この世代のキャロット唯一の出資馬ピースエンブレムの20ことブルーペクトライト、転厩後6戦目、通算20走目となるレースを終えて最新の近況が更新されていました。
早速内容を見てみましょう。
ブルーペクトライト

5歳牝馬 中央2勝
サトノダイヤモンド×ピースエンブレム
(ピースエンブレムの20)
ノーザンファーム産
関西)池添学厩舎→関西)宮地貴稔厩舎
サトノダイヤモンド初年度産駒!
キャロット出資2世代目にして初の勝ち上がり!
25/4/27 レース結果
27日の京都競馬では、まずまずのスタートから鞍上が押して中団内目を追走。
直線はそのまま内を突いて脚を伸ばそうとするも、上位までは迫ることができず8着。
M.デムーロ騎手コメント
「最初の1、2コーナーでは思ったよりハミを取って進んでいったのですが、向こう正面に入ると気が抜けるような感じになってしまいましたね…。
それでも最後まで頑張ってくれているのですが、ペースが速くなかったこともあり、前の馬たちも止まりませんでした。
気持ちの難しい馬なのは分かっているのですが、いい結果を出せず申し訳ありません」
宮地調教師コメント
「今日は申し訳ありませんでした。
除外でスライドとなりましたが、変わらずいい状態で送り出すことができたと思います。
輸送の影響もあってか、前走は気持ちが走るほうへ向いていなかったので、今回はいかにこの馬のやる気スイッチを入れられるかでしたが、そこは乗り慣れたジョッキーに期待していました。
ただ、所々で気を抜くような感じで、ちょっと難しい面が出てしまいましたね…。
それでもまったくハミを取らなかった前走に比べるとまだ前進はあったと思いますから、次はさらに上を目指せるように頑張りたいです。
この後はいったんリフレッシュ放牧を挟む予定です」
クラブコメント
除外で延びた後も順調に来ていたのですが、いざレースに行くと走りに集中していないような感じで、上位に食い込むことができずに終わってしまいました。
結果は残念なものでしたが、諸々が噛み合えさえすればこのクラスでもやれる力はあるはずなので、クラス慣れしつつ前進を期待したいと思います。
この後はいったん放牧に出る予定です。
クロキリの一言
8月13日に札幌の1500でデビューし7着。
そこから4月下旬までに芝の中距離で3走、残念ながら8着内にも入れないレースが続きましたが、6月25日、函館遠征&ブリンカー装着にダート替わりで臨んだ1戦で見事な走りを披露、初勝利を挙げましたブルーペクトライト。
勝ち上がり後は調教では良い動きを見せていて、レースではそれを発揮させるために鞍上や馬具を変えたり遠征を試みたり芝に戻してみたりと試行錯誤されていたのですが、勝ち馬から0.5秒差の2着に入ったレースが1つあるのみであとは掲示板にも届かない結果が続いていました。
苦戦が続くなか4歳の10月半ばに転厩が発表され、翌週には早速新規開業の宮地先生のもとに。
Cデムーロ騎手と挑んだ転厩初戦こそ振るいませんでしたが、鞍上が兄Mデムーロ騎手になってからは手も合っているのか上位で安定。
2月22日に年明け最初、転厩後4戦目のレースとしてダート1800に挑み、先行集団の一角から最後に抜け出していく素晴らしい競馬で見事2勝クラス昇級を決めました。
昇級初戦となった前走は乗り替わり&初の関東遠征で中山競馬場に登場したものの外枠、遠征、乗り替わり、昇級初戦と様々な要因が重なり10着。
残念な結果となりましたが力を出し切れなかった分ダメージも少なかったようで、そのまま在厩で調整されてMデムーロ騎手とともに20日の阪神にやってきました。
内枠から好スタートを切りましたが、前に出ていけるほどの加速は見せられず中団から。
キックバックを嫌がったのか初挑戦の阪神が気に入らなかったのかわかりませんが、デムーロ騎手によると道中気が抜けるようなところもあったようですね。
直線に入ると置いて行かれないくらいの脚は見せていたので完全にレースをやめてしまっていたとか、バテていたとかそういうことは無さそうでしたが、ともかく見どころという意味ではあまり芳しくない一戦となってしまいました。
クラブコメントを見る限りではもう少しじっくり様子を見てくれるようなので是非もうひとつ結果を残してもらいたいですし、ハマればその可能性は充分ある仔だと思いますので次走以降に期待ですね。
リフレッシュ後の活躍を楽しみに待ちたいと思います。
とりあえずお疲れ様ブルーペクトライト!
※画像・コメントはキャロットクラブ様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。