一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

【お題投稿】一口馬主の迷いと決断

どうもクロキリです。

今回は初めての試み、はてなさんのお題をネタに記事を書いてみたいと思います。

テーマは「迷いと決断」
私も30代半ばを迎えまして、就職や転職、結婚、マンションの購入などそれなりに色々なことを経験してその都度迷いと決断を繰り返してきましたが、このブログは一口馬主ブログ。

ここは「一口馬主における迷いと決断について」というテーマで書いてみようと思います。

一口馬主とは

ご存知ない方もいるかと思いますので一口馬主というものを簡単に説明しますと、競馬場で走っている競走馬の購入費用や餌代、調教師の先生に預かっていただく為の預託料を複数人で分割して負担し、その代わりにその馬がレースを走って得てきた賞金を貰うことが出来る、という制度です。

通常JRAの馬主に個人でなろうと思うと1000万円を超える年収がないといけない等厳しい条件がありますが、この制度では馬主資格を持つクラブ法人に出資するという形ですので誰でも馬主気分を味わうことができます。

あくまでも出資である為、競馬場の馬主席には基本的に入れなかったり、レースの選択や騎手選びは出来ない、引退のタイミング決めもクラブや調教師の先生、牧場次第になるなど本物の馬主とは違う部分も多くありますが、出資者になれば馬名を決めるチャンスがあったり、レースに勝った時の記念写真撮影(口取り式)に関係者として参加できるなど競馬ファンであればたまらない体験ができるので人気があります。

まずはクラブ選び

一口馬主になるためには、前述したクラブ法人に入会する必要があります。

現在一口馬主のクラブはなんと20個以上存在していて、どのクラブに入るかという点で最初の迷いと決断があります。

それぞれのクラブごとに1頭の馬を何口で割って募集しているかや、募集馬を主にどこの牧場から仕入れてくるか、月会費の額、会員特典など様々な違いがあり、かなり迷うところです。

複数クラブを掛け持ちする人も多く、先日私が個人的にアンケートをとった際には実に7割以上の方が2つ以上のクラブに入会しているという結果が出ました。

次に出資する馬選び

クラブが決まったら、次はいよいよ出資する馬選び。

多くのクラブでは1歳の仔馬数十頭が夏から秋にかけて募集されます。
例えば私の入っているシルクHCでは1世代だいたい70頭ほどの馬から選ぶことができ、立ち写真や両親・兄や姉、生産牧場、預かってくださる調教師の先生、価格などからどの馬に出資するか決めていきます。

ただ、皆が欲しい馬にすんなり出資出来れば良いのですが、人気クラブの人気馬になると募集口数の何倍もの応募があるため、抽選が発生し希望通りに出資できないケースも頻繁に起こります。

そうしたクラブでは1人1票使える「抽選優先権」制度や、母に出資していたらその子どもにも優先的に出資できる「母馬優先権」制度など様々な抽選制度が導入されていて、それらの権利をどの馬に行使するか、クラブの中間票数発表やネット上の掲示板の書き込みなどから票読みをして考えていく必要があるのです。

1頭の馬に出資したらクラブを退会しない限りその馬の引退(早ければ3歳、多くは6歳前後)まで数年間付き合っていくことになります。

出資した馬が賞金を稼げなければ出資金や餌代で払ったお金は戻ってきませんし、逆に強い馬に出資出来れば大幅な黒字になることもありますので、この決断は軽々しく下せるものでは決してありません。

しかしこの迷いの時間が、一口馬主の楽しみの1つであるとも言えます。

決断のその後

多くの迷いの中から決断を下し、仔馬の出資者になることができたら今度はその馬のデビューを待つことになります。

競走馬のデビューは2歳の6月からですので、多くの場合出資確定から1年ほどはクラブから配信される近況コメントを読んで愛馬の成長や調教の進み具合に一喜一憂したり、北海道の牧場に会いに行ったりして過ごします。

私も先日初めて牧場まで愛馬に会いに行ってきましたが、競馬場ではあり得ない距離感で触れ合うことができたり普段の様子などを聞くことができて感激!
本当に可愛く、ますます愛着がわきました。

そのようにして約1年間見守ってきた愛馬がデビューする日というのは、一口馬主にとって最も素晴らしい日の1つ。
その上先頭でゴールなどということになればその日はお祝いです。

40口割のクラブの馬では過去に1口あたり数千万円の賞金を稼いだ馬なども実際におり、そこまでくると人生が変わるような夢のある話ですよね。

多くの一口馬主はそんな夢もこっそり見つつ、可愛い愛馬の健康と健闘を祈り、数年後無事に競争生活を終え、できれば後世に名前と血を残していけることを望みながら今日も愛馬を応援しているのです。

今回のまとめ

一口馬主の迷いと決断というテーマで書いてみました。

殆ど一口馬主の紹介記事のようになったということは、迷いと決断と言うものは一口馬主そのものと言っても過言ではないほど一口馬主にとって身近なものということではないでしょうか。

もうすぐ6月。
一部のクラブでは既に今年の仔馬の募集が始まっています。
また今年も多くの一口馬主が迷い、大きな決断をくだすことになるのでしょう。

#「迷い」と「決断」

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