シルク出資5歳馬でキタサンブラックの初年度産駒インディゴブラック、去勢後最初のレースを終えて最新の近況が公開されています。
早速確認してみましょう。
インディゴブラック
5歳セン馬 中央3勝
キタサンブラック×カーニバルダクス
(カーニバルダクスの19)
ノーザンファーム産
関西)奥村豊厩舎
キタサンブラック初年度産駒!
2021年度追加募集馬!
出資馬初の中央重賞出走馬!(2022年レパードS)
在厩場所
栗東トレセン
2024.03.21 奥村豊調教師コメント
「今週の中京・伊勢ステークスに特別登録を行っていましたが、非抽選で除外となってしまいましたので、4月7日の阪神・梅田ステークスを目標に調整していきたいと思います。
前走後は良い意味で状態は変わりありませんが、コースに入ると少し力みが出てしまうので、仕上げに入るのは来週末あたりからで十分でしょう。
また、この中間に動きの質を高める意味で障害練習を取り入れていますが、体を上手く使ってスムーズに飛越することが出来ていますから、その効果がレースでも出てくれればと期待しています」
2024.03.28 更新情報
28日(木)に障害試験を受けて合格しています。
2024.03.28 奥村豊調教師コメント
「普段の調教に加えて障害練習を並行して行っていましたが、調教を付けている小坂忠士騎手は
『飛越センスが良い馬で、初めてとは思えないほど安定して飛んでくれています。
障害練習を続けていることで体の使い方が良くなっていますし、効果はありそうです』
とコメントしていました。
今のところ、来週の阪神・梅田ステークスを目標に進めていますが、これだけ障害が上手いのであれば、先を見越して早めに障害試験を受けてみるのも手だと思いましたので、本日受けてみたところ無事合格してくれました。
全体時計が100秒を切ったように、水準以上の内容だと思いますし、ジョッキーも話していたように障害センスがありそうです。
どこかのタイミングで障害戦を試したい気持ちがありますが、レース後に脚元に疲れが出易い馬ですし、障害練習の効果で体の使い方が良くなっていることを考えると、まずは来週の平地戦に向かう方が良いと思っています」
クロキリの一言
4歳春までに3勝を挙げ、夏に条件が合いそうな番組が無いということで5月28日、北海道まで戻り本格的なリフレッシュ期間に入り、テンション面に課題を見せつつも状態自体は悪くなさそうな雰囲気でリフレッシュ&調整。
秋に戻ってきてからも2戦しましたが、気難しいところをみせていて共に二桁着順と厳しい結果に終わり、年末にはこの状況を打開すべく去勢手術をうけましたインディゴブラック。
3月10日に術後約3ヵ月での復帰戦へ。
まだ効果が出るには早いだろうと考えていましたが、結果こそ12着と完敗だったものの手術前よりかなり我慢ができているのでは?と感じられるような1走を見せてくれています。
レース後もトレセン在厩で次走へ向け調整されていますが、動きの質を高めるために取り入れたと言う障害練習での動きが思いのほか良かったらしく28日に障害試験を受験。
なんと見事に合格を果たしたそうです。
記憶にある限りファンド継続中に障害試験に合格した出資馬はおらず、当然障害競走に出たことがある出資馬もいません。
私は特段障害のファンというわけではありませんが、好きか嫌いかの二択で言えば好きな方。
全く予想していなかった展開ですが、出走となればこれは結構、いやかなり楽しみですね。
キタサンブラック産駒で障害レースとなるとまだ頭数はそれほど多くないようで、2024年3月現在で勝ち星を挙げているのはエコロデュエルというインディゴブラックと同じキタサンブラック初年度産駒の1頭のみ。
平地の1勝クラスから障害に転向し京都ジャンプS(J.G3)を含む3勝、昨年末は中山大障害で3着になるなど好成績を残しているようで、インディゴブラックにも期待が高まります。
まずは平地で4勝目を目指すようですが、小坂騎手や奥村先生のコメントを見ると遠からず障害挑戦の日がやってきそうな雰囲気。
去勢の効果ありで平地でのオープン入りなるか、それとも障害競走への挑戦が始まるのか、次走は今まで以上に要チェックな1戦となりそうですね。
注目のレースい向けて、次回更新も楽しみに待ちたいと思います!
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。