YGG出資4歳馬でリアルスティールの初年度産駒、シンラバンショウの20ことオールスティール、中間手根骨に剥離骨折が見つかり手術して中央登録抹消後、笠松で見事2連勝し中央再登録。再登録後3走目のレースを終えて最新の近況が更新されました。
早速確認してみましょう。
オールスティール
4歳 牡馬 地方2勝
リアルスティール×シンラバンショウ
(シンラバンショウの20)
栗東）高橋康之厩舎
→笠松）笹野博司厩舎
→栗東）高橋康之厩舎
川上牧場生産
リアルスティール初年度産駒！
2024/4/6 レース結果
４月６日（土）福島８R ４歳以上１勝クラスに出走し３着でした。
高橋調教師コメント
「今回で目処が立ったので良かったです。
今日は福島に臨場していないのでまだジョッキーと話していないですが、福島のこの条件は合うと思うので馬に問題がなければもう一度1150mに来ても良いですし、その後は新潟の1200mもありますし、また馬の状態を見てジョッキーと話をして考えたいと思います」
永島騎手コメント
「今回馬自体は成長していると厩舎の方から聞いていて、競馬は初めて乗せて頂いたんですけど良いスピードを持っている馬だと思います。
今回もやっぱり砂を被ると嫌がる面を出していて、スタートで少し煽って出た分、行く馬が行った時に砂を被って怯むような所を見せたんですけど、（前に）行けそうだったのでそこで砂を被らない場所を取りに行ってからは大丈夫でした。
ただ、そこで切り返す時に脚を使った分は最後しんどくなってしまったと思うので、終いまでジリジリ脚は使ってくれていますが、もう少し砂を被らない位置で淡々と運べればこのクラスでも勝ち負け出来る力はあると思います。
もう少しスムーズに行ければ良かったですが、距離も短くしてポジションを取るのは大変だったと思うので、今回経験して次はもう少しそういった部分も改善されてくるんじゃないかと思います」
クロキリの一言
2022年8月31日のゲート試験合格直後に残念ながら左前の橈骨遠位端の骨折が発見され、9月15日クリーニングも兼ねて手術。
その後中央デビューして2走しましたがふるわず、2023年5月に中間手根骨に剥離骨折が見つかり再び手術。
残念ながら復帰には時間がかかるだろうということで中央登録を抹消されましたが、笠松・笹野厩舎へ入厩すると11月7日、11月23日と2走して見事2連勝。
中央再登録を決めました。
2月17日の京都で迎えた再デビューの1戦は、悪くないスタートと前について行けるスピードを見せてくれたものの位置取りや気性面で後半見せ場を作ることができず14着。
そこから中1週で挑んだ前走は良いスタートを決め先頭に立つと、直線までそのままレースを引っ張っていく積極的な展開をみせてくれましたが、最後は外から馬が来て集中を欠いた影響もあり まとめてかわされてしまって10着でのゴールとなっています。
レース後は心身のリフレッシュをはかるため短期放牧へ出て4月6日、笠松で2勝目を挙げたレースから3戦連続で走っていた1400ｍを1150に距離短縮して中央再登録後3戦目のレースに挑みました。
今回はスタートがちょっと上手く行かず馬群中程から。
そのまま進むのかと思いきや、そのまま勢いをつけてポジションをあげていきあっという間に3番手に。
直線に入ると後ろからきたグランファラオには交わされてしまいましたが、下がってきたスマートオリーブを捉えることには成功し、勝ち馬ザアトムから0.2秒差の3着でゴールしています。
3歳時と再登録後の中央通算5走目で過去最高着順。
スタートでやや遅れながらも、先頭争いしていた2頭から少し離れた3番手まで早めにポジションをあげていった永島騎手の積極的な判断が良い方向に出ましたね。
せっかく中央に帰ってきても二桁着順ばかりではやはり寂しいので、この調子で勝ち負けを意識できるような走りが今後も1つでも多く見られると嬉しいです。
地方からのカムバック組で復帰後勝ち星を挙げた出資馬は残念ながらまだいないので、オールスティールには是非最初の1勝を期待したいですね。
その能力はある仔だと思いますので、大いに期待して次走も全力応援したいと思います。
とりあえずお疲れ様オールスティール！
ナイスレースでした！！
※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。
