キャロット初出資馬サダムグランジュテの2019ことグランパドゥシャ、初ダートにチャレンジしたレースを終えて最新の近況が更新されていました。
早速内容を見てみましょう。
グランパドゥシャ
3歳牝馬
キンシャサノキセキ×サダムグランジュテ
(サダムグランジュテの2019)
白老ファーム産
関東)小西一男厩舎
出資馬初の白老ファーム生産馬!
2022/07/09 レース結果
9日の福島競馬ではまずまずのスタートを切り促しながら好位につける。
手ごたえ良く直線へ向かえたかに思えたが、いざ追われると前へと迫ることはできず7着。
小西調教師コメント
「心配していた初ダートに関しては、砂をかぶっても怯むことなく、むしろ向かっていけていたので大丈夫でしたね。
ただし、最後は余力がなくなってしまいました。
正直、レースへ向かう際の精神状態があまり良くなく、馬場へ入るまでに膠着したり、バタバタしてしまったりとレースへ向けて集中できていませんでした。
勝負どころを立ち回るときの感じは良くなかったものの4コーナーでは外へ逃げ気味になっていましたし、体力的なことももちろんあるでしょうけれども、特に精神面を中心として消耗が影響して最後の伸びを鈍らせているような印象です。
4月以来の実戦でも調教の動きは決して悪くなかっただけに悩ましいです。
思うような結果を出すことができず申し訳ございません」
クラブコメント
気性的に危ういところがあるだけに初めてのダートにどこまで対応できるか不安に思うところも正直にある中での一戦でした。
ダートに関しては概ね問題なくこなしてくれたように思いましたし、勝負どころの手応えの良さからもしかしたらと思わせるほどでしたが、残念ながら直線では余力がなくなってしまい、やはり久々ということも大きかったのではないでしょうか。
結果は最良のものではないものの、ここを使えたことで変わってきそうにも思えましたので、残りのチャンスはわずかになりますが何とかいい結果を残すことができればと願っています。
基本的には一度放牧に出して次走に備えることになるかと思いますが、まずは状態を見てから判断していきます。
クロキリの一言
骨片除去手術による治療・療養期間からの復帰戦だった前走から中10週、過去最大体重である436㎏でのぞんだ初ダートの1戦でしたが、一変!というわけにはいきませんでした。
気性面に課題のある仔なだけにダートは最初からやる気をなくしてレースにならない可能性すら覚悟していたのですが、小西先生のコメントやクラブ更新にもあるようにその点に関しては特に問題なくクリアしてくれましたね。
直線入るくらいまではもしかして勝ちもあるのではと期待したのですが、そこから残念ながら伸びませんでした。
この時期の3歳未勝利戦ですからせめて5着に入って次走優先権をとってくれたらかなり良かったんですがそれも叶わず。
5着馬との着差は0.2秒。
大きな0.2秒でしたね。
続戦してもなかなか出走はできないでしょうし、そもそも馬体的にもタフなタイプではないようですからこのあとは一度放牧を挟む方針とのこと。
チャンスはあと1戦か、多くても2戦というところでしょうか。
勝ち上がりへ向けかなり厳しい状況になりましたが、今回ダートもある程度こなしてくれたということでその選択肢が増えたという点は今後へ向けて良い収穫でしたよね。
今回が中10週、その前も8ヵ月ぶりと間隔がかなりあいていたので次走は更にレース慣れした姿を見せてくれるであろうと期待しつつ、引き続き全力応援したいと思います。
とりあえずお疲れ様グランパドゥシャ!
次回更新も楽しみです。
※画像・コメントはキャロットクラブ様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。