私のワラウカド(フクキタル)2020年産世代唯一の出資馬ポウリナズラヴの20ことポーレット、7月21日に昇級7戦目・通算13戦目となるレースを終えてから放牧に出ていましたが、最新の近況が更新されています。
早速確認してみましょう。
ポーレット
4歳 牝馬 中央1勝
ハービンジャー×ポウリナズラヴ
(ポウリナズラヴの2020)
パカパカファーム産
関西)吉岡辰弥厩舎
私のハービンジャー産駒への出資はこの仔で4世代連続!
ワラウカド出資馬中央初勝利を挙げた仔!
2024.08.16 今後について
本日までリフレッシュ休養をさせながら調教を開始しておりますが、その後のリカバリーが思うように進んでおりません。
怪我などの大きな異常はないのですが、レースでのダメージはかなり大きかったようです。
現在の状況とここまでのレース内容などを踏まえて、今後の予定について吉岡調教師と関係者での打ち合わせを行いました。
リカバリーが見える時期は寒くなる頃になりそうですが、本馬は寒い時期には能力が発揮しづらく、勝負できるところは来年の夏の洋芝であろうということに加え、今年の函館・札幌でのレース内容からは上昇する余地が少ないという判断とアドバイスが調教師からありました。
馬齢が若いのでもう少し戦える余地はあるものの、レース内容や走りが昨年の夏からあまり成長しておらず、レース毎に調子を落としていることからも復帰時期を早期に求めることは難しいため、ファンド継続が困難であるという判断に至り、中央抹消を持ってファンドを解散することとなりました。
早い時期ではあり判断に至るまでにはかなり議論を重ねましたが、最終的にこのタイミングで引退させて繁殖馬としての道筋をつけることが最良であると判断させて頂きました。
デビューから惜しいレースを重ねながら昨年夏の函館の2戦目で勝利したレースは、そこに至るまでの過程で調教師とより深いコミュニケーションを取りながら進めたことが、結果という形になった喜びをクラブにもたらしてくれました。
続く札幌でも良い内容のレースをしていましたので、まだまだ上を目指せると思いながら育成場や厩舎であらゆる可能性を模索しながら進めて参りましたが、結果を出すことができず申し訳ありませんでした。
本馬へ長きにわたり温かいご声援を頂き誠にありがとうございました。
吉岡調教師コメント
預託を受ける際に本馬を見た時には、大きなポテンシャルを秘めており、駆け出しの自分にこれだけの良い馬を預けて頂けることに、身が引き締まる思いだったことをよく覚えております。
勝てそうで勝てないレースを続けてしまい、もっと上を目指したいと思って精一杯頑張って参りましたが、今後継続した場合にすぐに結果を求めることが厳しいと判断させて頂きました。
まだまだ頑張れる馬齢であり、引退に至る決断は非常に難しかったと思いますが、これから繁殖入りするまでゆっくり休養する期間が取れるのはとても良いことだと思います。
血統面でも非常に将来有望だと思いますので、良い母馬として活躍することを願っております。
クロキリの感想
2歳の6月上旬に本州入りし、順調に来ていましたが7月上旬に血腫で切開治療。
少し治療期間を置いて12月11日に阪神でデビューすると、そこから3歳4月までに4走し掲示板率100%の惜しいレースを連発。
良い予感ともどかしい思いが半々くらいの流れのなかでハービンジャー産駒得意の北海道開催に挑んで、2走目となった3歳6月24日、函館芝2000mで好調佐々木騎手と共に待望の勝ち上がりを決めましたポーレット。
初勝利後、昇級初戦こそ札幌で芝2000を走り3着に入ったのですが、結果的にこれが最後の掲示板になってしまいました。
福島、中京、函館、札幌で計6戦。
ダートへのチャレンジもしながら頑張ってくれたんですけどね…
調教での動きへの評価は悪くない印象であったものの、それがなかなかレースでは発揮できずにいるなかでの決断となりました。
早かったですね。
まだ4歳の夏なので、もう少し試行錯誤を続けながら粘ってくれるかなと思っていました。
牧場系クラブの牝馬なので、勝ち上がりを決めるくらいの結果を出せた時点である程度早期の繁殖入りも視野に入っていたのかもしれません。
思い返すと出資馬ナンナが地方転籍した際も「○戦以内に結果が出なければファンド解散とします」って事前に宣言された上で地方挑戦していましたし、ワラウカド、デビューまではどちらかと言うとゆっくりなことが話題になることの方が多いクラブという印象ですが、残念ながら今は未勝利馬が多めで気付きにくいですがこういう引き際に関しては判断が早いクラブなのかもしれませんね。
第二の馬生での活躍も楽しみにしています!
ワラウカド出資馬はこれで3歳未勝利馬サクソフィーナを残すのみ。
ここ2年のワラウカドでは「現役出資馬が好結果を残してくれたら新しい出資をする、そうならなかったら見送り」という自分ルールで出資していて、ポーレットが勝ち上がったのでサクソフィーナに出資し、その後ワラウカド出資馬の勝利がなかったので2022年産駒への出資は見送りました。
その自分ルールに従うと今年も見送りなんですが、サクソフィーナが勝ち上がってくれないと出資馬がいなくなるということに。
ポーレットがまだ4歳だしもう1年残ってくれるのではと思っていたんですけどねー…
悩みが増えることになりましたが…それは追々考えるとしてとりあえず今はポーレット。
競馬始めた年にモズカッチャン、ペルシアンナイト、ディアドラがG1を制し一番好きな種牡馬になったハービンジャーの産駒で、一口でも4世代連続でハービンジャー産駒に出資していましたが、このポーレットはそのなかで初めてJRAでの勝利を挙げてくれた思い出の1頭。
母になるようですので、最近生産馬を結構セリに出しがちなパカパカファームの方針的にその仔に出資できるかどうかはわかりませんが、元気で強い仔を産んで長く活躍してくれるよう願っております。
約3年ほどと思っていたより短い期間になってしまいましたが、ありがとうポーレット!
お疲れ様ポーレット!
まずはゆっくり休んで疲れをとってください。
※出資馬画像は櫂さんとsee_taka_racingさん、情報はクラブホームページ(https://www.waraukado.club/)より。
許可をいただき掲載しています。