一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

豪共有馬サザンクレセント、通算3走目のレースを終える(2025/02/19)

team Jの一員としてセリでの落札から関わらせていただいたオーストラリア共有馬パーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント、通算3走目となるレースを終え最新のレポートが届いています。

早速確認してみましょう。

SOUTHERN CRESCENT(サザンクレセント)

サザンクレセント。2024年9月、ライジングサン・シンジケート様より提供。許可をいただき掲載しております。
サザンクレセント。2025年1月、ライジングサンシンジケート様より提供。許可をいただき掲載しております。


3歳 牝馬 1勝(1-0-0-0-0-2)
Alabama Express x Perfect Diamond
(パーフェクトダイアモンドの21)
アーロン・パーセル厩舎

初めてセリでの馬選びから関わらせていただいた1頭!
3度リーディングサイアーになった名種牡馬リダウツチョイスの後継候補・好調アラバマエクスプレスの初年度産駒!

測尺

23年3月15日(落札直後) 体高158cm、胸囲179cm、管囲20.5cm、馬体重444kg

4月22日 馬体重474kg

10月3日 馬体重520kg

24年4月5日 馬体重546㎏

レース後レポート 2025/2/19

サザンクレセント共有馬主様各位

本馬は本日サンダウン開催の第6レースに出走し、7着となりました。

パドックでは適度な気合い乗りがあり、イレ込んでいるような雰囲気には見えませんでしたが、今回も前走同様スタートで出遅れて後方からの競馬になりました。

ポジションが後ろになったことと、道中は他馬に囲まれて窮屈な競馬になりました。
序盤は少しハミを噛む程度でしたが、他馬に馬体を当てられると一気に引っ掛かって、また前が壁になってしまい、頭をあげ折り合いを欠いたまま直線を迎えました。

直線でも前は壁になったまま、大外に持ち出してからは良い差し脚を見せてくれましたが、時すでに遅しといった感じで勝ち馬から3馬身差の7着でゴールしています。

今日のサンダウン競馬場も完全な前残りの馬場でした。
約2馬身立ち遅れた事や道中折り合いを欠いた事を考えると、このクラスなら十分勝ち負けになる着差ではありますが、前走からこの悪癖が改善されておらず、今回も残念な結果となってしまいました。

メトロでもやれる能力はみせてくれましたので、上のクラスを目指す上で、まずはスタートを改善することが必要になりそうです。
能力は間違いなくありますが、未だに精神的に少し幼い部分もありますので、今後競馬を使っていく毎に成長してくれると思っております。

まずは上がり数日の様子を見てから、次走は1400m戦を目指す予定となっております。


レース後の本馬の様子と騎手、調教師のコメントを添付いたしましたので、ご覧ください。

レースのリプレイは下記リンクからご覧ください。(視聴にはRACING.COM - YOUR RACING CONNECTION要登録)
www.racing.com


上記のリンクから見れない方はログイン後、Racing.comのホームからVideoを選択。
そこからLatest VideoのRece Replay を選択してSandown race6を選択

レースの結果は下記のリンクをご覧ください。
www.racing.com


今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate


ジョニー・アレン騎手&アーロン・パーセル調教師コメント
https://www.prism.horse/media/141523/file?name=d259371b-058b-4202-b9f2-fc644cc24c43&mediaIds=4955043,%204955041&horseIds=526467

クロキリ感想

2022年12月にサララボ代表のジェイさんからお声かけいただいてチームに参加、3月のアデレードセールでの1頭落札を目標に馬選びの段階から関わらせていただいたなかで、無事ご縁があり落札となりましたパーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント。

セリ後はまず疲れをとるためにリフレッシュ放牧でゆっくり過ごし、23年4月下旬から育成牧場に移動して初期馴致開始。

6月中旬にそのメニューを一通り終えてリフレッシュ放牧を挟み、10月3日、ブラッド・ピアーソン厩舎に入厩して育成再開し馬名も決まり、その後のパーセル厩舎でのメニューも順調にこなしていました。

しかし11月下旬、このままジャンプアウトに向かうか一旦放牧を挟もうかというところで右前の膝に骨棘が発見され放牧へ。

約2ヶ月の療養期間を経て2024年2月に今度こそジャンプアウトを目指そうという方針でパーセル厩舎へ戻ってきましたが、3月に入ると咳をするようになり咽頭炎との診断を受け、4月にはゲート練習中に脚を負傷してしまい、共に重度のものでは無かったようですが一旦仕切り直しということで再度放牧。

帰厩してからは負傷したゲートがトラウマのようになってしまったようで、ゲート練習は別のところで行うことになる等ちょっとアクシデントが続いた感がありましたが、8月を迎えて3歳になった直後、ついにジャンプアウトを走ることができました。

滞りなく初のジャンプアウトを終えると、天候の関係もあり殆ど間を空けず2度目のジャンプアウトへ。

2回のジャンプアウトの状態を見て合わせ技でゲート試験も合格という日本ではありえないであろう申し立てが見事通り、8月26日に3度目のジャンプアウトを挟んで2024年9月16日、待望のデビュー戦を迎え、鞍上リンダ・ミーチ騎手の内を突く素晴らしい騎乗もあり見事にデビュー勝ちを決めています。

長い在厩期間になっていたこともありレース後は放牧へ。
オーストラリアの放牧は日本の外厩放牧と違って本当にゆっくりと休ませるので、12月にアーロン・パーセル厩舎に帰厩してから一か月ちょっとかけて少しずつ立て直しの期間をすごし1月20日、帰厩後初のジャンプアウトへ。

前走から約4ヵ月、久しぶりのレース形式とあってか走ったあと少し息があがってしまったようですが、スタート直後から先頭に立つとそのまま楽な手応えで直線を迎え、先頭のままゴール。
模擬レースではありますが良い走りを見せてくれました。

そこからもう一回ジャンプアウトを挟む予定だったのですが、予定していた日の馬場状態がかなり悪くなりそうということで前走は急遽実戦で調整することになり迎えた一戦。

その後の距離延長を視野に入れていることから控えて直線で脚を使う競馬をしてみようというテーマを持っての参戦でしたが、発馬から遅れてしまい普通に後方からスタートすると全体のペースが落ち着くところで前と接触しそうになりスピードを落とす一幕もあり更に厳しい展開に。
大外を回して直線に入るとしっかり脚を伸ばして2頭交わしてくれましたが、着順としては8着という結果になりました。

今回は前走と違い内枠を引き、スタートを決めればもしかしたら、というレースでしたが…

スタートで残念ながら再び出遅れて馬群後方から。
先行するだろうと思われていたDレーン騎手騎乗の有力馬が当日スクラッチ(出走回避)したこともあり落ち着いたペースのなか、首を振ってかかりまくりながらレースを進め、直線では大外からかなり良い手応えと伸びを見せていましたが流石に届かずでした。

しかし、先にテキストで結果をみてからレースを見たのですが4コーナーから直線に向かう姿は雰囲気充分。
結果的に前が止まらずあまり着順をあげることはできませんでしたが、7着という結果から受ける印象よりは良いレースだったと言えるのではないでしょうか。

先行有利なケースが多いオーストラリア競馬ではあのスタートは致命的になりやすいので、現状そこが最大の課題ですね。

せっかく内枠引いても出遅れてしまえば包まれて逆効果ですもんね…

とは言え課題がはっきりしているのは良いことと思いますし、JRA所属馬だったら「心身の成長を促すため…」とかいって半年くらい放牧に出されそうな内容でしたが、距離延長しつつ使いながら経験を積ませる方針で行くようで、このまま馬体に問題が無ければ早めに次走に向かってくれそう。

ジョニー・アレン騎手もアーロン・パーセル調教師もそんなに悲観的ではないようでしたし、こんなものではないと信じてくれている証拠ですよね。

スタート難はどこかでコロッと良くなるケースを一口出資馬でも何度か見てきたので、サザンクレセントにもそういうきっかけと言いますか転機みたいなものが出来れば早く来ると良いなぁと思っています。

とりあえずお疲れ様サザンクレセント!!
次走も楽しみです!

関連リンク

Rising Sun Syndicate代表川上さんとアーロン・パーセル調教師による本馬の解説動画
youtu.be


血統・配合的な詳しい話はこちら!
sarala6.com

Rising Sun Syndicateさんによるデビュー戦振り返り動画
youtu.be


Rising Sun Syndicate代表 川上さんの著書はこちら!
オーストラリア競馬のことがよくわかる素晴らしい教科書です!

※画像・動画・コメントはRising Sun Syndicate(https://www.risingsunsyndicate.com/)さん、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。