一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

療養中の豪共有馬、サザンクレセント最新情報(2023/12/06)

team Jの一員としてセリでの落札から関わらせていただいたオーストラリア共有馬パーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント、最新のレポートが届いています。

早速確認してみましょう。

今回もイラストは櫂さん!いつもありがとうございます!

SOUTHERN CRESCENT(サザンクレセント)

パーフェクトダイアモンド21。2023/03セリ時。許可をいただき掲載しております。

2歳 牝馬 新馬
Alabama Express x Perfect Diamond
(パーフェクトダイアモンドの21)
アーロン・パーセル厩舎

初めてセリでの馬選びから関わらせていただいた1頭!
3度リーディングサイアーになった名種牡馬リダウツチョイスの後継候補・好調アラバマエクスプレスの初年度産駒!

測尺

3月15日(落札直後) 体高158cm、胸囲179cm、管囲20.5cm、馬体重444kg

4月22日 馬体重474kg

6月21日 馬体重477Kg

10月3日 馬体重520kg

近況レポート 23/11/21

サザンクレセント共有馬主様各位

いつもお世話になっております。

本馬は昨日の午後両前膝の化骨の状態を把握するために、膝関節の成長板のレントゲン撮影を行いました。

本馬は両前膝に滲出液が確認された他、右前の膝には骨棘が見られました。
左前の膝には特に問題はありませんが、変性的な化骨の変化が見られ成長板もまだ開いている状態で化骨が遅れております。

また現在の膝の化骨状態で引き続き調教を続けていくと、骨棘の部分が剥離して内視鏡手術で摘出しなければならなくなる可能性もあります。

現状の膝の状態からこれ以上は調教を続けずにしっかりと休養期間を取って、成長を促した方が良いとの診断でした。

調教の日々積んでいる競走馬にとって、変性的な化骨の変化が見られる事はよくある事なので、特に心配はしておりませんが、骨棘も見られましたので、ここで放牧に出し成長を促す必要があるとの判断です。

歩様には全く問題なく、体力的にも精神的にも調教を問題なくこなしてくれておりました。
速い時計を出せる段階まで来ていたので、ここでの休養は残念ではありますが、ここでは無理をさせず成長を待ちたいと思います。

今後は8週間ほど休養を行い、サプリメントも投与しながら化骨や馬体の成長を促します。
まずはしっかりと放牧期間を取り成長を促したいと思います。

今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate

近況レポート 23/11/22

いつもお世話になっております。

本馬は本日パーセル厩舎での育成を終え、ベラリンパークへと移動しております。
現在の馬体重は513kgです。

今後は8週間ほど放牧を行い、成長を促します。

本馬のベラリンパーク到着時の動画を添付しましたので、ご覧ください。今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

引き続きよろしくお願いいたします。

https://cdn.prism.horse/media/aa01690e40754aebac6f110dc0113e7c.mp4

近況レポート 23/12/06

いつもお世話になっております。

本馬はベラリンパークへ移動してから2週間が経ちましたが特に問題なく休養を行えております。

今後は更に6週間ほど放牧を行って成長を促していきます。

本馬の動画を添付しましたので、ご覧ください。

今後の予定や進境についてご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

引き続きよろしくお願いいたします。
Rising Sun Syndicate

https://cdn.prism.horse/media/c0e0ffd2d48b4a04b730e686396648fa.mp4

クロキリ感想

昨年12月にサララボ代表のジェイさんからお声かけいただいてチームに参加、3月のアデレードセールでの1頭落札を目標に馬選びの段階から関わらせていただいたなかで、無事ご縁があり落札となりましたパーフェクトダイアモンドの21ことサザンクレセント。

セリ後はまず疲れをとるためにリフレッシュ放牧でゆっくり過ごし、4月下旬から育成牧場に移動して初期馴致開始。

6月中旬にそのメニューを一通り終えてリフレッシュ放牧を挟み、10月3日、ブラッド・ピアーソン厩舎に入厩して育成再開、馬名も決まりパーセル厩舎でのメニューも順調にこなし、驚くほど何事も無く進んでいるなぁなんて思っていましたが…ここで右前の膝に骨棘が見つかったこともあり放牧を挟むことになりました。

残念と言えば残念ですが、これまでの共有馬2頭のケースを思い返すとブライニクルは丁度2歳のこのくらいの時期に第3手根骨の亀裂骨折、ホーリーシール20に至っては放牧中の事故で不幸にも亡くなってしまっていますので、個人的には骨棘くらいなら頓挫のうちにも入らないくらいの感覚。

…それは流石に言いすぎかな?(^^;

どちらにしても今回の在厩ではジャンプアウトまで行くか行かないかくらいの違いで、リフレッシュ&成長を促す放牧は挟む必要がありましたしね。

元々早期デビューを目指してというタイプではありませんし、オーストラリアには新馬戦や未勝利戦のタイムリミットもありませんから、2歳のうち*1にデビューできたら大満足、3歳になってからでも全く問題無しという方針。

しかし大きな怪我をしてしまうと治るまでの期間にどうしても運動できない時期が発生してしまいますからそれはできれば避けられると良いなぁと思っていて、今回は今のところそういう大きなアクシデントでは無くて本当にホッとしました。

早めに発見し対応してくださった関係者の方々に感謝です。


動画を確認すると、今のところ元気に良い放牧期間を過ごせている様子。

最新のレポートで放牧期間はここから6週と仰られているので、2月に入る前か丁度入ったくらいを目途に次のステップに進んでいく感じでしょうか。

その前に脚や骨の状態をもう一度検査したりするのかな。
OKならその先はいよいよジャンプアウトを経験させたりしてデビューに近付いていく流れに入っていきそうですね。

アラバマエクスプレス産駒は好調みたいですし、非常に楽しみです。

サザンクレセントの順調な回復と成長を願いつつ、次回レポートも楽しみに待ちたいと思います!

関連リンク

Rising Sun Syndicate代表川上さんとアーロン・パーセル調教師による本馬の解説動画
youtu.be


血統・配合的な詳しい話はこちら!
sarala6.com


Rising Sun Syndicateさん公開のジェイさんインタビュー動画
youtu.be


Rising Sun Syndicate代表 川上さんの著書はこちら!
オーストラリア競馬のことがよくわかる素晴らしい教科書です!


※画像・動画・コメントはRising Sun Syndicate(https://www.risingsunsyndicate.com/)さん、サララボさん、ジェイのG1馬主への道!さんより。
許可をいただき掲載しております。

*1:オーストラリア馬の加齢は8月