一口馬主クロキリ

2019年2月より毎日更新中!一口馬主クロキリによるクラブライフブログ。2021年8月 オーストラリアにて共有馬主始めました!

【初心者さんにもおすすめ】一口馬主の超小口3クラブを比較!入会金/会費/成績など(2022/01)

一口馬主を始める方や、ノーザン系クラブをメインにしていて新しくサブクラブを探す方が一度はチェックすると思われる小口クラブ。

今回はその中でも特に小口の3クラブ、広尾さん・YGGさん・DMMさんを私なりに比較してみたいと思います。



今回比較する3クラブ

・広尾TC:代表馬…パンサラッサ、ハナズレジェンド、バスラットレオン等
・DMMバヌーシー:代表馬…ラヴズオンリーユー、キタノコマンドール、ディープモンスター等
・YGGオーナーズクラブ:代表馬…ブルーコンコルド、ドライスタウト、ニーズヘッグ等

3つとも主にセリなどで仕入れた馬を募集するバイヤー系クラブです。

口数

・DMM→10000口 ※2019年募集馬より2000口募集に変更
・広尾→2000-4000口
・YGG→500-1000口

まず口数から。
1000口以上の数で売っている一口クラブは私の知る限り2021年5月現在この3つとノルマンディーさんのスターズファンドのみ。

YGGに関しては2019年の2歳世代から1000口統一になっています。
結構頻繁に口数を変えているクラブであるようですが、2019年産世代も1000口募集が確定しました(2020年産駒は募集総額1000万未満の募集馬を500口、1000万以上が1000口に)

小口であればあるほど同じレースを勝った時の賞金配当は少なくなってきます。
その分毎月かかる餌代や預託料も少なくなりますが、そのバランスをどこでとるかがポイントでしょう。

因みに広尾・DMMで中央の新馬戦を勝った時の一口あたりの賞金配当は約3000円(2000口の場合)
YGGは6000円前後(1000口・中央)になります。

入会金

・DMM→0円
・広尾→0円
・YGG→10000円
2019年度募集より無料化!

YGGだけ1万円かかっていましたが、2019年度から無料になりました。
とはいえ無料のクラブの方が珍しくて、税抜1万-3万円かかるクラブが殆どです。

入会金無料キャンペーンをやってくれるクラブも多いのでタイミングが合うようなら積極的に狙うべきかと思いますが、当然のことながらシルクやキャロットのように既に会員数が多いクラブでは行われることはほぼ無いかと思われます。

月会費

・DMM→0円 ※2019年募集馬より一口あたり750円(上限3000円)に
・広尾→3300円
・YGG→最大3300円(4口以上出資の場合)

毎月かかる会費です。

広尾さんでは独自のポイント還元システムがあり、ある程度出資するとポイント還元で実質の会費がほぼなくなるようです。

YGGは3300円でしたが2021年度募集世代から1口出資で825円、2口で1650円、3口2475円、4口以上3300円の変動制に変わりました。

DMMでは前述した通り会費が最初から馬代に含まれて計算されているため、多くの馬に出資したり複数口出資すればするほど(ほんの少しの割引はありますが)会費がかかってしまうシステムとなっており、このクラブの少し残念な点となっています。
→2019年度からの改革により改善されました!
www.g1-kurokiri.com

預託厩舎

1位:DMM
2位:広尾
3位:YGG

預託厩舎の比較です。
それぞれ相性などもあると思いますので順位付けに異論がある方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は各クラブの近年預託数が多かった厩舎上位3つをリーディング成績順にならべました。

DMMでは池江厩舎や矢作厩舎などビッグネームが並びます。
厩舎の顔ぶれだけ見ればノーザン系クラブと比べても遜色ないほどです。

2018年産世代勝ち上がり率

1位:DMM
2位:広尾
3位:YGG

2018年産世代の勝ち上がり率順にならべました(2022/01現在)
どのクラブもこの世代はそんなに募集頭数がいない為、1頭の違いで大きく数字が変わってしまいますがこの世代はとりあえずこんな感じ。

DMMは3割を超えており、4割超えの社台系クラブには敵いませんが全クラブのなかでも上位に入ります。

直近5世代の勝ち上がり率

1位:DMM
2位:広尾
3位:YGG

今度は直近5世代の勝ち上がり率です。

DMMはまだ5世代分ありませんが5割を超えておりかなり優秀な部類。
YGGもリニューアル後まだ5世代未満で、こちらは前身の冠名ブルー時代を含みます。

YGG低く見えますが、2021年より募集開始した地方所属馬が好調でクラブとしてもそこを推していこうとしている感じがありますね。

平均募集総額(高い順)

1位:DMM
2位:広尾
3位:YGG

血統や預託厩舎のラインナップがDMMは非常に良いため募集総額も高くなっています。

ただ2000口への移行によりセリなどでの高額落札が少なくなっているようですので、今後もう少し下がってくる可能性はあるかもしれません。

またYGGの平均募集額はもともと安い部類ですが、2018年産世代は価格高騰をうけてか前年よりセリで落札した募集馬の数が減っていて庭先や自家生産からの募集が増えていました。

こちらも今後変化が出てくるかもしれませんね。

DMMまとめ

ここまでの比較には出てきていませんが、動画コンテンツの質や写真の量ではこの3クラブではDMMが最も良いと思います。
知っている限りでは3クラブどころか全クラブのなかでもトップかもしれません。

YouTubeにも牧場紹介動画等が1部公開されていますので気になる方は見てみてください。

色々改革が行われている最中であり今後どうなっていくかわからない部分も多いですが、この点は是非継続してほしい点ですね。

更新頻度自体もトップクラスです。

血統や預託厩舎の質は抜群
この質が今後もキープできるならどんどん重賞などでも名前を見るクラブになっていくと思われます。

個人的に勝負服も結構好きです。

コロナに関係なく、牧場見学サービスをやっていないのはちょっと残念なところ。

広尾まとめ

月会費のかかる広尾ですが、出資口数等に応じてポイント還元率が上がっていくマイレージプランなるシステムを採用しているそうで、最大になると会費は実質0円というところまで行けるようです。

募集口数が細かく、募集総額も安め、無料提供馬などの試みも導入されており、勝ち上がり率は今のところそれほど高くないもののとにかく安く複数の馬を持ちたいという目的でクラブ探しをするなら有力候補になるのではないでしょうか。

ブログ仲間やYouTube等をみていてもクラブのコアなファンが多いように感じられます。

YGGまとめ

DMM、広尾に比べ最も幅広く色々な牧場から馬を仕入れているのはこのYGG。

3クラブで1番大口となる1000口募集ながら、募集総額は3クラブで一番抑えられている為比較的安価での出資ができ、賞金配当もそこそこ期待できるバランスの良さが魅力ですね。

2020年産世代から1口600円だった毎月の維持費も実費制にかわり、さらに出資しやすくなりました。

新種牡馬産駒を多くラインナップに加えたり、YouTubeチャンネルの創設をして元ジョッキーに出演してもらうなど新しいことに積極的にチャレンジしています。

2019年産駒からは地方デビュー馬の募集も始まり、地方個人馬主さん向けの地方オーナーズもあります。

2020年産駒の一次募集では中央と地方がなんと同じ頭数募集!
2021年11月現在地方馬の勝ち上がり率も高く、力が入っている様子です。

Twitterのクラブ公式アカウントさんが最も活発なのもここで、セリの前には落札を試みてほしい血統(種牡馬)アンケートが実施されたり、特定の母馬に種付けしたい種牡馬アンケートをとってくれたりしています。

今回のまとめ

超小口クラブ3つを比較してみました。

私はDMMで一口デビュー。
2019年からYGGにも入会しています。

皆様のクラブ選びにも何か参考になりましたら幸いです!


※クラブ成績等は複数のサイトやアプリ等の情報を検索し参考にさせていただき比較しました。
個別での使用許可はいただいていない為具体的な数字の記載は避けましたが、それでも問題がありましたら該当部分の修正をさせていただきますのでお手数おかけしますが問い合わせフォーム等より一報お願いします。

また、サービス情報や会費、キャンペーン情報に関しましても変更や間違いがある可能性があります。
興味がある方は各クラブホームページ等で改めて確認してみてください。