どうも、クロキリです。
今回は書籍紹介。
これを読んで第2のアーモンドアイを発掘したい!
治郎丸敬之さんの「馬体は語る」です。
しかしあれだけ勝って当たり前な雰囲気のなかでドバイターフのアーモンドアイ、凄かったですね。
ただ、最後は思ったより突き抜けなかった気もします。
余計な負荷をかけない選択だったのか、アーモンドアイ自身が勝ちを確信したのか。
なんにせよ出資者の皆さん、関係者の方々優勝おめでとうございます!
次走も楽しみにしています!
さてさて今回紹介させていただく本は治郎丸敬之さんの「馬体は語る」。
競馬関連本の中でもありそうで意外とないジャンルである馬体の見方についての本です。
一時期よく売れていたようなのでお持ちの方も多いのではないでしょうか?
私も少し前に買っていたのですが、友人に貸していたらなかなか帰ってこずこのタイミングで記事にすることに(笑)
それではいってみましょう。
一口馬主DBさん監修
著者の治郎丸敬之さんは競馬雑誌ROUNDERSの編集長をつとめられている他、一口馬主であれば殆どの方が利用したことがあるであろうサイト「一口馬主DB」さんで馬体コラムを書かれている方です。
この書籍はサイトの有料会員になると読めるコラムをまとめてくださっているもの。
なので既にサイトで見たことがあるという方にとっては見覚えのある内容もあるかと思われます。
しかしこういう読み物は個人的に紙の本で持っている方が好きなので、私はしっかり購入。
紙の方が図や説明がわかりやすいような気がするのですが、こうして紙の本に拘るのは年齢のせいですかね(^^;
内容は一口馬主、POG向け
一口馬主のサイトでの連載をまとめているだけあって、内容は一口馬主やPOGをやる方向けになっています。
パドックでの馬の見方について書かれた本やサイトはよく見かけますがこの切り口で、しかも雑誌や書籍の1コーナーではなく1冊まるごとというのはかなり珍しいのではないでしょうか?
少なくとも私は初めて出会いました。
基本的なパーツの見方から主な種牡馬ごとの産駒特徴まで
本の前半では胸の深さや歩様を見る際のポイント、繋ぎの角度など各パーツについての基本的な見方が書かれています。
馬体の見方について書かれている本って写真にマルや線だけつけて「ここがこうなってるのが良い」とだけ書かれている本が多い印象なのですが、この本は図を用いて、良いと言われている例とその反対の例をそれぞれ示してくれているのでとてもわかりやすく、勉強になりました。
後半は主な種牡馬10頭とその産駒をカラー写真付きで取り上げ、産駒の特徴や馬体を見る際のポイントをまとめています。
アーモンドアイのライバルとして牝馬クラシックを盛り上げ、先月の中山記念でも好走を見せたオルフェーヴル産駒のラッキーライラックや、本日の大阪杯に出走するハービンジャー産駒ペルシアンナイトらが取り上げられていて、このコーナーだけでも見応え充分。
もうすぐ始まる今年の1歳馬募集や、POG新シーズンに向けて頼もしい1冊になってくれると思います。
まとめ
・馬体は語る-最高に走るサラブレッドの見つけ方-
・著者 治郎丸敬之
・編集/共著 競馬道OnLine編集部
・監修 一口馬主DB
・初版 2018年5月
・発行 オーイズミ・アミュージオ
・発売 主婦の友社
・頁数 253ページ
・定価 1750円+税
・ジャンル 馬関連本(馬体の見方)
・クロキリのオススメ度★★★★★
一口馬主やPOGをやる方がメインターゲット。
図や写真も多く競馬初心者からでもわかりやすいようにまとめられており、馬体のことを勉強してみたいなと考えている方に自信を持って紹介できる一冊。