一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

残念ながら骨折…豪共有2歳馬ブライニクル近況(2021/11/09)

オーストラリア初共有馬シェイラライズド19ことBRINICLE (ブライニクル)、最新近況レポートが9日、更新されました。

残念ながらアクシデントがあったとのこと…早速確認してみましょう。

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BRINICLE(ブライニクル)

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Brinicle。Rising Sun Syndicate様より。許可をいただき掲載しております。

2歳 牡馬
フォックスウェッジ×シェイラライズド
(シェイラライズドの2019。2番仔)
アーロン・パーセル厩舎

初のオーストラリア共有馬!
オーストラリアでG1を勝ち、産駒からもG1ウイナーが出ているフォックスウェッジ産駒!

更新情報

いつもお世話になっております。

本馬は木曜日15−15の調教後に左前脚に若干の歩様の乱れが確認されました。

当初は蹄に熱感があり蹄の痛みとの判断で、大きな問題ではないと思われたため、週末の間は経過を観察しておりました。

日曜日に弊社スタッフが状態の確認のために視察を行った際にも歩様に若干の乱れが確認されており、月曜日には蹄の熱感は引いたものの引き続き歩様に乱れを確認、原因が膝の痛みである可能性が出てきたため午後に獣医による診察を行いました。

検査時の跛行レベルは5段階のうち3段階目、触診では膝の手根間関節に浸出液が確認されました。

膝を屈曲させる際にも反応があったため、獣医師の判断でレントゲン撮影を行い、第3手根骨の亀裂骨折と診断されました。

幸いにも早期に発見し、運動を中止していたため骨折としては軽症という診断でした。

ここまで脚元に全く不安を見せておらず、早期デビューに向けて順調に調教を積んでいただけに、とても残念ではありますが、休養を行い骨折箇所の改善を図る必要があります。

獣医師からは膝の骨折箇所をスクリューで固定をする手術を行うという選択肢もあると提示されておりますが、骨折の程度が比較的軽度である事、自然治癒が可能である事から現在は行わない方向で経過を観察する予定です。

今後の治療方法については、複数の獣医師と相談しながら今後の対応を検討していきますが骨折箇所に負担をかけないように、まずは約6週間の馬房内での舎飼、その後、経過が良好な場合は小さな放牧地へと移動して引き続き休養を続けることとなります。

休養期間については経過をみながらとなりますが、調教復帰まで3ヶ月ほど、全治までは6ヶ月ほど掛かるとの診断を獣医師からはされております。

気性が前向きな馬にみられる怪我で、一生懸命に走ろうとするあまりに膝への負担がかかってしまったのかもしれませんが、幸い同じようなケースの骨折からは完治し復帰し勝ち上がっている事例は多くあり、完治すれば予後は良好で競走能力にも支障はありません。

ここまでとても順調に来ており2歳戦でのデビューが見えてきていただけに、デビューが遅れる事となりとても残念ではあります。

しかしながら厩舎での評価は高く、まだまだ先のある馬ですので、しっかりと故障箇所を治し3歳戦で活躍してもらえればと思います。

※固定預託料について
手術をすることになった場合は現時点では固定預託料内から捻出可能となる見通しです。

また、手術を行わなかった場合には故障による休養期間中は固定預託料の値下げを行う予定です。

預託料の金額についての詳細は今後の治療方針が決まりましたらお知らせいたします。

また撮影時点では蹄の痛みで軽症という判断だったため怪我については語っておりませんが、調教師のブライニクル評の動画を添付いたします。

残念ながら早期デビューは断念することとなりましたが、調教師のアーロン・パーセル師は自身の管理馬でも冷静に客観的評価をくだすタイプなので、この動画からも期待度の高さが伺えると思います。

ブライニクル 近況レポート 21/11/8 - YouTube

クロキリ感想

怪我無く順調にいってくれれば…と言っていた矢先に、残念ながら故障が判明してしまいました…

不幸中の幸いで予後不良とかそこまでのものではないようですが、復帰まで半年ほどかかりそうという骨折…

デビューも目前かなと思われていたタイミングだけに本当に残念ですね。

誰が悪いというわけでもなく仕方ないことだとは承知していますが、今はただただテンションが下がっています。

競走能力には影響無さそうとのことですが、早期から活躍できそうと言われていた馬が2歳の後半6ヶ月をリハビリですごすことになってしまうわけですからね…

また、大きな怪我をすると痛い部分を庇う動きを馬が覚えてしまってバランスが崩れてしまうこともあると聞きます。
出来るだけ後遺症と言いますか、影響が残らないよう祈りたいです。

現在私のオーストラリア共有馬はこの仔1頭ですから、このアクシデントで私としましてもオーストラリア競馬デビューと共有馬主としてのデビューが半年ほど遠のいてしまったことに。

本当に本当に残念ですが、今はブライニクルの一日も早い快復を願うことしかできません。

普段寡黙な性格だというパーセル調教師が評価してくださっている能力と才能を信じ、また元気に走る姿を見せてくれる日を楽しみに待ちたいと思います。

早くよくなりますように!


※画像・コメントはRising Sun Syndicate(https://www.risingsunsyndicate.com/)さんより。
許可をいただき掲載しております。