シルク出資6歳馬でキタサンブラックの初年度産駒インディゴブラック、障害転向後8戦目のレースを終えて北海道に移動し夏をすごし本州へ帰還。最新の近況が公開されました。
早速確認してみましょう。
インディゴブラック

6歳セン馬 中央5勝(平地3勝+障害2勝)
キタサンブラック×カーニバルダクス
(カーニバルダクスの19)
ノーザンファーム産
関西)奥村豊厩舎
キタサンブラック初年度産駒!
2021年度追加募集馬!
出資馬初の中央重賞出走馬!(2022年レパードS)
出資馬初の障害競走出走&勝利馬!
シルク出資馬初のオープン競走勝ち馬!
2025.10.09 更新情報
在厩場所
栗東トレセン
奥村豊調教師コメント
「6日にCWコースにて追い切りを行いました。
単走で5ハロン68秒くらいの時計だったのですが、外ラチ沿いをスムーズに走ることが出来ていましたし、騎乗した小坂忠士騎手は
『ハミの取り方は少しキツかったのですが、まずまず動けていました。
息遣いに関しても先週より一段階良くなってきましたよ』
と話していました。
8日に障害練習を行ったところ、飛越は帰厩当初よりも安定していましたし、不安な部分はありませんでした。
9日にはCWコースにて単走で5ハロンから時計を出したのですが、このひと追いである程度は整ったのかなと言った印象です。
ただ、もう1週あれば余力を持ってレースへ臨めそうですし、来週の東京ハイジャンプ(J・GⅡ)は現段階の想定では本馬を入れて6頭立てになりそうとのことです。
GⅠでも結果を残している実績馬が出走を予定しているので力試しとしては良い番組で、それに頭数が少ないためゴチャつくことなくスムーズに競馬が出来るでしょうから、そちらへ小坂忠士騎手で向かわせてもらえればと思います」
2025.10.16 出走情報
10月19日(日) 東京9R 14:15 東京ハイジャンプJG2 (混) 芝3110m 小坂忠士(60.0kg)
2025.10.16 更新情報
在厩場所
栗東トレセン
奥村豊調教師コメント
「16日に障害練習を行った後に、CWコースで4ハロンから時計を出しました。
2週前はいかにも休み明け感が残っていたものの、先週の追い切りではだいぶ良くなった印象を受けていましたが、今週はさらに良くなっているので、予定を1週延ばしたことが良い方に向いています。
また、気持ちが入り過ぎてコントロールが難しくなったりすることもなく、最後まで馬なりのまま楽に走ることができていましたので、心身ともに良い状態に仕上がったと言えます。
当初の見立てよりも頭数は少し増えてしまいましたが、極端にゴチャつくようなレース展開にはならないと思うので、先行馬の後ろにつけてリズムよく競馬ができるのではないかと考えています。
また、念のためにレース前日にスクーリングを行う予定です。
東京コースは障害初戦で経験していますが、その時よりもレース内容が安定していますし、今の状態でリズムよく競馬をしてどれだけ一線級に通用するか確かめたいと思います」
クロキリの一言
4歳春までにダートの1900‐2400mで平地3勝を挙げましたがその後伸び悩み、2023年年末そんな状況を打開すべく去勢手術をうけ、更に6月には障害転向となりましたインディゴブラック。
平地でのスピードと勝負根性を武器に2戦目で勝ち星を挙げると、障害転向後4戦目となった12月14日にはオープン競走を初勝利。
平地との通算5勝目となり、私のシルク出資馬最多勝記録を更新中です。
3月22日のペガサスジャンプSはレース間隔が空いていたことが原因と考えられる不安定さを見せてしまい、障害転向後初の二桁着順を経験しましたが、短期放牧を挟んでリフレッシュしたあとは先々を考えて「無理にでも2,3番手でレースを進めてもらおうと考えています」との作戦で京都と阪神を走り、作戦自体は上手く行ったりいかなかったりしながらも3着、2着と安定した結果を残してくれています。
その後夏の間は充電期間として北海道ですごすということで7月頭にノーザンファーム空港へ移動。
特に大きなアクシデント等も無く平和な更新が続き約3ヶ月、ついに本州に帰ってきて復帰戦に向けて調整されています。
最初は流石に長い放牧期間だったこともあって動きの方はもう一声と言われ、設定された目標レースがあと送りになったりもしましたが、それが良かったのかここ2-3週の更新ではかなり状態が上向いてきている様子が伺えますね。
以前あった休養明けの飛越の不安定さなども少なくとも調教段階ではみられないとのことで、かなり良い状態でレースの日を迎えられそうな様子。
そんな復帰戦はJG2の東京ハイジャンプ。
頭数は10頭とそれほど多くないものの中山GJの勝ち馬で同じキタサンブラック産駒のエコロデュエルを筆頭に強そうなメンバーが揃ったようで、休養明けでいきなり障害転向後初の重賞の舞台となりますが、今後を占う重要な一戦になりそうですね。
良い走りを見せて1つでも上の着順でゴールし、今後の障害重賞戦線に名乗りをあげてくれるようなら最高に嬉しいですが、まずは復帰戦ですし無事にしっかり走り切ってくれることが第一。
そのうえで結果がついてきてくれたら最高です。
人馬の無事と健闘を祈りつつ、明日のレースを楽しみに待ちたいと思います!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。