シルク出資5歳馬でキタサンブラックの初年度産駒インディゴブラック、障害転向後6戦目のレースを終えて最新の近況が公開されました。
早速確認してみましょう。
インディゴブラック

5歳セン馬 中央5勝(平地3勝+障害2勝)
キタサンブラック×カーニバルダクス
(カーニバルダクスの19)
ノーザンファーム産
関西)奥村豊厩舎
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2025.03.26 更新情報
在厩場所
栗東トレセン
奥村豊調教師コメント
「前日に行ったスクーリングでは落ち着いていましたし、前走で折り合いを付けてレースを運ぶことが出来たことも踏まえて、今回どのようなレースが出来るか期待していました。
そこで、小坂忠士騎手とは2通りの作戦を打ち合わせていました。
1つは前走で折り合いに進境が見られたことを活かして、後ろを離すような逃げを打つことです。
今までのように、ただ引っ掛かってしまうだけではなく、少しずつコントロールが利くようになってきたことを考えると、この馬のスタミナを更に活かすべく後続に脚を使わせるような運びをさせるのは良いのかなと考えていました。
しかし、これまでの成績からも今まで程後続が放っておいてはくれないことが予想出来ましたから、その場合はもう一つの選択肢として、しっかりと折り合いを付けて今後に繋がるレースをしようと話していました。
レース後にジョッキーに話を聞くと、トレセンでの練習やスクーリングまでは非常に順調で、ゲート裏でも落ち着きがあって良い雰囲気だと感じてくれたそうですが、いざレースに行くと全体的に飛越が良くなくて、全く予想出来なかった内容になってしまったとのことでした。
左手前の時は完歩が合った飛越が出来たのですが、右手前にすると全く完歩が合わず、それで少しずつリズムを崩してしまい、最後から2個目の障害の後は気持ちも切れてしまっていたようです。
休み明けでしたがコンディションや息遣いに問題は無く、どちらかというとレース間隔が空いたことで不安定な飛越になってしまったのかなと感じたようでした。
1度使ったことで次は今回のような内容にはならないはずですが、そこは引き続きよく注意して見てまいります。
また、心配していた直線が芝コースになることに関しては、最後から2番目の障害から最後の障害までやや距離があり、他馬がそこで踏んで来た中でこの馬は少しずつ遅れてしまっていたため、やはり芝を走る距離が長いと若干適性の差が出てしまう可能性はあるのかもしれません。
レース後は脚元の状態を含めて特にトラブルは無かったですから、問題無ければ4月26日の京都・障3,170m戦へ向かいたいと考えています。
ただ、少し心身のリフレッシュはさせたいので、明日ノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきます」
2025.03.27 更新情報
在厩場所
ノーザンファームしがらき
27日(木)に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。
クロキリの一言
4歳春までにダートの1900‐2400mで平地3勝を挙げましたがその後伸び悩み、2023年年末にはこの状況を打開すべく去勢手術をうけ、更に6月には障害転向となりましたインディゴブラック。
平地でのスピードと勝負根性を武器に2戦目で勝ち星を挙げると、障害転向後4戦目となった前走12月14日にはオープン競走を初勝利。
通算5勝目となり、私のシルク出資馬最多勝記録を更新し続けてくれています。
2025年は開幕二日目の中山で早速始動。
まずまずのスタートからスッとスピードに乗って勢いよく先頭へ立つと、終始レースを引っ張りましたがそこからは流石オープンクラス。
直線で内と外から1頭ずつに交わされ、よく粘ってくれましたが僅差の3着でゴール。
惜しかったですねー。
レース後は放牧に出されリフレッシュと調整の期間をすごし、2月末トレセンに帰厩。
良い雰囲気で調整されていることが伝わってきて、3月22日のペガサスジャンプSに向けて期待が高まっていましたが…
ゲートの出はいつも通り遅れると言うほどでは無いもののトップクラスというほどでも無いタイミング。
そこから加速して先頭に出ていくところも見慣れた光景でしたが、今回はそこからがちょっと厳しかったですね。
小坂騎手も飛越のことについてより詳しく言及されていましたが素人目にも危なっかしさがはっきりわかるような跳び方になっているところもいくつかあり、また直線はダートの方が合っていそうだなぁという様子も見せつつ、障害転向後初の二桁着順でのゴールとなってしまいました。
今回はレース当日に無かった奥村調教師のコメントが更新。
飛越の不安定さはレース間隔が空いていたことによるものが大きいのではないかとのこと。
いわゆる休みボケというやつですかね?
確かに休み明けの仕事や、しばらくやってなかった楽器やスポーツを久しぶりにやる時って最初感覚を取り戻すまで少し時間かかったり違和感あったりしますよね。
インディゴブラックは平地時代を含めそこまでコンスタントに数を走ってきていたタイプではないのでレース間隔が今回のように10週以上空いたことも何度もありましたが、年末年始は中3週、中2週で走っていてそれで良い結果を出していたので、少なくとも今のインディゴブラックにはある程度短めの出走間隔の方が合っているのかもしれません。
それも踏まえて、残念な結果だったあとですがあまり間隔を空けず、次走は4月下旬の京都を目指してくださるとのこと。
京都の障害3170と言えば年末に障害2勝目を挙げたコースになりますし、巻き返しに向けて期待大ですね。
人馬の無事と健闘を祈りつつ、レースの日を楽しみに待ちたいと思います!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。