前々走は、今度はスタートは遅れつつも積極的に上がっていく形で勝ち馬ザアトムから0.2秒差の3着。
中央1勝クラスでもしっかり通用するぞという手応えのレースを見せてくれました。
レース後から中間の調整もうまくいき、良い流れのなかで中1週で挑んだ4月20日の前走は不利もあり残念な結果に。
そこから短期放牧を挟み5月19日、京都12Rで今度こそ…!というレースに挑みましたが…
軽く上に飛ぶような仕草を見せてやや出遅れたものの、そこからはスッとスピードに乗ってやる気を保って追走していたんですけどね。
勝ち馬スターペスカオリが馬群から外に出てきた動きが丁度後ろから前を狙っていたオールスティールの視界に横から入ってきたような形になったのか、接触は無かったようですし不利があったとか危ない動きだったとは思いませんが、ともかくオールスティールは直線で横にズレながら一歩下がるような動きを見せ、そこから伸びてきませんでした。
こちらにもっと勢いがあればあのまま一緒に伸びていくとか、もう少しスタートが良ければもっと前にいて粘りこみをはかる展開になり12着という今回の結果よりは良い着順で終われていた可能性もあったかもしれませんが、特に2着メイショウタイゲイの抜け出しからの粘り、勝ち馬スターペスカオリと3着ザウリらの末脚は素晴らしいものでしたから、諸々が上手く行っていても勝ちや馬券圏内という結果は今回は厳しかったのかもなと個人的には感じています。
次走は小倉1週目のダート1000mを目指すとのこと。
笠松時代に800mを走って見事勝利を挙げているオールスティールですが、1000mはそれに次いで短い距離ですね。
6月最終週になるようですのであと約1ヵ月、しっかり心身のリフレッシュをして少しでも良い状態で当日を迎えてほしいです。
とりあえずお疲れ様オールスティール!
次走も全力応援したいと思います!
※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。