何を隠そう私クロキリ、あの種子島の出身です。
ロケットが打ちあがる、あの島です。
歴史の授業で鉄砲伝来の地として習う、あの島です。
おかげさまで自己紹介のネタに困ることはほぼ皆無で、むしろ食いつきが良すぎるのでテンションがあまり高くない日の自己紹介では「出身は鹿児島です」と濁して言うことすらあるほど。
今回は普段の馬ネタから離れ、そんな種子島の話を6つ、まとめてみます。
種子島の方、読んでくださっていますか?
他県の人と話す時はこの辺を話すと食いつき良いですよ!
そもそも種子島って?
鹿児島のすぐ南にある縦長の島。
隣にある丸い島が超有名な世界遺産屋久島。
奄美と混同されることが多いですが、皆さん是非一度地図を開いてみてください。
東京から名古屋くらいは離れてます。
ロケットの打ち上げが行われる島であり、鉄砲伝来の地。
救助したイギリス難破船乗組員からいただいた「インギー鶏」という地鶏もいます。
「空想科学読本」シリーズの著者である柳田理科雄先生の出身地でもありますね。
ご実家が私の実家から徒歩圏内です(笑)
最近は安納芋が有名ですが、この安納というのは種子島の地名の1つです。
①「種子島」と言う住所は無い
早速知らなかったのではないでしょうか?
種子島には市が1つと町が2つありますが、北から順に鹿児島県 西之表市・鹿児島県 熊毛郡 中種子町・鹿児島県 熊毛郡 南種子町です。
西之表市は「ニシノオモテシ」と読み、ヤマネコで有名な「西表(イリオモテ)」とは関係ありません。
中種子町、南種子町はそれぞれ「ナカタネチョウ」「ミナミタネチョウ」と読みます。
タネガチョウではないので注意。
熊毛郡はこの2町と、お隣の屋久島を含んでいます。
②映画館?ボーリング?マクドナルド??ないよ?
子どもの頃、家族旅行で鹿児島に行くと映画を観ることが出来るというのが楽しみの1つでした。
ハンバーガーチェーンも無いので鹿児島旅行や出張のお土産でマクドナルド、というのが成り立ったりします。
24時間営業の店やコンビニは私が種子島にいた頃はありませんでしたが、現在はいくつかあるようですね。
先日身内に不幸があり帰省したところファミマがありました。
普通に疑問なんですが夜お客さん来るんでしょうか…?
若者の雇用の場としてはかなり役立っているようですね。
※2023年、島内にモスバーガーが誕生したそうです!
③意外と島感が無い、らしい
妻や友人等、これまで何人かの「本州の人」が種子島に来てくれましたが、ほぼ全員が言うのがこれ。
海は流石に綺麗なので海が見えると一気に島だなぁという感覚になるようなのですが、町並みなどはテレビで見るような「離島」のイメージとはちょっと違うようです。
ロケット部品輸送のために道路が意外と広くて綺麗なのも一因かもしれません(車線は片道1車線)
携帯の電波も余程端の方に行かなければ普通に入ります。
人口も3万人ほどいて、「島の人全員知り合いなんでしょ?」とかたまに言われますがあり得ません。
知らん人ばっかりです。
ただ、たまにドーム球場とかに行ったりすると「ここに島民全部おさまる計算になるのかぁ」としみじみ思ったりします。
④鹿児島の方言はわからない
大河ドラマ「西郷どん」等でも登場する、難解さで有名な方言鹿児島弁。
同じ鹿児島県でありながら種子島には種子島の方言があり、鹿児島のそれとは語尾の上げ方や単語そのものなど大幅に違います。
因みに屋久島も屋久島の方言があり、この辺りは離島らしいところなのかもしれません。
学校は公立校しかないので鹿児島から先生が赴任してきますが、鹿児島弁バリバリの先生だと何を言っているのかさっぱりだったりします。
歴史的に薩摩藩に統合されたのが遅かったため方言が残ったという説や、平家の落人伝説等もある(実際に「平(タイラ)」姓が残っている)ようですが、あまり詳しい分野ではないのでこれ以上は掘り下げません。
余談ですが「西郷どん」を「セゴドン」と読む人には鹿児島・種子島の知人を総動員してもまだ出会ったことがありません。
サイゴウです。
更に語尾に「ごわす」が付く人にも出会ったこと無いです。
あれは鹿児島弁ではなく西郷さん個人の口癖だと思っています。
⑤飛行機で行ける
離島=船、のイメージからでしょうか?
結構高い確率で「やっぱ島行く時は船?」と聞かれますが、飛行場もあります。
鹿児島空港から40分ほどのフライト。
高速船だと90分くらいかかりますから、やはり早いですね。
種子島旅行の際は是非ご検討ください。
天候が悪い時は船よりも飛行機の方がギリギリまで欠航せず動いていることが多いです。
夏は台風のリスク、冬は天気は晴れでも海が荒れているというケースが割と多く、旅行や出張の際にはちょっと注意が必要です。
⑥場外馬券売り場は無い
最後くらい馬ブログらしいことを。
馬券売り場、ないです。
無かったですよね?
種子島の競馬ファンの方、もしあるようでしたら是非教えてください。
今はネット購入ができますから特に問題ないかもしれませんが、ネットが無い頃の島の競馬ファンの方は苦労してきたんでしょうね…
種子島には高校までしかなく、専門学校や大学に進学するなら必ず島を出ることになりますから、そこで競馬に出会ってから島に帰ったという競馬ファンの方はきっといるんだろうなと思います。
昔はサニースワローというダービー2着馬が種牡馬として繋養されていた時期もあったそうですが、これも島に住んでいた頃は聞いたことも無かったので、島の人でも知らない人が多そうです。
種子島在住で一口馬主やってる方なんかもやはりいるんですかね?
島で一口馬主やってるよという方、もしこのブログを読まれたら是非連絡ください。
馬仲間になりましょう。
おわりに
きっと知らない種子島のこと、6つ書いてみました。
全部知ってたよ?という方はかなりの種子島通か、島の人だと思います。
種子島のことを文章にするなんて初めてでしたが、楽しかったですね。
また取り上げるとしたら、やはり需要がありそうなのは観光スポットとか?
もう島を出て15-6年になるので、それを記事にするには最新のネタ集めからやらなければなりませんね。
種子島、良いところですよ。
是非皆さん遊びに行ってみてください。
屋久島旅行のついででも構いませんから!