シルク出資5歳馬でキタサンブラックの初年度産駒インディゴブラック、障害転向後4戦目のレースを終えて最新の近況が公開されています。
早速確認してみましょう。
インディゴブラック
5歳セン馬 中央5勝(平地3勝+障害2勝)
キタサンブラック×カーニバルダクス
(カーニバルダクスの19)
ノーザンファーム産
関西)奥村豊厩舎
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2024.12.14 レース結果
12月14日(土) 京都4R 障害オープン (混) ダート3170m 小坂忠士(60.0kg) 1着 6人気
小坂忠士騎手コメント
「今回は当日輸送にしたことで、馬がスクーリングだと思って落ち着いてくれると良いなと思っていました。
実際にこれまでと比較すると落ち着いていたように思いますが、ゲートを出ると自分からハミを取って前向きさを見せていましたし、リズムが整うまで少し時間が掛かってしまいましたね。
途中からはこの馬なりに収まって走ってくれて、飛越も安定していました。
勝負どころで一旦は交わされてしまったものの、最後のダートコースに入るともう一度脚を伸ばしてくれました。
能力的には良いものを持っていますが、今後の課題はいかに冷静に走ってくれるかだと思います」
クロキリの一言
4歳春までにダートの1900‐2400mで3勝を挙げ、夏は条件が合いそうな番組が無いということで北海道まで戻り本格的にリフレッシュ。
秋に戻ってきてから2戦しましたが、気難しいところをみせていて共に二桁着順と厳しい結果に終わり、2023年年末にはこの状況を打開すべく去勢手術をうけましたインディゴブラック。
手術後は3月10日、4月7日にレースを走り、手術前よりかなり我慢できている様子を見せつつも結果は12着、13着。
5走連続二桁着順とかなり苦しい戦況のなか、練習として取り組み試験にも合格していた障害レースに6月1日初挑戦。
逃げをうち、最後は失速してしまいましたが勝ち馬オメガリッチマンから0.5秒差の4着という結果を残すと、続く9月7日の障害2戦目でダノンジャッカルとの見応えある競り合いを力強く制して私の出資馬としては初となる障害競走での勝利を挙げてくれました。
前走はそれから約2ヵ月間隔を空け平地含めて初出走となる福島へ。
まずまずのスタートからグッと加速して前に出て行き積極的なレースを展開しましたが、カラ馬や初の舞台というところも影響があったのか終始力んでしまっていたそうで、勝ったレースのような直線での粘りをみせることはできませんでした。
レース後は放牧に出ていましたが、状態が良かったようで11月末にはトレセンへ再入厩。
状態の良さを伺わせるレース前コメントも出ていて、期待が高まるなか迎えた12月14日でしたが…いやー素晴らしい結果になりました。
ゲートを出るとスッと前に出てそのまま先頭へ。
序盤えらく後続を離していくなと思っていましたが、小坂騎手のコメントをみるとやはりちょっと力んで行き過ぎていたようですね。
落ち着いてからは馬群の先頭にしっかりハマってレースを進め、直線ではケンアンビシャスとの一騎打ち。
この辺は前々走を見ているようでした。
早めに落ち着けた分前走のように失速することは無かったって感じですかね?
強かったです。
ナイスレースでした。
これで中央5勝目。
シルク出資馬としては最多勝となっていますし、障害のオープン競走を勝った出資馬は初、シルク所属馬・ノーザンファーム生産馬でオープンクラスを勝つのも初となりました。
芝の中距離くらいのイメージが強いノーザンファーム生産馬で初めて勝つオープン競走が障害レースになるとは、全く予想していませんでしたねー。
貴重な経験をさせていただき本当に有り難いです。
小坂騎手のコメントは勝ったレースなのに喜びや上手くいったことよりも課題の方をはっきりと話されている印象で、まだまだいけるはずだと言われているようで何となく良いですね。
この期待に応えて次走は更に素晴らしい走りを見せてくれるでしょうから、いつ頃になるのかわかりませんがまた楽しみに待ちたいと思います。
とりあえずお疲れ様インディゴブラック!
小坂騎手、奥村先生はじめ関係者の皆様ありがとうございました!
そして出資仲間の皆さん、お互いにおめでとうございます!!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。