YGG出資3歳馬でリアルスティールの初年度産駒、シンラバンショウの20ことオールスティール、通算2戦目を終えて最新の近況が更新されていました。
早速確認してみましょう。
オールスティール
3歳 牡馬
リアルスティール×シンラバンショウ
(シンラバンショウの20)
栗東)高橋康之厩舎
川上牧場生産
リアルスティール初年度産駒!
この世代唯一の中央出資牡馬!
2023/04/28 更新情報
三重県の名張ホースランドパーク内きおりステーブルにて放牧中です。
高橋調教師コメント
「今朝牧場であまり歩様が良くなくて、曲げると痛がるそうなんですね。
それで向こうの獣医にレントゲンを撮ってもらったんですが、ちょっと怪しい骨膜の線がありました。
それでトレセンの診療所で、放牧に出す前に撮ったレントゲンをもう一度精査してもらったんですが、角度によっては見舞金対象になるような骨折線が無きにしもあらずかなという話しになっていまして、今日はまだ運動もしない方が良いような歩様の悪さになっているので、撮り直すのであれば一旦トレセンに戻してトレセンの診療所で診てもらう形になります。
撮り直さないのであれば、ちゃんと線が見えている訳ではないんですが、放牧前に撮ったレントゲン画像を見直す形で3ヶ月の見舞金対象にする事も可能という事でした。
ちょっと原因もはっきりしないですし、見舞金が6ヶ月になる可能性もありますので、一旦トレセンに戻して再検査してもらう方向で考えています。
ただ、すぐに馬運車で移動出来る状態かどうかという事もあるので、昨日までは普通に乗れてたそうなんですが、今日になって急に歩様が悪くなってしまって、脚を曲げるだけでも凄い痛がっているようなので、移動出来るのかどうかも含めて、トレセンの診療所と牧場の方と改めて話しをしてみようと思います」
2023/05/03 更新情報
3日に栗東・高橋康之厩舎に帰厩しました。
今回の検査の結果を受けまして今後について関係者間で協議を行いましたが、治療期間を考えますと未勝利期間中に復帰出来る可能性がある事と、休養による見舞金を受給出来る事から、骨片除去手術を行う方向で進めさせて頂く事になりました。
高橋調教師コメント
「今日トレセンに移動してレントゲン検査を行いましたが、中間手根骨に少し剥がれている部分が見受けられました。
競馬に使っていく事を考えると取り除いた方が良いそうです。
今の所歩様はそれほど悪くありません。
見舞金は骨折3ヶ月になるとの事です。
術後は恐らく6ヶ月はかからず、早ければ3、4ヶ月で復帰出来るんじゃないかと思いますのでギリギリ間に合うかどうかという所だと思います。
5月10日に予約が取れましたので、その日に手術を行う予定です。
一旦島上牧場に移動させまして、手術前日にトレセンに帰厩する段取りになっています」
2023/05/05 更新情報
3日に栗東トレセン近郊の島上牧場に放牧に出ました。
クロキリの一言
2022年8月31日のゲート試験合格直後に残念ながら左前の橈骨遠位端の骨折が発見され、9月15日クリーニングも兼ねて手術。
復帰して3月19日、待望のデビュー戦を勝ち馬ソーダズリングから2.6秒差の14着という結果で終え、一度は続戦の方針が示されましたがリフレッシュのために一旦短期放牧に。
4月16日、中3週で通算2走目に挑みスタートは良い感じでしたが、前に行けるほど行き脚がつくわけではなく後方からになり、終盤も沈みはしないもののポジションを上げていけるほどでも無い、という感じのままゴールを迎え、13着という結果となりましたオールスティール。
レース後にもレントゲンを撮ったりして不安視されていた脚元ですが、残念ながら中間手根骨に剥離骨折が見つかってしまいました。
いや、早期で見つけられた分不幸中の幸いなんですかね…
しかし残念です。
最短の8月頭で復帰できればチャンスはまだあるということで、ファンド解散はせずラスト1-2走での勝ち上がりを目指す選択。
YGGですから、まぁこれはそうだろうなというところ。
仮にそこでダメでも数回地方のダートも試してみて、いけそうならそっちで経験と勝ち星を積んでからの中央復帰を…くらいの考えはありそうですね。
ここまでも力負けでの敗戦というよりは幼さや経験不足、気性面に原因があって、という感じのレース結果でしたので、少ないチャンスでも変わり身の可能性は充分あるはず。
オールスティールと関係者の方々を信じて、復帰とその後の活躍を楽しみに待ちたいと思います!
※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。